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2023年9月の記事一覧

教室内で、どこをどの順番で見ていくかのマニュアル

教室内で、どこをどの順番で見ていくかのマニュアル

 発達相談を受けたときに、子どもの発達の状態を見る方法は、2つあります。発達検査と子どもの観察です。本来、正確を期すならば、両方を行って判断するのが普通です。
 しかし、教育現場では、保護者の考え方や先生のポリシー、保護者を介さない相談等があって、検査ができない場合が往々にしてあります。そんなときは、発達相談員は観察だけで発達のおよその状態をアセスメントして相談にのり、支援の具体的方法を考えます。

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2⃣.国語の授業で観察すること その3

2⃣.国語の授業で観察すること その3

2⃣.国語の授業で観察すること(続き)

③板書を写す場面で
※教室の前の隅に立って、子どもたちの顔が見えるようにする。
※その後、視線や注意集中が気になった子どものノートを見に行く。
※算数でも、なにか板書を写す場面があれば、この項目を利用する。

 ▢ 頻繁に黒板を見ている 一文字一文字見て書いているときもある。
    ➪見て覚えるのが苦手 
    ➪小さな声で黒板を読みながた写しているの

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2⃣.国語の授業で観察すること その2

2⃣.国語の授業で観察すること その2

2⃣.国語の授業で観察すること(続き)

②机間巡視しながら、書字を観察する
※ノートを覗くときは、一応「見てもいいですか?」と許可を取る。
   ➪このときのコミュニケーションで、自分言葉を見つける
※1年生のひらがなのワークブックを見るたときは、自由に書いた字ではな
 いことを考慮しながら観察する。
※自由に書いた文字は、作文や観察文などを見る。何も用意されていない
 ときは、子どもに頼んで連

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2⃣.国語の授業で観察すること その1

2⃣.国語の授業で観察すること その1

 今回は、国語の授業の観察の方法書きます。もっと細かく見ているのですが、文字にすると、これくらいが限界でしょうか。

2⃣.国語の授業で観察すること

①音読場面で
 ※音読のときは子どもの口が見えるように、教室の前の方の隅に立つ。   
 ※声を出していないように見えたら、近づいて声が出ているか聞く。

 ▢ 文字を目で追わないで、覚えて読んでいる。
    ➪見るのが苦手 補うために覚えている

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