【エッセイ】里の駅に行ってきました8 台風が過ぎた後 [道の駅・里の駅](1142文字)
2023年8月17日。
夫と一緒に車で、京都府京都市の里の駅に行ってきました。
前々日に台風7号が関西を通過、その翌日ではあまり収穫がなかったのではないかと思い、16日に行きたかったところを17日に変更しました。
17日も晴れとはいかず、空には灰色の雲がびっしり。
曇りでした。
天気予報では、雨が降るかもしれないとのことで、いつも心配している強い陽射しや紫外線は大丈夫かなと思い、トップスは袖なし綿ブラウスという出で立ちで外出しました。
たくさん雨が降った後ではありましたが、道路沿いや山々の木々は、8月中旬ならではの草臥れた感じ。
ですが、ミンミンゼミとツクツクボウシを主役に据える、蝉の大合唱。
ミンミンゼミとツクツクボウシと言えば、私の子どもの頃には盛夏の蝉でした。
地球温暖化の影響で、晩夏の蝉になってしまいましたね。
今がまさに盛夏の気分です。
心地良い蝉時雨に耳を傾けながら、里の駅に到着しました。
里の駅のあたりは、一雨降った後のようで、地面が濡れて、水たまりができ、凄い湿気で蒸し暑かったのですが、時折吹く風が快適でした。
里の駅では、四葉胡瓜・あさかぜ胡瓜・西洋人参・丸オクラ・茄子・白茄子・山科茄子・長茄子・トマト・2種類の餅菓子を購入。
四葉胡瓜とあさかぜ胡瓜がまだありました!
今年は長期間食べられて、幸運です。
我が家には今年初の長茄子。
私は、長茄子は鉄鍋蒸し焼き(できれば丸焼き)にすると美味しいほうの茄子と思っています。
前回初めて鉄鍋蒸し焼きにして、もう一つだった丸オクラを、今度は加熱時間を伸ばして再挑戦する予定です。
今回も楽しみな野菜が揃いました。
売り場の野菜自体はやはり量が少なめでしたが。
いつも楽しくお喋りする生産者さんと久しぶりに長めに話せました。
「台風が心配でしたが、勢力が弱まって良かったですよね」
と夫。
「雨がね、たくさん降りましたね。まだ、今日も天気が…」
と生産者さん。
やはり、台風の話題からでした。
台風の話の後は、桂白瓜の話や胡瓜といえばの若い生産者さんの話やこれから出てくる野菜の話等、いろいろ話を伺うことができました。
車の中で餅菓子を食べました。
前回は、車内とはいえ激しい雨の中で食べて、気分的にゆっくり味わえなかったので、今回は時間をかけて味わって食べました。
とても美味しかったです。
台風対策か、木のベンチが建物に立て掛けてあったので、座るところがなく、いつものように、木のベンチに腰掛けながら、ソフトクリームやお弁当を食べる人達の姿は、ありませんでした。
風景として、ちょっと寂しく感じました。
幸い、私達夫婦は全く雨に降られることなく帰り着くことができました。
田んぼの緑色にところどころ黄金色の稲穂が顔を出す頃になりました。
次回はどんな野菜が並ぶか楽しみです。
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