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人がサービスをする意味とは

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今みたいな時代だからこそ、もう一度考えたい。 AIが到来しても"人"がサービスをする意味を。 もちろん、システムや機械がわるいという話ではない。 人がサービスをすることで生まれる…
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ウェディングの顧客体験はできないから、のお話

ウェディングの顧客体験はできないから、のお話

結婚式を挙げる体験や経験は基本的には極めて少ないから、のお話です。私たちはいろんなレストランや飲食店、バーやホテル、イベントやパーティを体験することで、良い体験をし、良いものを知ります。

それが、顧客体験です。

飲食に限らず、美術館やミュージカル、歌舞伎やアパレル、ファッションなど、日常に顧客体験は溢れていると思います。
今回のテーマにあるウェディングも、関わる要素は無限大のはずです。

あの

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「なんでもやるよっ」の料理人の在り方、のお話

「なんでもやるよっ」の料理人の在り方、のお話

料理人がサービスマンに対して「なんでもやるよ!」と言える在り方や関係性って良いな、のお話です。現在、祇園にあるお店のコンサルティングでサービスに入らせていただいております。

そこで改めて、おもてなしやお店の在り方について考える機会が増えました。

今回は営業中にあったやりとりからのお話です。

あるお客様からリクエストをいただきました。

「この唐墨をそのまま焼いたのを食べたいな」と。
*お客様

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ゆっくり丁寧、は誰でもできる、だから、の話

ゆっくり丁寧、は誰でもできる、だから、の話

ゆっくり丁寧にする、は誰にでもできる、だから、のお話です。サービス・接客において、準備の時間やお客様と直接関わらない時間があります。

むしろ、その時間が多いと思います。

例えばウェディングのサービスだと、お客様が使われるグラスを拭き上げる時間、テーブルセッティングの時間、飲材を冷蔵庫に詰める時間、、、

レストランでも同じように、準備の時間があって、営業に挑みます。

バーももちろん同じです。

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阿部広太郎さんの記事を読んで、の話

阿部広太郎さんの記事を読んで、の話

阿部広太郎さんの記事を読ませていただいて、感じたことを書いてみました、のお話です。こちらの記事です。

著書「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」も読ませていただいてました。

言葉の持つ力について、考えさせられましたし、読んでよかったなと思える本でした!

そこで改めてこちらの記事と出会い、拝見して、感じることがあったので書いてみました。

サービス業界、レストランやウ

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お客様受容、仲間受容するとは、のお話

お客様受容、仲間受容するとは、のお話

自己理解から他者受容するとは?それを無理やりサービスに繋げました、のお話です。最近、ある研修を受けたときに、先生が仰った次の言葉

「それはたぶん他者理解だから、他者受容まで出来たら良いね」

なるほど、と思う部分と、ん?どういうことだろう?と思う部分がありました。

心の利き手や心の指向を学ぶことで、自己理解をすることにつながります。

*これまでのnoteを踏まえて書いてますので、他のnote

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サービスしていない時も、サービスしている、の話

サービスしていない時も、サービスしている、の話

サービスしていない時もサービスしている、の話です。サービスマンが歩いているとき

バッシングしたグラスやお皿をバックに下げに行くとき

スタッフに指示しているとき

インカムを使っているとき

立っているとき

そんなときに、笑顔が無かったり、言葉使いが良くなかったりして
お客様に呼ばれた瞬間に笑顔になったり
お客様と話をするときだけ言葉使いが変わるのって、気持ち良くないですよね。

気にしすぎか

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#人がサービスをする意味とは、の話

#人がサービスをする意味とは、の話

人がサービスをする意味、を遠回りしてまとめてみました、の話です。今現在の考えです、まだまだ変わっていくかも、しれません。2020.06.04
note初投稿で書いた時の想いと今は、ちょっと違います。
#人がサービスをする意味とは 、は
今みたいな時代だからこそ、人がする仕事、AIがする仕事、と仕分される時代だからこそ、何か自分の中で定義していたかった考えでした。

