目と耳の中毒

最近ハマった漫画

「血の轍」 押見修造
 「毒親」をテーマに描くドメスティックサスペンス、ってのが興味深くて読んだらすごかった。貯めてたポイントを続けて使ってしまうほど、続きが知りたくて仕方なくなるほどのマンガだった。
漫画ならではの表現が力強い。書き込みの量たるや。

内容もエグくてたまらない。共依存や洗脳というのはきちんと学んで来なかったけれど、調べたら面白そうだ。昨日不全家庭についての作品に生かしたい。
家庭が閉鎖的であることのよくない部分だけを煮出したみたいな漫画だった。
あとアプリで読んでいたので読者のコメントを読めたのがよかった。作品内の家庭で気になった点や伏線、読者の家庭観を知れた。

「釣りバカ日誌」
映像化されたビジュアルしか知らなかったけど、原作の絵いいな。
シンプルな線で描かれた、ニコッとした顔が愛らしい。
でもちゃんとハマちゃんとスーさんのやり取りはスーさんに感情移入しちゃうのでちゃんとカチンとくる。すごい。
お魚生きてるの触りたい。あと鯉太郎はお利口さんすぎる。

最近ハマった曲
「死と魔法」ヒロネちゃん(現 mekakushe)

ピアノ使ったオーガニックな感じのする曲。静かで優しい。
大森靖子とコトリンゴが融合してるみたい。なぜか想起する。

3日前にSpotifyで知って熱中して聞いている。
昨日の帰り道歌詞を見ながら歌ってみたけど、
楽器が少ないからボーカルの音程に合わせるのが難しい。
けれど、音が上がって裏声っぽくなるところが絶妙なバランスで美しい。
何よりこの曲は「心から溢れてしまったもの」だって感じがするところがいい。不安定でわずかなつぶやき。
「ゆけばゆくほどに」って歌詞らへんのピアノのじわじわ上がってくる感じがさざ波のよう。
そうした波がゆっくりと、でも確かに水位を上げて、心のコップから溢れてくる。溢れた雫は音符を持って流れる。
だからつい、両手で掬うように受け止めたいと思わせられる。
「まだ大丈夫かな」って、きっと限界すれすれ、コップはなみなみ注がれている。
わずかな揺れでこぼれてしまうから、慎重に耳に入れる。
歌ってる人、きっと泣いちゃう寸前なんだろなって思う曲って、この世にあるんだ。今にも瞳から涙が溢れるのではないかと、ほっておけないし、きっと自分が泣きそうな時に聞いたら心が浄化されそう。

「ゆけばゆくほどに心はえぐれてく
痛いの痛いの痛いのはやなの
ゆけばゆくほどに心はすさんでく
痛いの痛いの痛いのはやなの」
というサビの部分が何より素敵。

mekakusheの「わたし、フィクション」という曲からヒロネちゃんを知れた。本当にSpotifyはいいな。どっちも久々に中毒。

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