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刺身

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鮮度が取り柄。盛り付けへたっぴ
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ない傷かも知れない運転かも

ない傷かも知れない運転かも

傷つけてしまうことを恐れていても
誰かに迷惑をかけるし嫌な思いをさせちゃうし
傷つけるのが怖いという表現さえ誰かに嫌な思いをさせているかもしれない。
表現すること ものを言うこと 怖いよ。
こう書いたって罪ほろぼしにはならないのに。

加害恐怖とか強迫観念なんだろうって
わかってても。

私は演劇をやっているのだけど、一度私が出演した公演のアンケートで
「気持ちが悪くなっちゃった」と書かれていたこ

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立たない役

自分が何かの性別寄りな見た目や声をしていること、私を見て聞いて性別を判断されることはまあ仕方ない。
むしろ自分の身体が周りに期待されるであろうふるまい、言葉遣い、格好に寄ってやろう、装ってみよう、という気持ちもある。身体イメージに寄り添うことで、より私に対するイメージを強化させることになっても構わない。よく聞くイメージに便乗すると、よくわからない自分を突き詰めなくとも、今日の服を決められる。

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1010

ともかくより良くなりたいという考えが先行して常に思い出される。ぼんやりとした良さに向かって全力になりたい。
少なくとも悪に走り出さない。
誰の事もできる限り嫌いになりたくない、私は本当に縁を切るのが下手だな。

色々と頑張りたいんだよ、ほんとに、まだまだ学びたいし知りたいことなんていくらでもある。行きたいとこも会いたい人も。
そのために生活がぐちゃぐちゃになったって今はいいと思える。

いい人に会

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そら

好きなバンドのチケット入金を忘れたまんま二次会に参加して、帰りの電車で気づいた、27日だ。
明日9時からの予定、起きれるだろうか。

風化していく
蛇足が早くて、全てが腐っていく
美は消え失せていったのだ
美しかったことすら写真でしか思い出せないので
あと数年しないと思い出は浄化されない
綺麗になんてならないでいいよ

あー空っぽだ、とりあえず代入して代入してやっぱり空っぽのx
だいたい可能ではな

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noteでの人間扱い

スキをいくつかの文章につけてくれた方がいて、「あ、人間として見られてる!」と思って嬉しくなってしまった。
そういうテクニックもあるのかもしれないが、読んでくれたのだと信じたい。

noteには時々ものすごいスピードでスキをつけてくれる人がいる。「読んだよ、いいじゃん」というよりも、「ヤッホ!こっち見て!」って感じで。なんだかビジネスの人が多い。(偏見)

作者と文章は分離してほしい、という気持ちも

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演劇実験室◉万有引力『疱瘡譚または伝染する劇』 感染備忘録

演劇実験室◉万有引力『疱瘡譚または伝染する劇』 感染備忘録

4ヶ月ぶりに劇場で観た芝居がすごくよかったので、忘れないように書き残します。

3月ごろ、市街劇でツイッター検索をかけていたら(市街劇の情報を探す手段がわからないのです)、熊本で寺山修司の疫病流行記を上演するというツイートを見かけた。

ちょうど感染症がニュースで毎日出るようになってきた頃だったので、「疫病流行記」という脚本にすごく興味を持った。

そして7月、寺山修司主宰の天井桟敷の解散後できた

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『伝染する劇』鑑賞での症状記録

『伝染する劇』鑑賞での症状記録

演劇実験室◉万有引力『疱瘡譚または伝染する劇』を下北沢スズナリで観劇し、自分の体に現れた反応を記録します。

どんな公演であったかはこちら↓にできる限り詳しく書いたつもりです。
このnoteに載せなかった観劇を通して起きた超個人的な症状を書き残しています。自分でもなぜこんな反応がおきるのか不思議なので。