意識し始めたのは2年ぐらい前から

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おもてなしは、チームプレイ、の話

おもてなしは、チームプレイ、の話

おもてなしは、チームプレイ、の話です。わたしが、大きいキャパシティのレストランでドリンクメイク、バリスタをしていた時の話の例を挙げて書いてみます。

各ウェイターから遠隔でドリンクのオーダーを受けて、ドリンクを作っていきます。
サングリアやビール、アペリティフ、食後のコーヒーや紅茶、エスプレッソやカフェラテまで、たくさん作ります。

本当にひたすら作っていきます。

そんなときに各ウェイターから直

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甘いのはお好きですか、ではなくて、の話

甘いのはお好きですか、ではなくて、の話

甘いのはお好きですか、ではなくて、の話です。バーテンダーは、数年前にわたしなりに本気で追求して、本当に楽しませていただいた世界でした。

いわゆるサービスマンは、誰かの想いや形(お料理やお飲み物etc)をお客様に届ける人、つなぐ人、と考えると
バーテンダーは、自身で想いを形(お飲み物、カクテルetc)にして、直接お客様に届けることができる人、直接つながる人、です。

カウンターサービスの場合は、目

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レストランはディズニーランド、の話

レストランはディズニーランド、の話

**レストランに行く理由を考えた結果(好きな理由)わたしにとって、レストランがディズニーランドだから、でした。**

分かりにくい、大げさだろうと思われるタイトルですよね。

もう少し掘り下げると、
レストランの世界観を楽しみたいから、行っている、
というお話です。
*後半はサービスマンとしての想いを書きました。

だから、シェフの料理だけを食べに行っている、というわけではないということです。

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おめでとうございます、は非日常、の話

おめでとうございます、は非日常、の話

考えてみると「おめでとうございます」と言われることって、日常でそんなにないことですよね。私がブライダルのサービスで仲間に伝えていることです。

1年で必ずあるのは、年明けの日と誕生日の日ぐらいでしょうか。

人生で言うと、何かに合格した日、結婚式の日、子供が生まれた日、などでしょうか?

わたしが伝えているのは
お客様の迎賓中には「いらっしゃいませ」よりも「おめでとうございます」を、
お客様の送賓

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お待たせしました、を最初に言わない、の話

お待たせしました、を最初に言わない、の話

お料理やお飲み物をお客様にご提供するとき、その他のシーンでできるだけ「お待たせいたしました」を最初に言わない、の話です。

もちろん、明らかにお待たせしてしまっていて事前に「お待たせしております、あと〇分程でお持ちいたします」とか、
お客様に断りをさせていただいているときとか
通常よりも時間がかかっている時などは、別問題です。

その時は「お待たせいたしまして申し訳ございません」です。

ただ、そ

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いらっしゃいませ、を最初に言わない、の話

いらっしゃいませ、を最初に言わない、の話

お客様ご来店の際に、「いらっしゃいませ」をできるだけ最初に言わないように心がける、の話です。じゃあ何を言うの?となりますが
朝なら「おはようございますっ」
お昼なら「こんにちはっ」
夜なら「こんばんはっ」
です。

「いらっしゃいませ」も、本日はいらっしゃっていただいてありがとうございます、という意味のある素敵な言葉ですので

「こんにちは!いらっしゃいませ!」や「こんばんは!いらっしゃいませ!」

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いつも言葉遣いに気をつける、の話

いつも言葉遣いに気をつける、の話

いつも日ごろから、言葉遣いに気をつける。思考が言葉をつくり、言葉が行動になる。
行動が習慣をつくる。習慣が性格をつくる。性格が運命をつくる。

たとえば
金ではなくて、お金。
女じゃなくて、女性。
お客さんじゃなくて、お客様。
新郎じゃなくて、新郎様。

これは友達や仲間、家族、会社の方とお話するとき
いつも日常から気をつけるということ。

あなたの周りの方にも「あなたにサービスして欲しいな」と自

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