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大学教員になるために 報酬について
大学教員は、一般企業の労務的な考えや規定などは事前に知ることは少ない。公募が前提なために「どんな条件でもキャリアのために働くだろう」と、どこかで思われているのではないだろうか?
実際には、給与の他に研究費や授業担当手当もあり、結果的には100万円ほど増える場合もある。
しかし、公募要項には、研究費がいくらとは書かれていないし、むしろ研究なんて余裕がない大学もある。
もし、あなたが大学公募を目指
採用されるまで労働条件はわからない
めでたく内定を頂いても、実際の勤務条件は雇用通知書などを確認してからでないとわかりません。
実際のところは採用後にわかる、と考えた方が良いかも知れません。
公募内容で書かれていることは、一部だけで実際にどのような条件で働くのか、特に賃金は明確でないことがあります。
生活を考えた時には、最低◎◎万円で生活するというような見通しを持った方が良いと思います。
私も、他で収入を得れば良いというよう
非常勤講師の経験はどう活かされる?学生指導編
私は、大学では少人数のゼミから、実習指導、大教室での講義まで幅広く経験して来ました。
全学生が単位を取らなければならない必須科目であったり、他学部の学生も受けるリベラルアーツも経験しています。通年授業になると30回も学生を引きつける内容を準備していかなければなりません。1回生であれば、最初は緊張感がありますが、大学のレベルによって、話しが学術的、抽象的であればあるほど、学生は寝ます。
非常勤講
非常勤講師の所属大学から専任教員になれるのか?
私は10近い大学で非常勤講師を勤めてきましたが、その大学から専任教員の公募に声をかけられたのはほぼゼロです。
非常勤講師として勤務したら科目にもよりますが専任の先生との交流はほぼありません。講義前に大学へ行き、次の予定や大学へ行くのが常ですから、談笑しているような余裕はありません。
あくまでも非常勤のコマとして期待されているだけで、一緒に働く仲間に思ってもらえるかどうかは別です。
非常勤から専任へ
大学教員公募 社会人からの公募はわからないことだらけ 有料サービスは使う?使わない?
アカデミックなキャリアではない社会人からの公募はわからないことだらけです。履歴書、業績書、論文…たくさんの提出物を求められ、その記載も手引きがあるものの「調べてもわからない」ということもあります。
そもそも自分の「売り」さえ気づけていないことがあります。
ココナラを始めネット上には公募書類を点検してもらったり、アドバイスを受けたりする「有料サービス」が存在します。
果たして効果はあるのか?
大学教員公募 コネづくりに思うこと
大学教員公募には「コネ」が必要で、いろんな研究会など人脈を耕しましょう!などと言われます。確かに「コネ」は必要かも知れませんが、それを目的にしてしまうと本末転倒のような気がします。
教員公募の情報は基本的にはJREC-INで見れますし、メーリングリストでも回ってきます。
どんなに実力のある先生でも「学内人事」というものがあり、簡単に「あなたに来て欲しい」というわけにはいかないと思います。実際に
社会人から大学教員になるためには何年かかる?
社会人となって「大学教員になりたい」とすぐに思うわけではないと思います。すぐに「研究者になりたい!」と思うのであれば大学院へ進学するのが一番です。正直、社会人として実務経験を積んでも、大学でのキャリアでも、同じ教授にはなれます。
しかし、最低でも修士号は必要です。大学院の社会人入学は専門科目の知識や経験があれば、それほどハードルは高くないと思います。もちろん、それまでに研究に関するトレーニングは必