小児言語聴覚士st

初めまして。言語聴覚士を20年近くしています。 どんな仕事をしているのか、どんな子供達…

小児言語聴覚士st

初めまして。言語聴覚士を20年近くしています。 どんな仕事をしているのか、どんな子供達がいるのか、療育での成果など、少しずつ書いてみようと思います。来年度から新しい働き方をしたいと思っています!

最近の記事

少数派の子どもたち

少数派と呼ばれる子どもたち。 そのママたちに寄り添えるセラピストでいたい。 絶対にあなたの味方。 もう1人で悩まないで。一緒に考える。

    • 利用者さんのことば。

      ⚫︎コーヒーが飲みたい ⚫︎チョコが食べたい ⚫︎買い物に行きたい ⚫︎買い物に行けなくなって6年目 ⚫︎誰かと話したい ⚫︎楽しく生活をしたい 私にできることってなんだろ。

      • できること

        ⚫︎発達障害の子供たちへの関わり方、考え方 ⚫︎障害がある子供たちへの摂食指導 ⚫︎構音指導 ⚫︎感覚過敏のある子供たちへの摂食指導 ⚫︎言語発達遅滞の子供たちへのことばの引き出し方 よし、これを私なりに伝えていこう。さ、どこからやるかな。

        • 離職

          3月末で前職を退職した。仕事は好き、でもどうしても上司と考え方が合わなかった。 人としては好き。だけど、同じセラピストとして人をあまり大事にしないところ、利用者さんに優しくないところが一緒に仕事をしていてきつくなっていった。  さぁ、ここからどうしよ。 オンラインでSTできないかなー オンラインでリハができたら、ママたちも助かるだろうなー。

          悲しくてショック

          今日とても悲しくてショックなことがあった。 自閉スペクトラム症の3歳の女の子。味覚過敏、感覚過敏で色々な食材を食べられない。体調が悪くなると、更に過敏が強くなる。 ママと一緒に栄養補助食品を試してきた。体重管理をしてきた。 2週間に1回の体重測定。 毎回毎回ママはドキドキしてたし、胃がキリキリするって言ってた。 毎日食事の報告してくれるし、体重も測ってくれる。優しいママ。 パパは、少し不器用でたくさんは話さない人。毎回療育には一緒に来てくれる。 子供のことを一生懸命に考え

          悲しくてショック

          重症心身障害者の方のコミュニケーション

          今日は、病棟の患者さんの療育でした。 70歳を超えて段々声が出にくくなってきている。 『〜に行きたい』『〜食べたい』と言おうとしているけど、言葉が出るまでに時間がかかる。周りに伝わっていない。 これから筋力はもっと落ちていく。 さぁ、ことばでのコミュニケーション手段に加えて視線を使って選択できるように考えていこう。 まずはどんなことを伝えようとしているか、コミュニケーションサンプルを取ることから始めてみよう。 患者さんの気持ちに寄り添うことができるSTを目指したい✨

          重症心身障害者の方のコミュニケーション

          私の仕事

          私は言語聴覚士として、療育施設で働いている。 障害を持った子どもたちが困っていることを言語化して、ママたちに伝えること。それを理解してくれたママたちと一緒にどのように支援をしていけばより子どもたちが楽に生活することができるのかを考えていく仕事。 療育をしていて思うこと。 それは、子どもたちは、障害があってもなくてもママのことが大好きだということ。ママを困らせようとしている子は一人もいないこと、行動には必ず理由があること。 そこを見ると子どもがどんなことに困っているのか見え

          今日の療育

          女の子 年長さん 自閉症診断あり(積極奇異タイプ) 目標 一人で遊ぶ いつも誰かと一緒に遊び、一人で遊べない。家で一人で遊ぶことが『怖い』と言うので、いつもおばあちゃんが遊びに付き合ってあげている。 行動を観察していると、遊んでいる時にうまくいかない、どうしたらいいかわからなくなった時にすぐに助けてほしい、だから大人に近くにいてほしいんだと仮説が立った。 一人遊びができないと、おばあちゃんは家事が進まない、だから一人で遊んで欲しいとの家族からの主訴。 まずは一人で遊べる

          小児言語聴覚士 療育場面

          金曜日の女の子 年長さん 自閉症診断あり、積極奇異タイプ お家での困り事 ①人との距離が近く、誰にでも話しかける、抱きつく、キスをする ②ごはん中の離席、おしゃべりが止まらない ③一人で遊べない ④癇癪が頻発 療育で取り入れていること ①人が介入をしなくても見通しが持てるようにスケジュール、イラストタイプ小 ②一人で遊ぶ意味を伝える ③ペクス困っている時は相手の前まで行って伝えること ④人との距離感を見える化して学習 ⑤ソーシャルストーリーズ世の中のルールを学ぶ できる

          小児言語聴覚士 療育場面

          小児言語聴覚士 療育での様子

          火曜日10時半からの男の子。3歳。 自閉症の診断あり。 療育開始半年前。 とても不安が強い子。受容型タイプの自閉症。 療育開始時は、ママから離れることができない、今にも泣きそうな表情だった。 言葉は出てないけど、ジェスチャーで伝えようとする。 検査場面で。。 ママに抱っこをされて食事。 子供は不安だから帰りたい、ママに『ごちそうさま』を手を合わせて一生懸命に伝えている。 でもママは、『頂きますね、おいしいかなー』と。 本人は伝えているけど、ママには伝わっていない。そんなコ

          小児言語聴覚士 療育での様子

          小児言語聴覚士 療育場面

          水曜日14時30分からの子どもさんの療育。 年長さん男の子、自閉症のお子さん 彼と出会って1年半ぐらい。 とっても不安が強くて、変化に適応することが苦手。コミュニケーションは一方通行になりやすくて、感情がすぐに上がりやすい。 うまく言葉で伝えられず、癇癪を起こす。不安が強いから、ママから離れられなくて、いつもママの後ろにいる。ママは彼の言われた通りに動く。その通りにしないと癇癪を起こすから。 まずは環境を整える。 スケジュールをイラストレベルで伝え、見通しを持てるようにす

          小児言語聴覚士 療育場面

          火曜日13時30分からの子どもさん

          3歳2ヶ月の女の子。体重8キロ台。 とても小さい女の子。 この子は自閉症の診断がおりている。 口の中の過敏があり、色々な種類のものが食べられない。 一回で食べられる量もとても少ない。 風邪を引いたら、途端に体重が減ってしまう。体調が悪くなると、苦味が強く出る。匂いが敏感になって、臭く感じる。  匂いに敏感な時は蓋付きのコップにストローで飲んでもらう。苦味が強く出ている時は、ミルク味のあまったるーい食材を探す。 体調が良い時に、補助食品やカロリーが高いもの、炭水化物を中心

          火曜日13時30分からの子どもさん

          小児言語聴覚士

          私は20年近く、言語聴覚士として療育機関で働いている。 発達障害の子供達や、重症心身障害児者の 方へのコミュニケーションや摂食訓練をしている。 お母さんたちはほとんどがみんな働いている。zoomやメール相談をするSTがいても良いのではないか、学校やデイ、保育園の中にSTがいたら、お母さんたちの負担が減るのになーと思う。 よし、私が出向く働き方をしたい!

          小児言語聴覚士