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小児言語聴覚士 療育での様子

火曜日10時半からの男の子。3歳。
自閉症の診断あり。

療育開始半年前。
とても不安が強い子。受容型タイプの自閉症。
療育開始時は、ママから離れることができない、今にも泣きそうな表情だった。
言葉は出てないけど、ジェスチャーで伝えようとする。

検査場面で。。
ママに抱っこをされて食事。
子供は不安だから帰りたい、ママに『ごちそうさま』を手を合わせて一生懸命に伝えている。
でもママは、『頂きますね、おいしいかなー』と。
本人は伝えているけど、ママには伝わっていない。そんなコミュニケーションだった。

療育開始。
まずは彼の不安を取ること。
安心な場所、先生だということを伝える。スケジュールで、次の見通しを伝える。

コミュニケーション
ジェスチャーで伝えているけど、間違って伝わることがある。だから誰にでも意味が伝わるようにpecsを入れた。

半年経った今。
①一人で遊ぶことができるようになった。
②一人でタブレットを見て過ごすことができるようになった。
③ママの抱っこで来園してたけど、手を繋いで歩いて来ることができるようになった。
④ママ以外の大人とも視線を合わせて遊べるようになった。
⑤自分が伝えたいことは、相手の前まで行ってカードを渡すことができるようになった。
⑥終わり。が分かるようになった。

不安を取り除くことってすごく大事。
自信が持てたらママから離れて、新しいことにチャレンジを始め出す。
ママと一緒に頑張ってます!
これからの課題
一人で着替える、歯を磨く、音声言語の獲得などなど。

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