elberun_eiji.kakita

夙川の老舗洋菓子店エルベラン二代目オーナーシェフ柿田衛二。日本唯一のスイーツライフデザ…

elberun_eiji.kakita

夙川の老舗洋菓子店エルベラン二代目オーナーシェフ柿田衛二。日本唯一のスイーツライフデザイナー。洋菓子は素敵な想い出のタイムマシンをテーマに体に優しく心に贅沢なケーキで皆様のありがとうを形にするお手伝いをしています。ミッション経営歴10年~。https://elberun.gift

最近の記事

2代目繁盛のルールその32「洋菓子店の売り上げを上げたいなら4つの空気を売れ」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント】

ルールその32洋菓子店の売り上げを上げたいなら4つの空気を売れ洋菓子店には売るべき4つの空気がある こんにちは、スイーツライフデザイナーの柿田です。 今日は、洋菓子店の売るべき4つの空気についてお話しようと思います。 さあ、洋菓子店が売る4つの空気っていったい何でしょう?酸素・窒素・二酸化炭素・水素?いえいえ、そうではありません。私たちが売るべき空気とは、、、、 ①空気 ②活気 ③雰囲気 ④本気 この4つの空気の事です。 ①空気を売る これは、文字通り地球の大気=空

    • 2代目繫盛のルールその31「値上げこそ社長がすべき立派な企業努力」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊷

      「ルールその31 値上げこそ社長がすべき立派な企業努力」先代からの看板商品があなたを苦しめる病「老舗病」? 二代目社長の皆さん。 あなたのビジネスを苦しめる「老舗病」の恐ろしさを知っているでしょうか? これは看板商品である、あなた自慢の商品が実はあなたのビジネスを最も脅かす存在になってしまっているという恐ろしい病です。 以前、ルールその3でロングセラー商品を持つ事は街の文化につながる大切な事だと言いました。また、ロングセラー商品を時代に左右されない看板商品に成長させる

      • 2代目繫盛のルールその30「ミッション経営のススメ」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊶】

        「ルールその30 ミッション経営のススメ」 なぜ今ミッション経営なのか? 経営者の毎日とは、不安との戦いの毎日ではないでしょうか? 少なくとも以前の僕はそうでした。 弊店は、繁忙期、わずか11坪の店舗のみ、支店も無し、催事もしませんが毎日100万円以上を売り上げます。それでも明日は一人もお客様が来なかったらどうしよう、社員が一斉に辞めたらどうしようといった不安が頭をよぎり悩んだものです。 何故なら、確実な明日など待ってみたところで来ることはないからです。 ましてや、

        • 2代目繫盛のルールその29「お客様・関係生産者・スタッフ・経営者は平等に」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊵】

          「ルールその29 お客様・関係生産者・スタッフ・経営者は平等に」何故、働き方改革が進まないのか? オーナーシェフの皆さん、中小企業経営者の皆さん、働き方改革進んでいますか? 僕の周りの経営者の皆さんも、僕を含めて一様に大変苦慮されています。 昨今、有名パティシエの運営する洋菓子店での悪質な残業代未払い問題の報道に伴い、急速に事態が進展したように感じます。 結果、一定の成果を上げられている会社とそうじゃない会社にハッキリと別れ始めました。 経営者の意識に大きな差が生まれてお

        2代目繁盛のルールその32「洋菓子店の売り上げを上げたいなら4つの空気を売れ」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント】

        • 2代目繫盛のルールその31「値上げこそ社長がすべき立派な企業努力」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊷

        • 2代目繫盛のルールその30「ミッション経営のススメ」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊶】

        • 2代目繫盛のルールその29「お客様・関係生産者・スタッフ・経営者は平等に」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊵】

          2代目繫盛のルールその28「大和魂を笑うな」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊴】

          「ルールその28 大和魂を笑うな」 信念の大切さを例えると、、、 ルールその8で信念の大切さを解説しました。 「信念さえ持てば経営は至極簡単になる」 世界で初めてミッション経営を行ったとされる元祖経営の神様、松下幸之助の言葉をご紹介したのですが、今回はこの話をもう少し掘り下げたいと思います。 ルールその8では、信念を基礎にして、ミッション、マーケティング戦略、マーケティング戦術がピラミッドのように積みあがっていると言いました。これを日本の法律に例えるとミッションが憲法、

