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内製化から「無い成果」

ゼロトラスト

ゼロトラストという言葉でさえ、前職ではあまり響かず「何言ってるの?」的な反応が多かったけど、今は世の中的にゼロトラスト当たり前状態で、もろにガンガン響きまくっているわけで、この差はいったいなんだろうと思う今日この頃…

多分、言葉だけDX推進というものが踊っているけど、その詳細を誰も理解しておらず、現代の色々な要素技術の理解がないままに進んでいるから、企業側からベンダーコントロールが効かず、言い値で対応し、かつシステムも言われたままにズルズルと進められているのかも…

DX推進が上手くいくと働き方そのもの、作業の仕方そのものが変化するんだけど、現状はDXといいつつ単なるデジタル化が多いですね…

今いるところは、むしろそれなりの一匹狼的なプロが集まってきている分、ベンダーさんとは互角以上に対応できているようなので、この環境は素晴らしいと思ってます…

内製化は遅れて課題がやってくる

ただ内製化率が上がり、それなりにデジタル化やDX化が進むのは悪くないけど、内製化後の改修や更新に際しては疑問が残る…

内製化後のシステムをきちんと理解し引継いでくれる人材がいるか否かが大きな問題… 内製化した後は便利に使うあまりに誰も気にしなくなる。そして組織というものは人材の異動をいとも簡単に行ってしまうあまり、内製化
したシステムを最初は引き継ぎされて理解できている人材がいたとしても、その後が続かないのです…

前職では、その問題が表面化して、業務記録や勤務関係等主要な業務システムを過去に内製化し、それを懇切丁寧に10年あまり使い続け、いざ改修という時になって、当時の担当者もすでにいなくなり、ドキュメントすら何も残っていないというお粗末な状態で、その複雑な仕様を逆説的に辿ってシステムの全容を把握するまでに時間と労力をかけ、さあ改修という時になり、むしろ課よりも部で統一したシステムにした方が今後のメンテナンスや改修、二重経費が避けられる観点から大胆に統合化した経緯があります…

何故か内製化すると、内製に携わった人が書いたドキュメントがよろしく無かったり、本人が熟知しているからこそ貧素な内容になっていて、その後に解読する人の理解を困難にさせるよね~♪ まあ中にはドキュメントさえいい加減なメモ程度ってこともあるし、その組織内外のドキュメントの出来の差も悩ましいところ…

普通はベンダーやメーカーにきちんと完成図書や操作説明書、マニュアルの類を完成時のシステム引継ぎで収めさせると思います。昔は紙で印刷された分厚いファイルと、それをCD等に焼いたものでしたが、昨今はCDだけとか、データの受け渡しだけってこともあるようです。これが内製化の場合にいい加減なものと言うか「この程度で十分」と勝手に担当者が判断して、完成図書や操作説明書、マニュアルの類がきちんとしてないままになっていることが多いですね… この辺は業種が違っても同じ傾向があることが転職して実感として再確認できました… 内製化した最後の最後に、このマニュアル類のずさんさが残るって、大変残念なことだし、仕事の成果としては誇れないよね~♫

同じような未来を現職でデジャブのように再現されるようなことは容易に想像できるので、内製化後の視座も必要不可欠だと思いますね…

まあその頃には、現在組織にいる人の殆どは残っていないだろうけど、個人的には技術者の罪のように感じる次第… 後世の技術者に負担をかけるって、技術者としてのプライドが許せないはずなんだけど、そういうプライドをもった技術者も昨今いないことが多く、どげんかせんといかんって本当に思いますね~♪

世の中、配慮をしても、それを感じない人もいる

まあシステムに関するルール等を決めていた立場からすると、色々なところから運用やルールの解釈に関する質問などもいただくことがあり、自分が担当者であればあるほど、その質問に懇切丁寧に答えようとしてしまうことは、多くの同じような作業をしている人にとっては経験しているのではないかと思っています。

でも、そのシステムが特殊であればあるほど、迂闊に質問に丁寧に答えてしまうと、その特殊なシステムと、他のシステムの違いなどを指摘されて、ルールの解釈が疑われることもあり、質問には質問の案件以上のことは追加して応えることはしませんし、質問のピンポイントな回答も、その後のツッコミどころのない無難な回答をすることがほとんどです。

しかし、それに慣れていない人が独断で回答してしまうと、追加の質問で「詰んでしまう」ことも無きにしもあらず… 後で泣きついてこられても、もうどうしようもないってこともあります。

まあそんな時は、最終的には「正直ベース」で理解を求めることに行き着きますが、その辺の危うさを、最近は組織の職位が高い人でも理解できずに軽率に自己判断することって多くなってきたようで、その辺を当の御本人が全く意識していないってこともありますね~♪

システムの状態監視のインシデント関連の調査を任され、わざわざそのシステム担当者を招き、懇切丁寧に状況を説明し、検証作業を託しましたが、その当該システム担当者が、何故自分が検証作業しないといけないんだと怒り出すケースも有り、システムを熟知した人に検証作業も頼めないくらい技術者のプライドも無いのかと驚いたことも… でも昨今、このレベル感が当たり前らしく、日本の技術力も既に腐ってきていると表現できるレベルにまで落ちていることを実感したものです…

いや~、システム担当者に義理立てして協力を仰いでも、この状態…
日本の技術力は終末期を迎えたのかも…

というよりは、もう実質的にAIに任せないと、逆にそれ以上に「人の介在」の方がリスクが大きい社会になりつつあることを実感しました…

そういうことで「良かれと思って」何かをするということは、むしろやめた方が、その後に落胆するよりマシかと思うこの頃… 確実に技術力は後退しているというか、技術に対する人間力が低下しているといった方が良いのかも…

さて、ストレス発散

ちょっと古い記事だけど、ストレスを溜め込むとイライラした気分になったりすることもあるだろうけど、意外に効きそうなのはこれですね…

いや、これやると本当に自分がバカバカしくなるけど、ストレス発散には確かに良い感じがするものです…

他人に見られると、超間抜けな感じ、かつ、怪しい人に見られそうだけど、幸か不幸か、わたしは独り身なので、部屋の中で変な動きをしても気兼ねなくやれますが、ご家庭をお持ちの方々は、急に人格が変になったと言われないようにしないとね…

さあ、ストレス発散!ストレス発散!
パトラッシュもやるか?

パトラッシュ、呆然…。

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