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雑記

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減らない私語 前に進まぬ議論

減らない私語 前に進まぬ議論

※これはノンフィクションで、実際に筆者のクラスで起きていることです。

高校生になって初めてクラス会議が開かれた。

議題は「私語をどうやって減らすか」

これまで授業中うるさいというのが原因で二人クラスメイトが転校をしているという事態が起きている。

一年生の頃は言葉にしていなかったが、多分担任の先生は諦めたのだろう。

転校する前、聴力が弱く、周りがうるさすぎると誰が何を言っているのか解らなく

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学校をほぼサボった時の話

学校をほぼサボった時の話

 何故だろうか? 学校に向かう途中、吐き気がした。

 別に高校ではいじめられてないのに。

 少し精神が不安定なので、行けない気がし、学校に電話をすると、家に帰るか、学校に来るかの二択を提案された。

 学校に行けばおそらく吐き気を催すだろうし、家に帰れば非難されるだろう。

 どちらを取っても辛い。

 最終的には話し会う必要があるし、結局向き合わなきゃいけないから、と先生に促され、家に帰るこ

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その輝きは

その輝きは

 僕の曾祖母はとても長生きで、100歳以上生きていた(厳密な歳はよくわからない)

 アルツハイマー病を患ったらしく、それがきっかけで、介護施設に入所することになった。

 この介護施設が衛生管理、介護共にしっかりしていた施設だったのはよく覚えている。

 だが、僕は曾祖母に会う度にいつもこう思っていた。

「これが生きていると言えるのだろうか?」

 僕らが会う時、いつも曾祖母は鼻チューブを通し

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乾杯

勇敢なものにこの詞を送る

勇敢なるものよ

運命に抗え

それがあなたの生きた証になる

勇敢なるものよ

人生とはいかに運命にあがくかである

あがいて あがいて あがいて

その先にあるものが人生だ

勇敢なるものよ

あなたが傷ついたときに

共に泣いてくれる友は

すぐ近くにいる

勇敢なるものよ

あなたが嬉しいときに

共に喜んでくれる友は

すぐ近くにいる

勇敢なるものよ

あな

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改心した友人

改心した友人

小学生の時、印象的な友人がいた。

彼は少々自己中心的で、
その性格が災いし、
六年生になるころには
僕以外友人がいなかった覚えがある。

さて、これから彼の話になるのだが、
彼の家庭は今思えば
少々特殊だったと言える。

フィリピン人の母親と
日本人の父親をもつ、
つまりハーフで、兄、弟、妹がいた。

ここまでは問題ない。

しかし、彼から聞く父親の話は
なかなか過激だった。

確か小学四年生の

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小説を書き始めた経緯

小説を書き始めた経緯

 今さらながら、小説を書き始めた経緯に関して語ろうと思う。

 私がもともと小説を書こうと思ったのは「自分が早く自立するにはどう手を打てば良いのだろうか?」と中学生の頃考え、いつものように過ごし、家で角川文庫の小説を読んでいたところ、

 巻末だったかしおりに『電撃文庫大賞』の文字があり、読んでみれば『小説作品募集』のようなことが書いてあるではないか。……しかも賞金もはずむ。

「これだ!」

 

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