【商売】お客様は一律で平等に扱うべきか?
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
当たり前ですが、ビジネス・商売をするうえで、お客様は大切です。お客様が自社の商品やサービスを気に入ってくださり、ご購入いただけるからこそ、ビジネス・商売が成り立つわけです。
では、お客様なら誰でも、一律で平等に扱うべきなのでしょうか?
自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営アドバイザーとして知られる三條慶八さんの答えは……ずばり「No」です。
それは、なぜか?
三條さんの新刊『1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意』の中で、お客様は一律で平等で扱うべきかどうかについて、商売人視点で詳しく解説しています。今回はその該当箇所を全文公開します。
*
差別と区別は違う
お客様は絶対に差別してはいけません。
しかし、区別するのは問題ないし、大いにすべきことだと考えます。
毎年1000万円買ってくれる優良顧客と、1万円しか買わない人は扱い方を変えなければいけません。それは、差別でなく区別です。
それ相応の接し方があるはずです。そこを間違えてしまうと、おそらく優良顧客は逃げていくでしょう。
いいお客様にはプライドを感じてもらい、その店に来ることを楽しんでもらわなければいけません。クーポンを持ってやってくる一見さんとは価値観が違います。
人口減少が加速する日本市場において、薄利多売ではなく、厚利少売が求められる時代ですから、優良顧客の囲い込みは国内ビジネスで成功するには必須の考え方です。
お客様の信頼をつかむヒント
ネットワーク系の商法には問題もありますが、お得意様の懐に入り込む営業力は見習うものがあります。昔、ネットワークですばらしい営業をして大成功を収めた人を見ましたが、あれこそ営業の基本と言えるでしょう。
どうやってお客様の心をわしづかみにして、信頼を築いていくかが大切です。お客様が自分の彼女や彼氏なら、どう接して喜んでもらうようにしますか、と私はいつも助言しています。これからの時代は、それぐらいの心配りをもって接していく必要があります。
*
いかがでしたか?
今回紹介した新刊『1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意』の著者・三條慶八さんは言います。
「失敗する社長ほど、この基本を軽視する」
そもそも経営の基本を知らない社長もいれば、知っているふりをしている社長、知っていても実践していない社長が失敗したり、再生できないと言います。
同書では、中小零細企業の社長なら絶対知っておきたい101の項目に対して、自らも140億円の負債から自立再生を成し遂げ、1500社以上の中小零細企業の社長を救ってきた経営アドバイザーとして培った経験・知識・知恵・テクニックから導き出した全ノウハウを【Q&A形式】でズバリ答えています。
どんなに厳しい状況でも、中小企業の経営者が生き残るために必要不可欠な「経営の極意」を厳選して詰め込んだ新刊『1500社の社長を救った虎の巻 経営の極意』は、好評発売中です。興味のある方はチェックしてみてください。
▼同書の「目次」はこちらでチェックできます。
▼同書の「はじめに」はこちらで全文読めます。
▼同書の関連記事はこちら