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仙骨と私

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仙骨まつり、というイベントを開催するに当たって、Facebookでシリーズものとしてアップしていた仙骨の話です。主に私自身の仙骨にまつわる体験、考察など。 未完ですが記録のため…
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仙骨と私 その22

仙骨と私 その22

自己肯定感、という言葉がある。先日もセッションでその話題になったのだけど、

一つ前の話で書いたように、頭の世界というのはどこまで行っても相対だ。

つまり頭の世界に住んでいる限り、自己肯定感(のようなもの)は常にグラグラの危ういものになってしまう。

美貌でも能力でも体力でも社会的地位でも稼げる金でも何でもいい。何かを根拠に自分を肯定したところで、その根拠は明日には消え去るかもしれないし、そもそ

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仙骨と私 その21

仙骨と私 その21

学者の血筋に生まれた私は頭を使うことには長けていて、おまけに幼少期に感情と感覚を思いっきり押し殺した分、とにかく頭の世界をパンパンに膨らませて大きくなった。

手に入るありとあらゆる本は片っ端から読み尽くしたし、シャンプーのラベルや食品成分表示まで貪るように読んだ。文字は何よりおいしい栄養だった。

大人になってから知ったけど私の読み方はどうやら「速読」に該当するもののようで、物心ついた時には自然

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仙骨と私 その20

仙骨と私 その20

当時、例のヒーラーさんに、20歳の頃に突然ハートが開いた体験や、また仙骨から踊りが溢れた体験の話をすると、

「それは一時的なクンダリーニ上昇で、その体験そのものに意味はありません。派手な至福体験に気を取られず、日々の地味な積み重ねに目を向けてください」

という感じのわりと厳しい反応が返ってきた。何だよチッ、という気持ちになったけど、今ならヒーラーさんの言うことも分かる。

派手な体験は私にハー

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仙骨と私 その19

仙骨と私 その19

音楽をきっかけに不思議な体験をしたことは、実は20歳頃にもあった。

その時、私はイギリスにいて、ホテルのベッドの中でぼんやりCDを聴いていた。ある曲に差し掛かった時、この時もまた突然だった。

ハートが爆発したように開いてしまったのだ。

胸の真ん中から、体験したことのない、途方もなく甘い至福感が広がっていた。

それから数日、私は何をしていても道端のゴミを見てもちぎれそうなほど幸福で、私の世界

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仙骨と私 その18

仙骨と私 その18

ここでまた大幅に時を遡ると、幼少期の私の家庭環境はなかなかハードだった。

元々かなりの神経質な上に当時はアルコール依存だった父が、とにかくいつ爆発するか分からない。父は音や動きにものすごく敏感で、ちょっとした物音や気配にも反応するから油断ならない。

私は物心ついた時には、泣かないのはもちろん、歩くのも喋るのも静かにそろりそろり、なるべく存在を消して父を爆発させないように振る舞う子供になっていた

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仙骨と私 その17

仙骨と私 その17

圧倒的な喜びの奔流が仙骨から突き上げてきて、私は皿を放り投げ、水も流しっぱなしのまま、もう狂ったようにキッチンで踊りだした。

1ミリの迷いもなく次々と溢れだしてくる動きは、ベリーダンスのような部分もありつつベリーダンスとはまた違う、完全なる「私の踊り」だった。

床を叩き、転げ回り、止まらない動きにただただ突き動かされて、曲が終わると私は床に倒れ込んで号泣していた。

初めて自分の魂に出会った、

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仙骨と私 その16

仙骨と私 その16

何だかコツが分かった私は、ベリーダンスの決まった「型」のフィーリング、エネルギーの動かし方が掴めるようになっていった。

そうなると、手をこうして足をこうして、みたいなことより、型のフィーリング、エネルギーをそのままコピーする方が断然早くなる。

何せ、骨盤にしっかり意識が入ると、型のエネルギーと自分の生命エネルギーが一致して、動きが借り物ではない「自分の動き」になる。

自分の内側に存在している

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仙骨と私 その15

仙骨と私 その15

妊娠出産でしばらくお休みしていたベリーダンスに復帰した私は、初めて人前で踊る機会を得た。

自分で考えた振り付けでソロで踊ることにしたのだけど、リハーサルで他の生徒のみんなに囲まれて発表した時、頭が真っ白になってしまって、終わっても自分が何をしたのか、何一つ覚えていなかった。

