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アイスランド旅行記3 世界で一番大きな温泉、ブルーラグーン

火山大国アイスランドには、世界で一番大きな温泉があります。
その大きさは、8,700㎡です!

シリカが豊富で、不思議な青い色をしているため、「ブルーラグーン」と呼ばれています。
シリカが混じった水の青と、シリカそのものの白と、溶岩の黒の色のコントラストが印象的です。

首都のレイキャビクからは車で30分ほど離れていて、アイスランドの国際空港や、近年火山の噴火が多発しているエリアに近い溶岩フィールドの真っ只中にあります。

日本で温泉というと、ゆっくりと座ってくつろぎますが、ブルーラグーンは水着で入り、お湯は38度ほどとぬるめで水深が深く、立ったまま浸かることができるので、感覚的には大きな温水プールに近いかもしれません。
子供や背の低めな女性だと足の届かないところもあるので、浮き輪もあります。

70%が海水由来で、塩が多く身体が浮きやすいので、より身体の浮きやすくなるヘルメットなどを被り、フローティングのようなリラクゼーションができる体験もあります。

温泉の中にはちょっとしたバーがあり、アイスランド名物の無脂肪ヨーグルト「Skyr(スキール)」と果物を使ったスムージーを飲むこともできます。

また別の場所には泥パックコーナーもあり、シリカのたっぷり入った泥を顔や身体に塗ることもできます。

色んな体験ができてアミューズメントパークのようですが、私にとってブルーラグーンの好きなところの1つは、湯気の効果なのか、大自然の中にあるからなのか、音が遠く、静かに聞こえるところです。
特に昼間は家族で一緒に来ている方も多いので、ワイワイとした声もたくさんあるのですが、全て遠く聞こえて、不思議な感覚になります。
乳白色の世界で、人もあまりはっきりと見えず、声も遠く聞こえる、天国のような感覚はアイスランドにしばらく行っていなくてもずっと明確に記憶に残っています。

昼間のほうがきれいな青い温泉水を楽しむことができますが、夜は静かで、11月~3月ごろはオーロラを見れる可能性もあります!

アイスランドの観光業が栄えてきたのは2010年ごろからですが、1994年から、ブルーラグーンでは乾癬の自然療法にも取り組んでいます。
ブルーラグーンの温泉に浸かることを中心に、紫外線療法やブルーラグーン由来のスキンケアをすることができます。

また、ブルーラグーンには、シリカホテルとリトリートホテルという宿泊施設も併設されていて、ホテル敷地内にも少し小さめ(と言っても日本の温泉よりは広い)ミニ・ブルーラグーンがあり、いつでも入ることができます。

ブルーラグーンへのアクセスもあり、ホテルから歩いて行くことができるのですが、そのお散歩道も溶岩や苔、ブルーラグーンと同じ乳白色の青い温泉水に囲まれていて、とても不思議な光景が広がっています。

ホテルからブルーラグーンへと向かう道(!)

朝ご飯もとっても健康的で美味しいです。
印象的だったのは、他の北欧の国の朝食バイキングでもそうかもしれないのですが、フィッシュオイルのショットがあったことです。
やはり北国の人の生活にフィッシュオイルは欠かせないのだなと思いました。
(私は普段、フィッシュオイルではなくE3LiveのAFAでDHA・EPAを補っています!旅先でも必須。)

どちらのホテルも少しお値段はするのですが、空港から近いので、アイスランドに着いてすぐや、帰る直前に1泊だけでもするのはとってもおすすめです!自分へのご褒美やハネムーン、親孝行などに是非です😊

もちろん泊まらずに日帰り温泉のような形で行くこともできます。
空港からもレイキャビクからもたくさんバスが出ているので、1人でも車の運転ができなくても、全然大丈夫です。
私は年末年始に1人でアイスランドに行って1人で元旦ブルーラグーンをしたことがあるのですが、とても良いお正月になりました。

ブルーラグーンでは、写真撮影OKなので、スマートフォン用の首から下げられるビニールのケースのようなものを持っていくと便利です。
ブルーラグーンでは、時々お水の総入れ替えをする際、最近スマートフォンがたくさん見つかるそうです…どうか無くさないでくださいね!

時々、一人旅だから、とか、入場料が高いから、すごい観光地っぽいから…といった理由で、アイスランドに行ったのにブルーラグーンに行かなかった方のお話を耳にするのですが、せっかくアイスランドに行くのなら絶対に行ってみてほしいです!

ものすごく観光地化されたところでも、アイスランドは旅慣れた人にとっても楽しいと思います。

次回は、アイスランドの食(+おすすめのお土産)についてお話ししようと思います!


岡村さくら

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