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2代目繫盛のルールその28「大和魂を笑うな」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊴】

「ルールその28 大和魂を笑うな」


信念の大切さを例えると、、、

ルールその8で信念の大切さを解説しました。
「信念さえ持てば経営は至極簡単になる」
世界で初めてミッション経営を行ったとされる元祖経営の神様、松下幸之助の言葉をご紹介したのですが、今回はこの話をもう少し掘り下げたいと思います。

ルールその8では、信念を基礎にして、ミッション、マーケティング戦略、マーケティング戦術がピラミッドのように積みあがっていると言いました。これを日本の法律に例えるとミッションが憲法、マーケティング戦略が国政・立法、マーケティング戦術が警察や検察、役所などの行政に当たります。

日本国の国民の目的やあり方、どのように生きるかを規定している憲法がなければ法律を制定できず、法律を制定できなければ行政機関は機能しない。そのような関係です。

ですから、ミッションの基礎に当たる信念とは法律で言うところの憲法よりもさらに大切なものなのです。

では、憲法よりも大切な物って何でしょうか?

大和魂と聞くと笑ってしまう?

憲法よりも大切なもの。
それは、日本人の精神性です。日本人が日本人たる所以、一言で表すならば「大和魂」と呼ばれるものです。

先日、母校の中学でマーケティングの話をする機会があり、大和魂ってどう思うかと聞いてみたところ、微妙な笑いをみんなしていました。頭のおかしい熱いおっさんみたいな扱いです。では、日本人を表す言葉を他に知っていますか?と聞いても誰も答えられません。

そうです。僕たち日本人は自分たちを表す言葉を持っていないのです。(正確には奪われたが正しいかな?)

もしも、これがビジネスであれば、この会社はとても盤石とは言えません。自分の会社名も知らず、自分たちが何をすれば良いのか、何が幸せなのか、何が豊かなのか、全く分かっていないまま、ただ行き当たりばったりでものを売り買いしているだけの状態です。そんな会社に勤めていても幸せになれそうにありませんよね?

それが国だったらと思うとゾッとしませんか?

僕たちは、隣国、中国の行動に時に理解が追い付かず何を考えているのか分からないとぼやきます。しかし、彼らには「中華思想」と言う確固たる行動原理があります。これが、中国人の信念、憲法に優先する精神性なのです。

だから彼らは強い。

日本には今、大和魂がない。だから、政治は矛盾し、国民は幸せになれない。大和魂を基礎としない憲法に本当の日本人の姿は映らないし、その憲法で決めた法律も行政もすべて日本人の幸せのためにはならない。

自らの信念を持たない者、信じられない者、考えない者、決められない者に未来はない。

「大和魂を笑うな」

その本当意味が理解できれば、あなたは必ず自身の信念を探す決意をするでしょう。その時あなたの本当のマネジメントが始まります。

創業組が嫉妬するような2代目マネジメント術で豊かで幸せな人生を送りましょう!

エルベラン2代目オーナーシェフ 柿田衛二




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