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見せるターゲットを絞り込みたいポスター +

 「これのどこがヘンなの?」という気持ちの人は、「デザインさんはいつも”考えすぎ”」と思いつつも、〔着眼点〕に興味関心を持って頂けているから今回も読んでくださっているのだと思いますので、遠慮なく提起しますね🤭

 

 駅に掲示されています。そこそこ大きなポスターです。
 乗客の誰もがこの傍を通る、つまりは多くの人の目に留まる場所なので、広告を貼るのには絶好のポジションです。
 このような求人募集の類においても、周知方法として”御の字”なのだと推察されます。

 

 で、その中身とは…

バス運転手募集

 

 違和感とか、心に引っ掛かる人はいませんか?

 このコピー(フレーズ)は、特段の”ひねり”もなく、ごく自然なものですね。これに対し、軽く本質思考をしてみましょう☝
 誤字だとか、国語的な話ではありませんよ。
 難易度としても軽易な例かと思いますが😎

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 表題として掲げたように、もちろん、ターゲット(は誰か、について)意識されているはずで、このポスターについても例外ではないです。

 見て取れる内容からすると、
【①バスの運転手という職に就こうと、これから応募し得る立場の人】
ですよね。その点は明白です。

 でも、前述したように、この掲示はあらゆる人が見ます。つまり
【②バスの乗客という立場の人】
もいるわけで、いやむしろそちらの方が多数であると推察できます。

 

 募集側により、ターゲットである①に向け「門扉を”より広く”開く」ために工夫を凝らした配慮のある内容・フレーズだと評価されます。でもそれはあくまで「①の立場の人にとって」との限定的な見方をした場合において、であって、立場の異なる②の者(おそらく貴方も)としてこれを見たらどう思いますか? という論点です。

 以上のヒントで、提示主旨がお分かりになれましたか?

 

 そんなことを気にする(=副作用を心配する)のは、やっぱり当方だけなのでしょうか…(;´∀`)

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 例えばもし、

『初心者でも応募ok
 懇切丁寧な研修が用意されています』

なら、②にとっての心配は拭えますが、これだと

「未熟であるにもかかわらず実車運行を担っているの!?」
という不安を抱く
人がいてもおかしくありません。

 あるいは、駅のポスターではなく、求人情報誌/広告の中でのフレーズであったなら、【①限定で見せているに等しい】ので有効かと💡

 

 今回のネタは、貴方の〔違和感〕を呼び覚ますことができましたでしょうか?

 

《「誰に向けているの!?が訝しく思える例👇》

 

&〔掲示〕繋がりの過去稿のご紹介🙇

 

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