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【超々短編小説】眠れない人と石

たたいても人生は変わりません。

眠れない人は本当に眠れないです。体質なのかわからないが眠れないです。
お供に石を連れています。

特に頭をたたいて気絶するためではないですよ。
この石なぜか眠れない人についてくるのです。
不思議ですよね。なぜでしょう。

この石は意思を持っています。洒落(しゃれ)ではないですよ。
TOOLBOXぐらいの大きさです。

不思議なことに浮いているんです。
時に必要な石をかき集めてさらに、狩りをすることができるんです。

石は眠れない人をよく運びます。眠れない人は日光に弱いです。
石は仲間を集めちょっとした休憩小屋を作ります。

眠れない人は石を磨きます。汚れが付いたら水で洗います。
水かがないときは干し草で磨きます。

とても良い関係のようです。石はとても頑丈なため壊れることはありません。熱くなっても急に冷やしても割れません。

ただ、ダイアモンドは苦手と言ってました。ダイヤモンドのほうが固いらしいです。それは仕方ないことですよね。

世界一固いわけだから、ダイヤモンドは熱に弱いそうです。
大火事の時にダイヤモンドはいなくなったそうです。

ずっと昔のことでした。大火事の後に眠らない人と出会い。
石は一緒に旅をしているそうです。

眠らない人は石と出会う前は一人で生活してました。3日連続で仕事しては半日休む生活を、10年ほどして別の町に移動するとゆうことを本人が数えるを忘れるぐらい繰り返してきました。

眠らない人は、ものすごく科学が発展したときに生まれてそうです。眠らない人は、不老不死なんです。28~30歳ぐらいで肉体的成長が止まっているそうです。

うらやましいですね。眠らない人は、いろいろ苦労はあるようですが、
壊れない石と一緒にいる事には苦労はないそうです。

まさに気楽な2人旅です。大陸の隅っこの町にやってきました。とっても大きなガイヤ大陸ってゆうカルガ町です。地球でゆう一般的な港町のイメージでいいと思います。

カルガ町は一般的に港町なんです。仕事がたくさんあります。
眠らない人は旅人です。

前の町でお仕事をして路銀(旅の代金)にして、また旅をする方法を眠らない人と石は取っています。港町にはいろんな人が立ち寄るので、不老不死や空飛ぶ石は気にならないです。

そんなことはありません。目立っちゃいます。眠らない人はいいとして、
空飛ぶ石は変身?変石?します。

石はTOOLBOXに変身しました。眠らない人は町の露店許可状と工作屋と看板をだしました。工作屋とはなんでも屋さんなんです。主に修理屋を行う職業のことです。

眠らない人は技術を見せつけるために石や木の像を作ったり、他の露店の修理を受けてました。船の修理をする人の小屋の掃除や修理の仕事を請け負うことになりました。

親方さんに仕事の内容の詳細を受けて片づけを始めました。ほとんどがガラクタなので裏の工場の焼却炉で焼いてほしいと、比較的簡単な仕事がだ報酬が異常に良かったので気になってしましい。

親方さんに聞いてしまいました。眠らない人はこの仕事報酬がいいのですがなんでですか?親方はすまない何も聞かないで仕事を引き受けてくれと言われてしまいました。

困りました、でも仕事受けちゃいました。眠らない人は石に(意思)に相談しました。なぜでしょう?石は聞くなって言ってんだから聞かなくていいのでは?

眠らない人は、気になります。石は仕方ないとゆう表情で(実際は表情はないのですが)眠らない人と石の合同作品「ドローン君」でその辺を調査しようとゆうことになりました。

調査は「ドローン君」に任せて、眠らない人は必要そうなもの不要そうな物を分けて親方さんに診てもらえるようにしました。

部屋はほぼ倉庫になっていましたが、(荷物ガラクタですね。)を出して小屋の傷み具合が酷くこれこそまさにビフォー・アフターをしなければなりませんでした。

できればお金をかけたくありません。これは、眠らない人の趣味です。石はこうなると人の話を聞こうとしない、眠らない人の性格を知っているので、
ガラクタの中から使えるものを補修材料(小屋を修理するための木材やら釘やら)として使ってはどうかと提案しました。

早速、眠らない人は親方に話すと、ガラクタを使うのは問題ないし、だけでは足りないだろうからと若い衆に廃材置き場を案内するようにと眠らない人に廃材置き場を案内してくれました。

その時に、眠らない人の仕事ぶりをみた若い衆は、「あんたは、親方の死んだ奥さんの若いころに似ているんだよ」とのこと、「細身なのに腕力は化け物なみでみんなに好かれるタイプ」

少し心外ですが、眠らない人はここだけの話「性別」はないのです。なんといえばいいのでしょうその時にお応じて性別が変わります。なんと便利なのでしょう、眠らない人としてはちょっと面倒くさいそうです。

若い衆から懇切丁寧に話を聞くことができ本当のガラクタと必要なそうなガラクタを選別でき、さらに廃材も手に入れることができた、眠らない人と石と「ドローン君」は作業を開始しました。

ガラクタ部屋は昔親方はと奥さんが一緒に生活していた場所、眠らない人は親方は未練が沢山のこったのでしょうね。石がそうかもしれないね。でも人間らしいじゃないか。

全てのがラクダ、小屋の土台の修理を行い、親方が奥様と過ごしていた空間を回復させました。親方と奥様の二人の小さな肖像画が残っていたので大きく書き壁に付けました。

部屋を見た親方は異種運躊躇しました。しかし、奥様とのことはちゃんと整理がついているようです。若い衆のいらない苦労でしたが、親方は息子娘夫婦がいることを話してくれました。結婚を反対したために息子は家を出ていき、そのあと娘の結婚も反対したため娘までも家を出ていったそうです。

眠らない人は若い衆から情報を入手していたのでアフターケアー万全です。
もらった料金分は仕事します。
息子さん、娘さん夫婦の居場所をドローン君で探し出し、親方に告げました。眠らない人と石ができるのはそこまでです。

今後どうするかは家族の問題です。物は修理できても人の心は親方と息子、娘さん夫婦が決めることです。眠らない人は一言、お互いの幸せを、お互いを認めてあげてください。

余計な一言をいって、
仕事料をちゃんといただきその街を去ることにしました。

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