【人間関係】パワハラを受けやすい人の特徴
こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
パワハラ、モラハラ……、社会的な問題として大きく取り上げられるテーマではありますが、実際の現場では、なかなかなくらない現状があります。
パワハラ、モラハラをしてくる人は、その対象を選別している――。
そんな驚きの報告をしてくれたのが、かつて自らもパワハラを受けた経験があり、現在は心理学をベースに、話し方や声のノウハウをコミュニケーショントレーナーとして1万人以上レクチャーしている司拓也さんです。
司さんは、切るに切れない、めんどくさい相手の理不尽な“口撃”を上手にかわし、嫌われずに「言い返す」方法をまとめた新刊『嫌われずに「言い返す」技術』(2月9日より順次発売)の中で、パワハラのターゲットを受けやすい人の特徴について詳しく解説しています。
そこで今回は、同書発売に先立ち、このnoteで特別に、その該当箇所を全文公開します。
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言い返せない自分のタイプを知れば、解決策が見えてくる
攻撃的な言い方、いわゆるハラスメントを行なう人たちは、特定の特徴を持つ人たちを対象として選ぶ傾向があります。すべての人に対して一律に行動するのではなく、彼らは狙いを定めて行動します。
対象として選ばれやすい特徴には、以下のようなものがあります。
◎反論しない人。
◎非難や攻撃を受けた場合、自分の過ちとして受け入れる人。
◎素直で率直な性格の人。
◎まわりに口外しない人。
◎状況を受け入れる傾向のある人。
これらの特徴を持つ人たちは、ハラスメントのリスクが高まる可能性があります。
このことを認識し、自己分析することが、予防策を考える上で不可欠です。すぐに対応することは難しいかもしれませんが、意識的な行動の改善を試みることが第一歩です。
特定の特徴を持たないように見せる「フリ」「演技」から始めることも、1つの方法です。
自身の状況を深く理解することで、より効果的な対応策や予防手段を見つける手助けとなります。
自己認識を深め、具体的な行動変容の方法を学びましょう。
あなたの内面に潜む8つの行動心理的要因とは?
まずは、自分の内面に潜む8つの行動心理的要因を理解することです。
私たちが反論できない理由は、私たちの心に「反論ブレーキ」というメカニズムが存在するからです。このメカニズムが作動するとき、それは8つの行動心理のいずれか、もしくは複合してトリガー(引き金)となっています。
その8つの行動心理傾向とは、次のとおりです。
①言い返す言葉を知らない・出てこない症候群(通称「ボキャヒン(貧)」)
②声が心の中に留まって出てこない症候群(通称「イン(隠)ボイス」)
③ポジショニング気にしすぎ症候群(通称「ポジポジマスター」)
④自分攻め責め症候群(通称「セルフハンマー」)
⑤人と争いたくない、人を傷つけたくない症候群(通称「ノーファイト」)
⑥嫌われたくない症候群(通称「コビー(媚び)」)
⑦気持ちが麻痺ってる症候群(通称「エモーションゼロ」)
⑧そもそもあきらめてます症候群(通称「ギブアッパー」)
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いかがでしたか?
著者は、日本で随一のコミュニケーショントレーナー。心理学をベースに、話し方、声の出し方を、1万人以上にレクチャーしています。
嫌われずに言い返す、著者オリジナルのメソッド「ポーカーボイス&トーク」の重要エッセンスを、多くの会話事例を交えながら徹底解説した新刊『嫌われずに「言い返す」技術』(司 拓也・著)は、2月9日からネット書店および全国書店で順次発売されます。興味のある方はチェックしてみてください。
▼『嫌われずに「言い返す」技術』の「はじめに」「目次」はこちらで読めます。
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