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エッセイ

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執筆した雑記、月報などをここにまとめています。
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#日報

逆噴射小説大賞結果発表(20220303)

逆噴射小説大賞結果発表(20220303)

大賞・奨励賞発表
 コロナを求めて競い合う! 小説の800字冒頭の面白さを競い合い、大賞受賞者にはコロナビール(もしくはドリトス)が送られる逆噴射小説大賞2021が結果発表されました。結果は……こちら!

 ということで、誰も悪くないこれは悲劇やさんの『薄火点』が大賞となりました。おめでとうございます! これは有望と期待されていた作品です。悲劇やさんの受賞を受けての記事を読み、「なるほど1年間かけ

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星野実『漫画アシのABC』を読んだ

星野実『漫画アシのABC』を読んだ

星野実『漫画アシのABC(2015年夏から2017年までのまとめ本)』を読んだ。

同人誌だが、かなりカッチリした仕事本でもある。学校で進路指導用に置いてあるぐらいだ。多分『13歳のハローワーク』や『声優魂』と同じ棚に置いてあるのだろう。

漫画業界に関する実録の話なので「アシスタント経験をしていないと漫画業界の暗黙のルールを学ぶ機会がないまま作家デビュー」とか「内蔵壊して働けなくなっても誰も助け

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中原道夫『彷徨』を読んだ

中原道夫『彷徨』を読んだ

中原道夫『彷徨』ふらんす堂、2019を読んだ。ちなみに彷徨と書いて『うろつく』と読む。ちょっとダラッとした感じがあって楽しい。

俳人の中原道夫はよく旅をするのだが、今回の本に載せた俳句は海外(インド、モロッコ、ニューヨークなど)を旅行している時に作った俳句からできている。本の帯では「約五十年間で地球を五周くらい旅をしたのではないかと思う」と書いてあることからもわかるように筋金入りの海外である。旅

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漢弾地『僕と妻の場合』を読んだ

漢弾地『僕と妻の場合』を読んだ

漢弾地『僕と妻の場合』2017、飛鳥新社を読んだ。四コマ漫画、短めのエッセイが入った漫画だ。登場キャラは夫と妻で主に二人が会話したり買い物しているが、たまに「考えが整理されてモチベーションがあがるので睡眠はすごい」とか「師匠にいい加減な態度で接する弟子が成長するわけない」などの頷けることが書いてあってためになる。

夫婦コミュニケーションの夫婦中心で描かれているがだんだん裾野が広がってきて、コミュ

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厘のミキ『わたしが強くしたい神2』を読んだ

厘のミキ『わたしが強くしたい神2』を読んだ

厘のミキ『わたしが強くしたい神 2』アフタヌーンKC、2019 を読んだ。最初に惹かれたのがタイトルで、「神を強くできる主人公……一体何者なんだ……」と思って雑誌を買ったら女子高生が出てきた。キャラは立っている。主人公は売れなくてクビを切られた小説家。小説家のファンである、筋トレの化身みたいな女子高生……バイト先のヤングな警備員……すごく大胸筋を気にする編集者……女子高生の友人(お嬢様言葉を使い

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清瀬六郎『夜風』(アトリエそねっと、2016)を読む

清瀬六郎『夜風』(アトリエそねっと、2016)を読む

清瀬六郎さんが書いた『夜風』(アトリエそねっと、2016)を読んだ。

滝頭琉姫(たきがしら るき)という社会人女性が中学時代の同級に招かれて、中学時代に住んでいた故郷を訪れるという話だ。同級生には幸織(さちお)とか結生子(ゆいこ)がおり、琉姫は幸織や結生子といっしょに遊んでいた。三人は海で泳いだこともあるし髪を三つ編みにしてやったり、ルーローファン(台湾の肉そぼろ丼みたいなやつ、すごく描写が多い

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『海色』と『吹雪』

『海色』と『吹雪』

先日のことだが久しぶりに音楽を購入した。作業時には音楽で発破をかけることがよくあるが、『Another Day of Sun』とか『ラッキー!サプライズ☆バースデイ』を聞いているうちに別な曲も欲しくなった。

ということで、新しく『海色』と『吹雪』の二曲が音源に加わった。ご存知のかたもいるかもしれないが、TVアニメ『艦隊これくしょん-艦これ-』のOPとEDを務めた曲でもある。

元来パワーのある二

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練習しながらインプットもせよ

いまは『逆噴射小説大賞』に投稿した話の続きをちまちま書いているのですが、どうにもこの段階だと水面下でああしてこうして……とやっていても口に出せないのでもどかしいです。

連載形式でどんどん作品をナンバーつけて投下することも考えましたが、私のタイプだと見切り発車しちゃうので、途中で「十ページ前のあれはなかったことにしてここで使おう」とか「あいつは前からいたことにしよう」とか平気でやっちゃうので、あん

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