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#本

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気になった本をただただ読む。そのまとめ。
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#夏の読書感想文

哲学者を隣において生活をしてみたら vol.2

哲学者を隣において生活をしてみたら vol.2

前回に書いた、「哲学者との対話」が面白かったので、《vol.2》としてまた書いてみようと思います。

学校の授業がだるい私自分:毎日の授業がつまんなくてだるいんだよね。

プラトン:それはいけないな。しっかりと学ばなければ。

自分:退屈なものは退屈なんだよ。毎回眠くなる。

プラトン:君がそれで仕方がない、と思うならそれで良い。結局はそれが、「正しいこと」へと導くかどうかが肝心だからな。

自分

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哲学者を隣において生活をしてみたら

哲学者を隣において生活をしてみたら

最近、哲学書を読みたい欲求が強くなってきて、ツァラトゥストラはこう語った、人間の条件、死に至る病など、いろいろとつまみ食いしてます。(いわゆる積読)

しかし、ささっと内容を一瞥してみると、そこには《哲学語》がひしめき合っていて、一言で言えば、「わけわからん」という感じ。

藁にもすがる思いで、本著を読んでみました。

歴史上重要な哲学書50冊分を、各々10ページ程度で纏められており、各々の書物の

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ストーリーとか人生は脈絡が無いからこそ面白いんじゃないの? 「竜とそばかすの姫」/細田守

ストーリーとか人生は脈絡が無いからこそ面白いんじゃないの? 「竜とそばかすの姫」/細田守

「竜とそばかすの姫」の文庫版を読了しました。

基本的に映画のストーリーラインとほとんど同じで、登場人物の背景や設定、心象描写などが詳しく書かれている感じです。

「映画」⇒「文庫本」⇒「映画」の流れで見てみると、また違った印象を得ることが出来そうです。

ふわっとしたストーリーライン「ふわっ、としたストーリー」と映画でも、文庫版でもそのように思いました。設定やその整合性、緻密性に関しては、「粗」

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