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差羽ナガレ
2021年4月30日 22:50
スパンコールのスーツをオーダーする左目のジュリー銃とナイフを隠し持っても気付かれない様にする為に冷徹な街は今日も弱者を暗闇へ誘い込んで消費する神様はその手を1度切りさえ差し伸べてくれないのだから
2021年4月29日 22:55
酷く乾いた風が吹き荒れる街中を皆が歩いて逝く表情を無くしてさ壊れた橋を渡り君は大人に為った退屈なメロディを奏でる人達の様な僕は独りの部屋から出れずに怯えている生まれたての命が必ずそうするように
2021年4月28日 22:49
心が擦り切れた少年は何れもしもあの時と過去を振り返るそれは誰にも叶わない夢物語と知らずにただ真っすぐな程
2021年4月27日 19:09
甘いミルキー舐めながら歩く街はとろけそうだ皆何かに怯えながら会社へ向かい社会に返還する働き蜂みたいに
2021年4月25日 19:14
夜の公道を黒く染めるルシファーズハンマー煌びやかな街を破壊して延々と走り続けるガソリンが尽き果てても止まる事すら叶わずに
2021年4月23日 23:04
高い金を払って仕掛けを手に入れても直ぐに飽きられてまた仕掛けを買う憂鬱な道化師他人の喜びは一瞬だと気付いていたのに如何してもそれを手放せなかったんだ
2021年4月22日 23:08
朝から晩まで続く鈍い痛みに悩まされ壊れてしまいそう差し伸べられる手は何処か歪んで見え僕は発狂してしまう樹海に沈みながら
2021年4月21日 22:43
止まらないサイレンがT型フォードに乗る二人を追い掛け回しても彼らは逃げ切るだろう安い命が点灯し続け罪を重ね続けるのだから破滅へ向かうその瞬間まで
2021年4月20日 19:44
帰る場所を探す無実の子達は生まれた場所すら思い出せずに忘れられた街を探し孤独な夜を彷徨う陽炎に抱かれて
2021年4月19日 19:21
歩き疲れた者は果てを眺め絶望する歩けない者は己の體を自由に変える何処にも無い本物の世界で
2021年4月17日 22:05
不自由な人達が高く声を上げても銃声にかき消され街に広がる静寂僕は貴方と片言の恋をしていた見えない世界の果てで
2021年4月16日 23:14
思い出の中に閉じ込めた感傷振り返っても何もないと僕は知ってしまう年を積み重ねて
2021年4月15日 22:27
孤独な部屋に鳴り響くギターディレイを通して遅れる音すら誰も気付かない引き籠る僕らは明日を信じられず命を食い潰すまるで蟻の様に
2021年4月14日 20:25
あの娘は何時もニッキの香りがした遠い記憶が埋もれても心さえ崩れ貴方を忘れても僕は思い出すだろうその香りだけは