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塾という名の牢獄に収容される子どもたち【だい記#191】

こんにちは。
なんか頭が臭いので洗い直したいけど、化粧水もニキビ剤もつけてしまったので流すのももったいないというジレンマに陥っているだいきです。
#ジレンマのレベル...

さて、
今日は「塾という名の牢獄に収容される子どもたち」というテーマで書いていきます。

 

子供の顔が死んでいる

僕は今、塾講師バイトの研修を受けています。

僕が塾講師をやろうと思った理由は2つあって、
・子供が好きで子供に関わる事業がやりたいので、その適性の見極め
・わかりやすく話すのが苦手なので、子供相手に練習
です。

で、僕自身もこの塾の生徒として高校受験を経験して、僕にとっては大きな成功体験になりました。
ですので、恩返しという気持ちもあります。

大学の場所の関係で、配属された校舎は自分が通っていた校舎とは違いますが、全力で頑張ろうと思っていました。

しかし、

授業見学を2回してみて、僕の想像と全然違うことが起こっていました。

子供の目が死んでいるんです。

僕の中学時代の先生は、ただ勉強を教えるというわけではなく、冗談を言って笑わせてくれたり、クラス内でコミュニケーションを取らせてくれたり、脱線して受験を超えたためになることを教えてくれたりと、受験勉強とはいえ塾に行くのが苦痛というわけではありませんでした。
僕もそんな先生になりたいと思っていたし、受験にとらわれず、勉強を好きになったり、その先を見据えていろいろなことを教えてあげたいと思っていました。

でも、配属された校舎は違いました。

先生は機械的にカリキュラムをすすめるだけ。
生徒が発言するのは当てられたときだけで、聞かれた質問にだけ答える。
生徒はそそくさと帰る。

これなら、スタサプでコーチでもつけた方が、何倍も効率がいいし節約だと感じました。

塾がやるべきことは、
・生徒のやる気を引き出し、独特の環境で仲間と切磋琢磨することで競争させること
・先生から生身だからこそ話せるものを伝えること
だと思うんです。

でも、やる気ではなくて「やらされ気」だし、先生も受験のための勉強しか教えません。
あくまで受験のための手段としての勉強です。

 

強制労働で成功体験を掴むとは

受験で一番素晴らしいことは、「成功体験を掴むこと」です。

とはいえ今の塾の状況は、牢獄に打ち込まれた囚人生徒たちが強制労働をさせられて、効率を上げるために競争させられて1番になり、「お前1番だ。はい、成功体験だぞ。」って感じだと思うんです。

無理やりやらされたことで成功体験を掴んでも、正直その中身は空虚です。

で、もう高校受験を終えて、大学入学を迎えようとしているくらいになると、受験でどこに受かったかなんて何の意味もないことがわかってきます。
どこの大学に行ったからといって自分のやりたいことができるわけではないし、見つかるわけではありません。
大事なのは「そこで何をするか」であって、whereばかりに囚われてwhatに時間を使えなければそれはただの時間の無駄です。

じゃあ、受験勉強の良いあり方とはなにか。

僕は、勉強が好きであることだと思います。

高校に入学して、授業をまともに聞かなくなったおかげで、逆に興味のある授業が光り輝いて見えるようになってきました。
僕の場合、「経済」と「思想」でした。
また、個人的に「ビジネス」や「子供関係」、「VR,AR」にも興味を持っています。

今の僕は勉強が好きです。
新しいことを知って、成長する自分に導いてくれる勉強が好きです。

子どもたちにも、勉強が好きになってもらいたい。
そうすれば、受験勉強での成功体験がもっと充実した輝いたものになると思います。

僕はおそらく数学を担当することになるので、
・数学を学ぶ意味はなにか(論理的思考力が身につけば、人生がどう変わっていくか)
・数学は具体的にどのようなことに使われているか
などを掘り下げつつ、生徒に伝えられるようになりたいと思っています。

勉強=やらなければいけないこと
から、
勉強=好きだからやっている
に変えてあげたい。

完全に変えるのは難しくても、少しでも後者に偏らせるお手伝いがしたいなーと思いつつ、でも今の自分のままだと校舎のどの講師よりもヘボなんだろうなーと思いつつ、なんかいろいろ考えています(笑)。

またいつか進捗をかきます。

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