続いて迎えた本番も、それはそれはひどいものだったと思う。幼稚園児のお遊戯の方がまだ可愛らしいだけマシだっただろう。

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仙骨と私 その14

仙骨と私 その14

歌いたい、が出てきた私はそれから大いに歌ったのだけど、それは一般的な、決まったメロディーと歌詞のある歌ではなかった。

仙骨から自然と湧いてくるものを声にすると、それはどこかの原始的な民族の民謡のような、不思議にエキゾチックで懐かしいメロディーになっていった。

全く頭で考えなくても、次々にメロディーが湧いてくる。最初からどこかに存在していたものが、ただ私の体を通って出てくるような感覚だった。

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仙骨と私 その13

仙骨と私 その13

自分が何をしたいのかさっぱり分からなかった私は、やりたいことを100個書き出すワークをしてみた。

大きいことから小さいことまで書き出してみて、まずは気軽にトライできる小さいことから、片っ端からやってみたんだけど、これが何をやっても全然楽しくなかった。

ひとっつも、本当に、楽しくなかったのだ。あんなに頑張って100個書いたのに。

全部嘘っぱちだった。どれもこれも、頭が考えた「こうしてみたら楽し

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仙骨と私 その12

仙骨と私 その12

もう、この部分の話には仙骨も出てこないし、長ったらしいから飛ばして先に進みたいんだけど、ここの説明をしないと次に繋がらないから仕方なく書くよ!みんなも仕方なく読んでね!w

さて、ヒーラーさんの指導に従ってハートの感覚を取り戻し始めた私は、自分の人生のカラクリに気付いてしまった。

心身を病み、どんどん不幸に陥り、もう死ぬしかないところまで行ったのは何故か?

愛されたかったから、だった。

全て

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仙骨と私 その11

仙骨と私 その11

すごい勢いで噴出してきたどす黒いものは、簡単に言うと「性への罪悪感」だ。自分の性エネルギーが、汚くて恥ずかしいものだという感覚。

私は全く自覚のないうちに世の中から、そして先祖代々からその感覚を受け取ってしまったようだった。

私は確かにそれまでも性を楽しんでいるつもりだったけど、それはハートと繋がっていなかった。性とハートが繋がることを、罪悪感が邪魔していたから、私のそれまでの性はどこか殺伐と

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仙骨と私 その10

仙骨と私 その10

その時の私、たぶん27歳ぐらい。

例のヒーラーさん絡みのエピソードで、もう一つ忘れられないものがある。

「性へのブロックがあるので、性器にヒーリングしてください。インナーチャイルドのために、性教育の絵本なんかも読んであげるといいですよ」

と言われたのだけど、私の反応は内心

「はぁ!?何言っちゃってんの?」だった。

私には何故か物心ついた頃から、自分が性というジャンルに関してリーダーシップ

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仙骨と私 その9

仙骨と私 その9

さて妊娠とともに骨盤動かしまくりライフが突然終わり、そこから怒涛の年子育児に突入してボロボロになった私は、ヒーラーさんの砂糖抜きの勧めによってひとまず最悪の状態を脱したわけだけど。。

砂糖抜きの効果はフィジカルな部分だけではなかった。

甘いものが食べたい、という衝動が絶え間なくやってくるわけだから、私はその衝動の正体と向き合わざるを得なくなった。

「私って寂しいんだろうな」「愛されたさをこじ

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