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多様な家族のあり方を受け入れるために / マンガでわかるLGBTQ+(パレットーク様)

みなさんは、LGBTQ+を知っていますか?LGBTQ+とは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・クイアー(もしくはクエスチョニング)・その他すべての性的少数者の総称を言います。

近年、LGBTQ+を耳にする機会が増えてきているように感じます。私自身も、恥ずかしながらここ2〜3年の間に知ったばかりで、まだまだ知らないことばかりです。今回は、パレットーク様の「マンガでわかるLGBTQ+」をご紹介します。


⒈本との出会い

私がこの本と出会ったきっかけは、著者のSNSです。著者は、ジェンダーやセクシュアリティに関するマンガやイラストなどを発信するメディアとして、TwitterやInstagram等のSNSで発信しています。

私は、SNSにて発信されていたマンガを拝読したことがきっかけで、ジェンダーやセクシュアリティに関する話題に興味を持つようになりました。しかし、言葉の定義をよく理解していないまま拝読していたため、学びたいと思うようになりました。

このような思いを抱いていた時に、著者から書籍が発売されることを知り、拝読することにしました。

⒉感じたこと

本を読んで、私が感じたことは2つあります。

⑴同性同士で生きることの難しさ

1つ目は、同性同士で生きることの難しさです。この本では、様々なセクシュアリティの方々の体験談が掲載されています。その中でも、CASE14で描かれたエピソードが印象に残っています。

CASE14の主人公であるアオイさんは、シスジェンダーのレズビアン。アオイさんは、学生時代に同性の方とお付き合いをしていました。しかし、お付き合いをしていた彼女は、のちに異性の方と結婚しました。

彼女の結婚後、アオイさんは彼女とお茶をするのですが、その時、彼女は「異性と生きることの特権」や「同性同士で生きることの難しさ」を苦しそうに話していました。

CASE14以外のお話でも、

・パートナーが同性だと、緊急連絡先として認められない
・同性カップルは、そもそも結婚という選択肢がない

など、「異性と生きることの特権」や「同性同士で生きることの難しさ」が感じられるような経験談が掲載されています。

この経験談から、私は、今後もお付き合いしていきたい相手と共に歩んでいくためには、選べる選択肢を増やしていくことが大切だと気づきました。

⑵家族のあり方は多様であることの大切さ

2つ目は、多様な家族のあり方を受け入れることの大切さです。この本に掲載されている体験談の中でも、CASE15で描かれた結婚に関するエピソードが印象に残っています。

CASE15の主人公であるサトさんは、結婚をしている姉がいます。姉は2年前から不妊治療をしていましたが、パートナーとの話し合いの結果、子どもを持つことは難しいという結論になりました。

このような結論に至る家族もいる中、サトさんは、国側が婚姻について、生殖と子の養育を目的とする男女の結合だと主張していることを知ります。

「自分の子を持ちたい」という望みを諦め、パートナーと2人での暮らしを決断をした姉。姉だけではなく、同性カップルや歳を重ねてから家族となる方々など、従来の家族のあり方以外を選択した方々を否定されているような気がしたサトさんは、違和感を抱きます。

私は、このエピソードを拝読し、多様な家族のあり方を受け入れることの大切さをに気づきました。

⒊「自分ごと」として向き合いたい

今回本を読んだことで、LGBTQ+に関する問題に対し、少し自分ごと化できた気がします。一方、まだまだ勉強不足だと感じることが多々ありました。

もし身近に性的少数者であることに悩んでいる方がいたら、相手を傷つけずに寄り添うことができる自信がありません。今後は、勉強や情報収集をさらに積極的に行い、自分ごととして向き合っていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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