開場中劇場に入る前から白塗り二人に出会い、検温と消毒を無言のうちに行なったのは本当に不意とい

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目と耳の中毒

最近ハマった漫画

「血の轍」 押見修造
 「毒親」をテーマに描くドメスティックサスペンス、ってのが興味深くて読んだらすごかった。貯めてたポイントを続けて使ってしまうほど、続きが知りたくて仕方なくなるほどのマンガだった。
漫画ならではの表現が力強い。書き込みの量たるや。

内容もエグくてたまらない。共依存や洗脳というのはきちんと学んで来なかったけれど、調べたら面白そうだ。昨日不全家庭についての作品

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どあたまビッグバン

どあたまビッグバン

複数の思考が違反級のスピードで脳内を駆け巡る日、ありませんか?え、ない??
今日の私はそんな感じです。アイディアがじゃんじゃん出るなんて一見良さそうだけど、頭が余計なことにまでワーキングメモリを使うので、目の前のことには集中できないわ、頭は痛くなるわ、結構ハードです。ここから先は、そういう時間に書いたものをお届けします。

せわしない脳内うあ゛〜〜〜〜〜!!思い出しやら思いつきやらで頭の中がいっぱ

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個人的面白さの行方(2021/02/16更新)

個人的面白さの行方(2021/02/16更新)

2020/06/19追記
初対面の人に「あなたの好きな分野は?」と聞かれたことがありました。「通っている学校は?」の次にその質問だったので、一気に好感を持ったのを覚えています。

それまで、出身地や経歴などを初対面で尋ねられることは多くても、好きな分野を問われた経験はなかったので、とびきり嬉しかったのです。

学生になって、好きな分野を自己紹介にしていいんだって気づきました。
教科書指定5教科から

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ほんとのおもいで

ほんとのおもいで

あるフレーズやメロディしか思い出せない歌がふと脳をかすめるように、本にもそういう時がある。あのシーンはどう描写されていたか。台詞はどうだっけ。ぼやけた記憶を正すよう、本を探す。
謎は解けば忘れられる。曲もわからないうちが一番脳に残るんだ。

一年ぶりぐらいにノルウェーの森の上巻の文庫を手に取った。あるシーンが気にかかるから。

一度読みきって、二度と読まなかったのに、また目を通すことになるとは。憎

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1ヶ月分のすきま風を(3/7追記!)

1ヶ月分のすきま風を(3/7追記!)

こんど、母校の高校にて学ぶ機会がある。
ついさっきお風呂の中でやりたいことを思いついたのでメモする。

高校は全体や学年の雰囲気で進路が大きく変わると思うので、なんか新しい空気を流してみたいなあ。そのあとどうなるかは現場の先生に良くも悪くも丸投げしてしまうわけだし。

どーせなら、なんかやっちゃおう。

こないだ、高校の仕組みが嫌すぎて、教室に講師を呼んでワークショップを行なっている現役高校生に出

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独り旅 三日目後半-下山

十分あったまったし、体も動くようなので下山を決心した。頂上に着く苦労を知ると非常に名残惜しく、後悔を残さないよう、あらゆるところを写真に収めた。

下山の道は驚くほどやさしかった。なだらか!岩がゴツゴツしてない!
登りの道よりも明らかに整備されている。階段になっていたりして、岩はあまりなかった。筋肉痛も和らいでいて、どんどこ進むことができた。

道端に、土にまみれた白い鉱石を発見した。誰も気づいて

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独り旅 三日目後半-山頂

数々の岩を乗り越えて、数々の「あともうちょっとですよ」を聞いた。登山道で聞く「もうちょっと」ほど信用ならんものはない。果てしなくもうちょっとは続く。もうちょっと信仰はその場しのぎの気休めに過ぎず、すぐさま「ちょっとじゃないじゃん……」と絶望させる。どうであれ前に進まなきゃいけないことは変わらないのに、罪つくりな言葉だ。

しかしなんだかんだで無事、山頂にたどり着いた。みんな、リュックやシートを敷い

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