かんじゃのきもち 3

しずく♡はりまピアサポバンク


こんにちは。

卒業シーズンですね。

みなさんいかがお過ごしですか。


前回の続きです。


イヌ:入院している時は

たぶん落ちこんでるんやね。

それでよくなってきて

退院した頃は

「あの看護師さんよかったな」

ということが印象に残ってる。


クジラ:どういうことが印象に残った?


イヌ:入院中、言葉をかけて助けてくれるんやけど、

言われることが納得いかない時があるんやね。

納得いくように答えてもらった時は

わかるようになるんやけど、

自分の判断力が鈍ってる時は、

人に聞いてもわからない時があって困ったり。


クジラ:じゃ説明の上手な看護師さんがよかった?

イヌ:上手過ぎても残らない。

クジラ:自分に合った…

イヌ:そうやね。

クジラ:上手な説明の仕方なら。

すごく印象深い方もおられたということやね。


ウシ:僕は入院中に、

若い看護師さんが

「私に惚れるなよ」と(笑)

クジラ:こう人と人のつきあいというか…

そういうのが気持ちにあるんやね。

他どうかな?


インコ:僕は入院歴が全くなくて、

個人の病院にずっと通ってる。

病気になってからの連携というか

福祉の連携ね。

大きい病院通ってる人達は、

病院自体がしっかりしてるんやと思うけど、

すぐに就労支援施設なりデイケアなりに結びつけてくれるんやね。

個人病院の場合、

やっぱりそういうのが乏しいと思うから、

まず個人病院に看護師さんとして行くことがあったら、

患者さんで迷っている人がいたら

サポートしてほしいなと思う。

クジラ:ぜひ。

なおかついろんな生活の仕方されてるし、

どういうことを期待、希望しているかっていうのも

ぜひ患者さんにいろいろ聞いてもらって

つないでいっていただけるといいなっていう感じやね。


じゃ、ウサギさんはどう?

ちょっと印象に残ってる看護師さんとかいたら。

ウサギ:入院が長かったから…

私、テレビ大好き人間で

よくドラマを見てたんやね。

2時間ドラマがあるんやけど、

22時までで就寝なんよね。

そうしたらその後が見られないから、

看護婦さんに薬の時間に

「今日このドラマが終わるまでちょっと延ばしてもらえますか?」

って言っておいて

最後に見させてもらったりとかしてたね。

クジラ:それは2時間ゴールデンタイムのテレビやね(笑)

みんなだいたい病院は21時半~22時消灯で

テレビも消えちゃうよね。

だいたいそのスペシャル番組の2時間ドラマって見られるの?

ウサギ:うん。

「ちっちゃい声にしてな」って

融通してもらってた。


クジラ:そうやね。

やっぱり入院生活が特に長くなってくると

そういうことも必要になってきたりするよね。


シカ:イヌさん、病院を逃げ出した話、されてたね。

イヌ:逃げ出すことは全然なんともなかった。

入院中に閉じ込められるのは初めてだから、

逃げたくなってそれで逃げた。

自衛隊にいて運動してるからわけはないけど、

いざ逃げたけど行くとこないから病院に帰った(笑)

帰ってきたら病院の態度がスーッと変わったね。

病院で入院している時は

家族に面会に来てもらいたくて、

一度来てもらって

「2週間に一度来てください」と

お願いしたことがある。

それから2週間程度来てくれて

「そろそろ退院してもいいよ」っていう話になって、

退院させてもらった。


ウサギ:ベッドに横になってて

「躁」なんやけど

あとに「うつ」が来て

横にばっかりなってたの。

看護師さん…洗濯物をたたんでくれる人なんやけどね。

廊下から見えちゃうから

わたしがカーテンを閉めてたら

シャーっと開けるんよ。

また閉めるとまたシャーっと開けられて

寝てられないというか

そんなこととか。


お風呂は大きいお風呂で団体で入るから

嫌だなと思うね。


ウシ:平成2年~11年まで

9年半入院してたけど、

閉鎖病棟で全閉鎖で出られないんやね。

入院中、「コーヒーが飲みたい」

ただそれだけなのに、

なかなか飲めないとか。

あと患者同士で喧嘩もある。

そんな時でも目を合わせないとあかんとか。

辛かったね。

そこから寝られないことがいちばん辛かったね。


”ふつう”の暮らしができなくなる

でも

”非日常”の中でひとに救われたりもする


入院した人が経験したいくつかでした。


いつもお読みいただき

ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?