          2代目繫盛のルールその28「大和魂を笑うな」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊴】

          2代目繫盛のルールその27「マーケティングこそ社長の仕事」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊳】

          「ルールその27 マーケティングこそ社長の仕事」社長がプレイヤーではダメだ!とは言うけれど、、、 社長の仕事って何でしょう? 以前、とある経営者の会合に出席したときの事です。 その会合には、僕がまだ経営者になりたての頃、同業のオーナーシェフの勧めでスポット的に何度か顔を出していました。 様々な業種の中小企業の経営者や幹部社員が出席して、経営活動の成功事例や失敗の事例をシェアし、お互いに話し合いながらより深く経営を学ぼうと言った活動をしている集まりです。 そこで、よく言わ

          2代目繫盛のルールその27「マーケティングこそ社長の仕事」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊳】

          2代目繫盛のルールその26「ポジショニングこそ命」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊲】

          「ルールその26 ポジショニングこそ命」 自分のビジネスを定義出来ているか? ポジショニングは本当に難しい。 僕は、5年以上自身のビジネスのポジションを考え続けました。 自社が、他者に優先してオンリーワンになるポジションは何か? これは、洋菓子店はケーキを売る店と定義する事ではありません。 もちろん美味しいケーキを売る店でも、素材にこだわったケーキを売る店でも、高い技術力で作ったケーキを売る店でも、世界チャンピオンが作るケーキを売る店でもありません。 ポジショニング

          2代目繫盛のルールその26「ポジショニングこそ命」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊲】

          2代目繫盛のルールその25「あれこれ売り込むな」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊱】

          「ルールその25 あれこれ売り込むな」間違えてる人99% 洋菓子業界最大の間違い 最近、専門店ビジネスって増えましたよね。 焼き立てメロンパン専門店、タピオカミルクティー専門店、高級食パン専門店、絞りたてモンブラン専門店、フルーツサンド専門店、フルーツ大福専門店、焼菓子専門店etc、、、 まあ、その多くがお金目当てで市場参入してるので、すぐ潰れちゃうと言うか、資金回収したらバイバイ。ブームが去って引き際を間違えた人たちは悲しいことになってます。 でも、一定の客層をつか

          2代目繫盛のルールその25「あれこれ売り込むな」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㊱】

          2代目繫盛のルールその24「包材をケチるな」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉟】

          「ルールその24 包材をケチるな」包材費大高騰時代の到来 2022年は、円安の影響で全ての物が値上がりした年でした。 今まで、一部値上げ等はありましたが、原料も包材も輸入品も国産品もすべての物が値上げされることはなかったので、結果としてコストプッシュ型のインフレを日本にもたらしました。 2022年初めに10~15%、さらに9月以降にさらに10~15%の値上げをせざるを得なくなり、今後、値下がりの見込みもなく、まさに原価大高騰時代の到来となりました。 かねてよりのデフレに

          2代目繫盛のルールその24「包材をケチるな」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉟】

          2代目繫盛のルールその23「2代目は良いよなって言われたら成功」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉞】

          「ルールその23 2代目は良いよなって言われたら成功」創業組に嫉妬されろ。 このブログの題名が、創業組が嫉妬する、、、と始まっている訳ですが、実際、事業承継者の皆さんは2代目は苦労知らずで良いよなぁみたいな事を言われることがありませんか?僕はあります。ゼロから頑張って一代で自分の城を築く苦労を知らない甘ちゃんと思われてるんだと思うのですが、あなたならこの時にどういう対応をしますか? いやいや、2代目には2代目の苦労があると反論しますか? それとも、ちょっとムッとしながら

          2代目繫盛のルールその23「2代目は良いよなって言われたら成功」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉞】

          2代目繫盛のルールその22「インサイドアウトのコンセプトはあるか?」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉜】

