見出し画像

【パワハラ】「声の暴力」に立ち向かう声のつくり方──簡単腹式発声法

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
パワハラやモラハラのターゲットになりやすい声があることは、先日のnoteでもお伝えしましたが、ターゲットにされないために必要なポイントはズバリ「余裕感」「威圧感」でした。
 
パワハラやモラハラはいろいろなパターンで起こりますが、その1つに「声の暴力」があります。大声や怒鳴り声で、こちらを威嚇するわけです。
 
日本随一のコミュニケーショントレーナーとして1万人以上レクチャーしている司拓也さんは、そんな声の暴力に立ち向かう声のつくり方を、新刊『嫌われずに「言い返す」技術』の中で詳しく解説しています。今回はその該当箇所を、一部編集して公開します。

書影画像をクリックすると、Amazonページに飛びます。


声の暴力に立ち向かう声のつくり方──簡単腹式発声法

 めんどくさい相手からの大声や怒鳴り声にはどう対抗すればいいのでしょうか?
 多くの人はメンタルの強化が必要だと考えがちですが、実はもっとシンプルな対処法があります。
 それは、自分自身がいつでも大きな声を出せるように準備しておくことです。
 大きな声で言い返せる自信があると、心に強さと余裕が生まれます。
 普段、小さな声で話すことに問題はありません。なぜなら、それがあなたが最も安心して立ち振る舞えるセルフイメージだからです。
 しかし、緊急時に相手に立ち向かうためには、大きな声できっぱりと言い返せる自信が、日常の安心感につながります。
 大きくて力強い声を出すためには、横隔膜を利用して、息をしっかりと吐き切る必要があります。
 ただ、小さい声で話すことに慣れてしまうと、横隔膜の動きが鈍化し、活用が難しくなります。
「簡単腹式発声法」は、この横隔膜を効果的に刺激し、腹式発声を簡単に行なえるようにするエクササイズです。これにより、望む音量を自由自在にコントロールすることができます。

【簡単腹式発声法】のやり方

 まず、片手で軽く握りこぶしをつくり、これを口の少し下に位置させます。その状態で鼻から息を吸い、つくったこぶしの中に向かって、力強く息を4回「フッ!」と吐き出し、5回目は「フーーーッ」と長く吐き出します。

①「フッ」1回につき1秒ほどのペースで、「フッ! フッ! フッ! フッ! フーーーッ!」を1セット行ないます。
②息を吐くときに、横隔膜まわりの筋肉(みぞおち辺り)が前に押されていることを確認してください。
③風船を膨らませる要領で、3セット繰り返してください。実際に風船を使ってもOKです。

『嫌われずに「言い返す」技術』p.253より

〈著者プロフィール〉
司 拓也(つかさ・たくや)

コミュニケーショントレーナー。声と話し方の学校「ボイス・オブ・フロンティア」代表。日本話す声プロボイストレーナー協会代表。活動歴は15年。年間セッション数は100以上。1万人以上のコミュニケーションの悩みを解決。幼少期のいじめ、学生・社会人時代になってからの上司や顧客からのモラハラ、パワハラ体験からうつ状態を経験。このままでは死んでしまうという危機感から「人の心を誘導し、相手を怒らせずにいじめやハラスメントを受けない方法を見つけ出せば、今後苦しむ必要はない」という強い思いから、心理学やコミュニケーションスキルを貪欲に探求。相手からのハラスメント的言動に対し、その攻撃力を無力化し、相手を怒らせることなく、言いたいことを言えるようになり、自分の心も強くなる「ポーカーボイス&トークメソッド」を開発。現在、心理学をベースとした対人コミュニケーションの講演やセミナーを開催。あわせてコミュニケーションスキルの講師を養成。

いかがでしたか?
 
今回ご紹介した新刊『嫌われずに「言い返す」技術』の著者・司拓也さんは、日本で随一のコミュニケーショントレーナー。心理学をベースに、話し方、声の出し方を、1万人以上にレクチャーしています。
嫌われずに言い返す、著者オリジナルのメソッド「ポーカーボイス&トーク」の重要エッセンスを、多くの会話事例を交えながら徹底解説した新刊『嫌われずに「言い返す」技術』(司 拓也・著)は、おかげさまで発売1週間で重版出来、全国書店、ネット書店で発売中です。興味のある方はチェックしてみてください。

書影画像をクリックすると、Amazonページに飛びます。

『嫌われずに「言い返す」技術』の「はじめに」「目次」はこちらで読めます。

▼関連記事はこちら

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?