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『運送用語』の呼称のデザイン②

 宅配便を受け取る一般家庭において。事前に『配達日時指定』ができない案件だったこともあり、業者に”空振り”をさせてしまい、『不在票』を受け取ることになった… そのような経験は貴方にも何度かあるでしょう。

 『再配達』を要請することになるのですが、そもそも、業者のwebサイトにアクセスしてみれば、『トレース/追跡』ができる、つまり、荷物のステータスを知ることができる --- そのような”ITサービス”体系が構築されたのはかなり前のこと。

 そのような画面を閲覧/チェックしてみたことはありますか?

 

 その中で使われている〔用語〕に関し、違和感を抱く人が散見されるらしいです。
 昨日の記事の題材と通じていますが、閲覧者≒運送サービスの利用者にとって「適切とは言えない」や「分かりにくい」という意見。

 その例というのが・・・・

持ち出し中


 いかがですか?
 あなたにとって、物申したくなりますか?

 「何ら異論無し」との観点に居る方のためにも添えておきますと、【そうじゃなくて、『配達中』では??】という見方。
 〔消費者〕の立場ではこの表現:持ち出し中 は違和感なので、決して「社内の用語」ではなく、相手に合わせたものに変えるのが望ましい、との言い分📣

 でも実際は、配慮が足りないのではなく「敢えてそうしているのだ」と当方は推察しています。決して「手前共の表現」だとは言い切れない。
~全業者共通(規定)言語というわけではありません🙅🏻‍♂️

 

 ここでもやはり【意見の衝突】ではなくて、本質思考が軸ですよ☝

何故に、『配達中』ではなくて意図的に『持ち出し中』なのか、貴方も少し想像してみてください🙋

 

👇 ☟ 捉え方の例 ☟ 👇

 

 

 荷物の配送状況のステータスの話です。

◆持ち出し中◆
【地元の配送拠点まで到着した】という経過よりも後、宛先宅までの末端配送車への搭載まで済んでいる(というところまでを表現する)ステータス/着地センターに残っているわけではない、の意
◆配達中◆
上記の後、さらに宛先宅に向けて移動中である、という、より限定的なステータス
 となり、意味合いが異なる/使い分けている という可能性があります💡

 もう少し補足すると、前者の場合は、「多数混載している(同じ車に積み込んでいる)ので他の配達先を回ってから順番が来ればお届けしますよ」の意味を含んでいる一方で、もし後者表現にしてしまうと「今の移動。まさしくお宅に向かっていますよ/あるいは、ちょうどピンポン鳴らすところで手渡しが完了するまでのごく僅かな期間のみ」ということです。

 荷物個件に関する〔情報〕ですので、別件の配達を実行している最中でありながら『(本件を)配達中』と言ってしまうのは、ある意味で”デタラメ”なわけです☝

 

貴方の身の回りで生じている事例。何か連想しましたか?
「分かりやすい」の基準がブレてしまっていませんか?



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