          ルールその22 インサイドアウトのコンセプトはあるか?インサイドアウトの視点 他社ホームページなどで経営理念を目にする機会がよくありますが、経営理念と言うより何を自社がしたいのかと言う宣言的なものが多い気がします。 「私たちはこう言う事で世の中に貢献します!」 と言うやつです。 大手、大企業であれば広告費もそれなりに予算があり、知名度もあるので、こういう垂れ流し的な感じの大雑把なものでも良いかと思いますが、スモールビジネスではもっと細やかな理念の設定が必要かと思います

          2代目繫盛のルールその22「インサイドアウトのコンセプトはあるか?」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉜】

          2代目繫盛のルールその21「GIVERであれ」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉜】

          ルールその21 GIVERであれGIVE and TAKE が当たり前だと思っていました。 パティシエになった僕は、20代、30代の頃、ギブアンドテイクが当然だと思っていました。今から思えば痛い奴です。 自分はこれだけ頑張っているんだから、自分はこれだけ成果を出したんだから、自分はこれだけ身を削ったんだから、、、、これぐらいしてもらって当然!そんな考えで仕事をしていました。だから、割に合わない事に不満を漏らし、人を羨ましがってばかり。 気持ちばかり先走って、常に結果に満

          2代目繫盛のルールその21「GIVERであれ」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉜】

          2代目繫盛のルールその20「スタッフは給料では動かない」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉛】

          「ルールその20 スタッフは給料では動かない」給料出してるんだから、やって当然という間違い。 嫌われる経営者の象徴的な一言に「給料払ってるんだから、やって当然」と言う言葉があります。 過去15000人のデータを含む120年間の研究を分析した結果、「給与と仕事の満足度の関連はほぼ無い」と言うことが分かっているそうです。 また、ハーバードビジネスレビューが出した論文によると「給料の高さと従業員のやる気にはわずかな関わり合いしかない」と言うことが分かっています。 もっとも、

          2代目繫盛のルールその20「スタッフは給料では動かない」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉛】

          2代目繫盛のルールその19「ペルソナを持て」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉚】

          「ルールその19 ペルソナを持て」ペルソナが身近に感じられない? マーケティングにおいて、ペルソナはとても大切な要素です。 あなたのビジネスに売り上げをもたらせてくれるお客様。しかし、ビジネスが大きくなるほど実際に販売、接客したりする機会から遠ざかってしまい、一人一人の顔が浮かばなくなってきます。 いや、うちはお客様を大切にしてるから、そんなことはないよ。そうおっしゃる方もいるでしょう。しかし、あなたが好きなお客様とあなたに大きな利益をもたらしてくれるお客様とは違うか

          2代目繫盛のルールその19「ペルソナを持て」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉚】

          2代目繫盛のルールその18「採用を諦めるな」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉙】

          「2代目繫盛のルールその18 採用を諦めるな」日本に横行する若い人に期待しない採用法 先日、とある社長さんとお話をしていたときの事です。 その社長さん曰く、 「1を知って10を知ると言うことわざがありますが、今、多くの企業が10を知って2?いや、やっと1を覚えると言う若者が多くなったと嘆いています。」とおっしゃいました。 僕が、なぜそのような若者が増えたのですか?と聞くと 「もともと、一定数そう言う人はいたのですが、少子化の影響で、割合的にさらにそう言った人が入社して

          2代目繫盛のルールその18「採用を諦めるな」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術㉙】

          2代目繫盛のルールその17「休め」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術その㉘】

          「ルールその17 休め」社長はお休み恐怖症 ケーキ屋さんて本当に休まない人が多い職業です。 いや、ケーキ屋さんだけじゃなく、スモールビジネスに関わる多くの社長がそうではないでしょうか? 休まないと言うより、休めない? 社長って、休みが怖いんですよね。 「休んだらお客さんに悪い。」 「休んでいるうちにお客さんが他に移ってしまったら困る。」 そう思ってしまって、休みたくてもなかなか休みにできない。中には本当に休みなんていらない超人社長もいらっしゃいますが。 いずれ

          2代目繫盛のルールその17「休め」【創業組が嫉妬する2代目マネジメント術その㉘】