【明日死ぬつもりで今に生きる】
今日は『明日死ぬつもりで今に生きる』
についてお伝えしていきます。
会社員時代、上司と雑談している時に
「もしたった今、命が尽きるような状況になったら
どうしますか、あるいはどう感じますか?」
と尋ねられた事があります。
突然の事だったので
只々驚くばかりでした。
「いきなり何を仰っているのだろうか」
「人生の禅問答のような質問だなぁ」
「何か試しているのだろうか」
頭の中であれこれ推測しました。
あまり深く考えもせずに
私が上司に返答した内容は
下記の通りです。
「非常に悔しい気持ちを抱きながら、必死に抵抗します」
すると上司は
「それは後悔の念に満ち溢れて、普段から全力で対応していないという事ですね」
と仰られました。
私はハッとなりました。
ピンポイントで核心に迫り
ナイフで心臓を刺されたような
感覚になりました。
心拍数が上昇して
額に汗をかいていました。
自分では一所懸命に
取り組んでいるつもりでしたが
上司の質問に愕然として
しばらく放心状態でした。
上司がニヤッと笑顔を見せながら
諭すように教えてくださりました。
抵抗する心理背景に
「全力を出し切らず、手を抜いている」
「また次があると思って、余白スペースを残している」
「安心・安全・安定の保険をかけて、逃げ道を作っている」
etc
「作話」
「言い訳」
「自己防衛」
しっかり発動しています。
例え考えたくもない状況になっても
普段通り冷静に穏やかな氣持ちで
対応すれば後悔の念は出てきません。
もちろん
「日本が沈没するような最低最悪の状態」
「災害等の安全を脅かすネガティブ要素」
「有事や戦争が起こる万が一の緊急事態」
etc
計画段階では
あらゆる限りの事を
想定しておきます。
おかしなポジティブ思考では
難局には太刀打ち出来ません。
落ち着いて現実的に対処する力量を
兼ね備えておく必要があります。
最高(天国)と最低(地獄)の
両極端を考える事で
物事の本質が分かり
バランス感覚が安定します。
その上で実際に行動する時は
過去と未来に固執する事無く
目の前に集中する事です。
今ここに全神経を集中させて
1つ1つ丁寧に取り組みます。
フロー状態で実践すれば
仮に結果が悪かったとしても
後悔する事はありません。
なぜなら、手を一切抜く事なく
全てを出し切っているからです。
客観的にフィードバックも出来ます。
『後悔はゼロ円』参照。
急に「死」を突き付けられた時だけ
都合良く真剣になる事は
今ある事に感謝しないまま
惰性で生きています。
今ある事に感謝して
目の前に集中さえすれば
「些細な事であっても、1秒たりとも時間を無駄にしない」
「自分の全てを注ぎ込む覚悟で、情熱を持って挑む」
「生きようとする意志を大切にする」
何でも出来ます。
まさに
「明日死ぬつもりで今に生きる」
です。
スティーブ・ジョブス氏の名言が
今に生きる事を物語っています。
「スティーブ・ジョブス氏の名言」
毎日を人生最後の日だと思って生きれば、
いつか必ずその日は来るだろう。
もし今日が人生最後の日だとしたら、
今やろうとしていることは
本当に自分のやりたいことだろうか?
あなたの時間は限られている。
だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。
ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。
それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。
他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声を
かき消したりすることのないようにしなさい。
そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。
それはどういうわけかあなたが本当になりたいものを
すでによく知っているのだから。
それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。
過去ばかり振り向いていたらのではダメだ。
自分がこれまで何をして、
これまでに誰だったのかを受け止めた上で、
それを捨てればいい。
この地上で過ごせる時間には限りがあります。
本当に大事なことを本当に一生懸命できる機会は、
二つか三つくらいしかないのです。
人は、生まれ、ほんの一瞬生き、そして死ぬんだ。
ずっとそうだ。
混沌とした社会情勢ゆえに
素通りする事は困難です。
であれば
「コントロール認識」を
意識する事です。
「コントロール認識」とは
下記の4つです。
「自分が何をコントロール出来るか認識する」
「自分が何をコントロール出来ないかを認識する」
「自分が何をコントロールしたいかを認識する」
「自分が何をコントロールしたくないか認識する(諦める)」
特にコントロール出来ない事に
意志力を削がれては勿体ないです。
自分がコントロール出来る事と
自分がコントロール出来ない事を
明確にしておくとやりたい事に
集中出来ます。
強固な軸を持って
エネルギーを高め過ぎると
力んでしまい石頭になります。
信念や主義に囚われすぎないように
中庸でいるほうがリラックスして
心に余裕が持てます。
何事も程々にバランス良く
ただ目の前には集中して
明日死ぬつもりで今に生きましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
追伸
もしあなたが明日死ぬとしたら
どうしますか、あるいはどう感じますか?
あるがまま教えてください。