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第5の言語能力?! Iterationという能力とは(Reading , Listening , Speaking , Writing +α)

世界と戦える蛙、タタカエルことタタです。

今回は、Reading , Listening , Speaking , Writingのような言語能力の一つである「Iteration」という能力について話していきたいと思います。

実際にこの能力を実感することは少ないかもしれませんが、この能力はこれから注目を集めていく予定なので(僕の記事が注目されれば笑)触れておこうかなと。

すこし知識増やして一緒に蛙、大海を目指しましょう。では jump !!


Iterationの意味と能力

 まずiterationという英単語の意味から。

「反復、繰り返し」

そこから、
「聞いた言葉などを頭の中で反復できる能力」

としてiterationが定義されるようになりました。この能力は相手の言っていたことを一言一句真似る、反復できる能力です。




Iterationの能力がいつ使われているのか

まだiterationという能力にピンと来ていない方が多いかもしれません。それでは具体的にどのような場面でこの能力が使われるのか見ていきます。


想像してください。
あなたは今、多くの人が行き交う駅にいます。
関東圏の人なら新宿駅、関西圏の人なら大阪駅のように。


その駅の構内ですれ違った人が大きな声で話をしていて、その内容をあなたが聞いていた場面を思い浮かべてください。


そしてあなたと一緒にいた友達に「すれ違った人、なんて言ってた?」と聞かれたとします。


聞いた言語が日本語なら、一言一句すれ違った人が言っていた言葉を答えられると思います。


「渋谷駅広すぎて何が何だかわっかんねぇ~」って言ってたよと。


しかし英語の場合にどうなるか。これは実際に経験してみないと分からないかもしれませんが、なんと言っていたか一言一句真似て答えるのはめちゃめちゃ難しいです。


それってつまり、聞いた言葉を瞬時に覚えてディクテーションしているようなもの。英語の長い文を一回でディクテーションすることの難しさは、ディクテーションをやったことある人なら共感してくれるかと思います。


僕は実際にこのような経験があり、「これって言語の能力の一部なんじゃないか」と思い調べると「Iteration」という能力に行きつきました。



Iterationの能力は何と関係あるのか。

Iterationは、「自分の中で当たり前な表現がどのくらいあるか」に関係してると思います。

当たり前な表現とは、自分で喋ろうとするときに不自由なく頭に浮かぶ表現、とも言っていいかもしれません。


例えば、Something seems to be wrong with my Internet today.

という文が聞こえ、この英語聞き取れたとしましょう。そこまで難しい表現はないので聞き取れはすると思います。けど、これを聞いて瞬時に覚えて復唱するのは難しい。


あれ、「seems wrong だっけ?」とか「with the internetだっけ?」とか復唱しようとすると意外と覚えてないものです。


これは「seems to be 」「my internet」などの表現を聞いたあと、復唱(アウトプット)する際に、この表現が「当たり前」でないときちんと復唱できないのです。


Iterationの能力は、自分の中にどれだけ親しんだ表現があるかに関係してることになります。


なので日本語が母国語である私たちは先ほどの例


「渋谷駅広すぎて何が何だか分っかんねぇ~」


という表現を復唱できるのです。


「何が何だか」、「わっかんね~」という表現を日常生活で当たり前に使っているからです。日本語が母国語でない人は、「分かりません」、という日本語は親しみ深いかもしれませんが「分っかんね~」という言葉は当たり前の表現ではないと思うので、この言葉を復唱できません。




最後に

今回はIterationという言語能力の説明でした。ちょっとした雑学、雑談のネタにして友達に話してみてください。

そして話の途中で急に、「今、俺がなんていったか復唱できる?」と言ってみましょう。「これがIterationだよ」と説明してみてください。


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