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重症心身障害者の方のコミュニケーション
今日は、病棟の患者さんの療育でした。
70歳を超えて段々声が出にくくなってきている。
『〜に行きたい』『〜食べたい』と言おうとしているけど、言葉が出るまでに時間がかかる。周りに伝わっていない。
これから筋力はもっと落ちていく。
さぁ、ことばでのコミュニケーション手段に加えて視線を使って選択できるように考えていこう。
まずはどんなことを伝えようとしているか、コミュニケーションサンプルを取ることから
小児言語聴覚士 療育場面
金曜日の女の子
年長さん 自閉症診断あり、積極奇異タイプ
お家での困り事
①人との距離が近く、誰にでも話しかける、抱きつく、キスをする
②ごはん中の離席、おしゃべりが止まらない
③一人で遊べない
④癇癪が頻発
療育で取り入れていること
①人が介入をしなくても見通しが持てるようにスケジュール、イラストタイプ小
②一人で遊ぶ意味を伝える
③ペクス困っている時は相手の前まで行って伝えること
④人との
小児言語聴覚士 療育での様子
火曜日10時半からの男の子。3歳。
自閉症の診断あり。
療育開始半年前。
とても不安が強い子。受容型タイプの自閉症。
療育開始時は、ママから離れることができない、今にも泣きそうな表情だった。
言葉は出てないけど、ジェスチャーで伝えようとする。
検査場面で。。
ママに抱っこをされて食事。
子供は不安だから帰りたい、ママに『ごちそうさま』を手を合わせて一生懸命に伝えている。
でもママは、『頂きます
小児言語聴覚士 療育場面
水曜日14時30分からの子どもさんの療育。
年長さん男の子、自閉症のお子さん
彼と出会って1年半ぐらい。
とっても不安が強くて、変化に適応することが苦手。コミュニケーションは一方通行になりやすくて、感情がすぐに上がりやすい。
うまく言葉で伝えられず、癇癪を起こす。不安が強いから、ママから離れられなくて、いつもママの後ろにいる。ママは彼の言われた通りに動く。その通りにしないと癇癪を起こすから。
火曜日13時30分からの子どもさん
3歳2ヶ月の女の子。体重8キロ台。
とても小さい女の子。
この子は自閉症の診断がおりている。
口の中の過敏があり、色々な種類のものが食べられない。
一回で食べられる量もとても少ない。
風邪を引いたら、途端に体重が減ってしまう。体調が悪くなると、苦味が強く出る。匂いが敏感になって、臭く感じる。
匂いに敏感な時は蓋付きのコップにストローで飲んでもらう。苦味が強く出ている時は、ミルク味のあまったる