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小説:1話で完結

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2020年11月の記事一覧

業務レベル「zero」ですけど何か?

業務レベル「zero」ですけど何か?

新しく会社に入ったり、業務を移動すると過去の経験がほぼ役立たない。どちらかと言うと不要になってしまう。特に感情に支配されている人たちが渦巻く環境ではかなり無理がある。

これから入る山田さんです。

彼は前の部署でチームを引っ張っていました。

いきなりハードルが上がる💦

・彼の能力が低いわけではないのですが、社員の意図を上手くコントロールする為に動いていただけでした。

新しい場所はどうも、

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【超々短編】彼は死神になりました。

【超々短編】彼は死神になりました。

彼は死神になりました。

つい、この間交通事故に会った時にドアやら跳ね飛ばされて倒れました。

立ち上がると彼は自分の肉体の脇に立ち困惑しました。

しばらくするとスーツの何者かが近づいてきてカバンから巻物を出して読み上げて聞かせました。

あなたは死にました。通常は選択権はありません魂を浄化して転生します。

しかし、今回あなたは見事「死神」に転職することができました。

そしてスーツの何者かは

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【すごく短い小説】言葉を操るカウンセラー

【すごく短い小説】言葉を操るカウンセラー

昔々、神様が数柱存在していたそうです。

その中で人間を創造した創造神が目の前にいた二柱の神様にその人間に言葉を与えるか与えないか決めさせました。

二柱の神様は声を揃えて「言葉を与えましょう」と言いました。

創造神は「あとは任せる」と言って分身を残し別の宇宙に消えて行きました。

一柱の知性を司る神様は言葉とその意味を人間に伝えました。知恵の神様はカウン神と呼ばれています。

もう一柱の神様は

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痛いの痛いの大嫌い。

痛いの痛いの大嫌い。

昔々、可愛いお姫様がいました。

外から見るととても良い子なのですが、

とってもわがままで、気に入らないことがあると侍女に物を投げたり棒で叩いたり、王妃様は困りました。

王妃様は王様に相談したら、「娘は可愛いから良い」と言うのです。

親バカですね。

将来「この国を守って行かなければならない王族がこれではダメだ」と王妃様は考えました。王様は娘大好きで過保護にも度が過ぎるので、娘離れするように

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虹色の砂

虹色の砂

7つ色の橋が掛かるよ。
雨の後に現れて気付けばふわっと消えている。
丸くぼんやり遠くに見えている。
とても綺麗な虹色です。

虹を渡れば世界に行けるかな。
みんなと仲良くなれるかな。
そう思って旅だった。

虹の下は火の海だここは火山の上だっけ?
しっかり下をのぞいたらみんなで火を吐き運動会?
ここはテレビで見た時は青く綺麗な青空と、
とっても綺麗な町だった。

今は火の海なんでだろう。
砂の鏡を

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【超々短編小説】死んでるはずなんです。間違いなく。

【超々短編小説】死んでるはずなんです。間違いなく。

もう死んでるのに何度も撃たれてもね。

どうやら私は捕まったようです。
私怨なのかわかりませんが捕まりました。
椅子に縛りつけられています。

一般的な拷問を受けることされることもなく、
一日一食の食事つき数日が過ぎました。
究極ダイエットだと思いました。

周りが騒がしくなってきました。何かが起こったようです。
突然ドアが開き白衣を着た人が縛られている彼に薬を注射しました。

ダイエットの代償が

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【超々短編小説】眠れない人と石

【超々短編小説】眠れない人と石

たたいても人生は変わりません。

眠れない人は本当に眠れないです。体質なのかわからないが眠れないです。
お供に石を連れています。

特に頭をたたいて気絶するためではないですよ。
この石なぜか眠れない人についてくるのです。
不思議ですよね。なぜでしょう。

この石は意思を持っています。洒落(しゃれ)ではないですよ。
TOOLBOXぐらいの大きさです。

不思議なことに浮いているんです。
時に必要な石

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【超々短編小説】魔族と薬

【超々短編小説】魔族と薬

薬を作る人を魔族という時代の物語。
魔族は長生きだ。魔族は耳が良い。魔族は目もいい。魔族はなんでも知っている。森の奥に住んでいる。

森の外れに住む人々いつも魔族に祈りを捧げては、薬を少し分けてもらう。彼らは森人と呼ばれる。

魔族と森人は昔一緒に仲良く暮らしてた。

魔族は元々少ない種族、知識をみんなに分け与え仲良く暮らしてた。

ある時、ひどい病気で捨てられた町人を森人が見つけて村外れの小屋に

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【つぶやきの詩】廃村とドローン

【つぶやきの詩】廃村とドローン

今日もドローンは空を飛んでいる。
別のドローンを運んで進む。

大きな町から様子を見にドローンは飛んでいる。
沢山の荷物を運んだり写真を撮ったり忙しい。
空飛ぶドローンはすこし考えることができる。

いつもと違う命令が人型のご主人から下される。
人がいない町にやってきた。
仲間のドローンを下ろし空で待機

ほかの仲間との連絡係
他の仲間も飛んできて地面を走るドローン届けてる。

陸上のドローンから

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