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『アイデアは質より数』とする思想の信憑性?《前編》

 今週、《自動化追求の空走》や《実質的効用を見失った”改善”》等、仕事その他の社会生活で見掛ける施しや思想の本質についての例に触れて連載してきました📖
 そうです。当方はカイゼン/あらゆる合理化を本職をしているため、この領域に関してかなりの深みを維持する立ち位置に居て久しいです🙇
~その延長で、「薄っぺらい〔案〕を”アイデア”と言ってしまう様子」について、明敏な違和感を抱きがちです。

 

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 テキサス大学オースティン校の研究者らによると、『アイデアの良し悪しではなく、アイデアの数に対して報酬を与えられた人は、無報酬であったり、アイデアの質に応じて報酬を与えられた人に比べ、結果的に創造的なアイデアを多く生み出すことができた』 --- との内容を紹介する主旨のネット記事を見掛けたことがあります📖

 いつもの流れから貴方もお察しの通り、本件についても何だかしっくりきません🙄
 まぁ、「一理ある」のかもしれませんが。デタラメではなくそこでの〔結果〕なのでしょうから。

 
 これを見て想起した話があります。
 某・業績堅調な中堅企業において、社内(公募)制度の例がメディアで紹介されることが複数回ありましたが、その内容としては『本質的に同一のものを件数が分かれるように細工して数値を稼ぎボーナスをもらった』という話を堂々と開示しているものでした。

 もちろん、そこの方針に口出しする意図も権利も無いわけですが、やはり【その話の受け手側が、制度や社員の”作戦”を賞賛・感心】が同時に伴う展開にはガッカリしました。
 「数打ちゃ当たる🎯」は否めない。「件数を打つ」という作戦を練る社員こそが報酬を得て(その”狡賢さ”を)評価されるのか。--- むしろ真っ当な妙案を生み出せる人財の意志を削いでしまう等の《表面化しない衰退》という副作用があることへの”気付き”は遠そうです😩

 

※後編へ続きます
20230917 18時頃にリンクが有効化します👇

 

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