見出し画像

観劇ログ(2018年上半期)

Twitterやnoteのログをコピペしたり引用したりでお送りします。一部は思い返して直打ち。表記はチラシまたは公式ページの記載に準ずる。基本的には団体名『タイトル』で記載。一部の公演に関しては冠『タイトル』で記載。

◎劇潜サブマリン『ファミリィゲーム』
◎JAM SESSION.13
ヴェニスの商人
◎舞台
99才まで生きたあかんぼう
◎7millions-ナナミリオンズ-
ナカヨクヤリナ
◎一人芝居ミュージカル短編集vol.5
◎少年社中
MAPS


劇潜サブマリン『ファミリィゲーム』

2/8 19:00 シアターグリーン BASE THEATER

職場の人と観劇。すんごく楽しかったし、とても幸せな時間だった。日頃まったく演劇に縁の無い人に、心の底から楽しんで貰えたこと、その声や表情に触れられたこと。自分が携わっていない公演でここまで幸せを感じるのは初めてかもしれない。これ、演劇に携わることの喜びよなぁと思う。
縁の無い世界、知らない世界。そういうものに興味を持ってくれたこと、観てみよう触れてみようと思ってくれたこと。お相手の好奇心や考え方に感謝しつつ。今回の場合はベースに信頼関係もあってのことだけれど。
日頃、演劇や舞台に縁がない人たちに対して。演劇に触れてもらうために。ひとの心のやわらかさや、好奇心にどうアプローチしたらよいのか。そんなことを考える。


JAM SESSION.13『ヴェニスの商人』

2/10 14:00 求道会館

求道会館にて、JAM SESSION.13「ヴェニスの商人」観劇。「今!この場所で!この作品!」と、それだけで、ぐわんぐわん。観終わって、もっと、ぐわんぐわん。戯曲、建築の構造、場の使い方、反響、光、振動。相まってガッツリ持っていかれた。
それから、3000円で、このクオリティーの舞台が観られるというのは本当に素晴らしいことよなぁと思う。そしてJAM SESSION、出演者の力がすんごい。魅力的な方が多い。
役者。舞台を観て、芝居がうまいだけではファンにならないじゃない。うまい人はたくさんいるし、知ってもいるけれど、「このひとの芝居、また観てみたい。」って意外と少ない。うまいんだけど結局自己完結しちゃうひとも多かったりして。それが透けて見えると「他の作品でも観たい。」とはなりにくい。
そういう意味では私自身、とても悔しさを感じた。わし、プレイヤーじゃないけど。自分が携わってきた公演を振り返ったりもした。未だ見ぬ、これから先の活動に期待もした。
と、脱線したけれど。やっぱり好きだなあと思うのでした。西沢さんが手掛ける作品って、私から見るとちょっと不思議。「ビュン!」というスピード、「ガン!」「ゴッ!」っていう勢いの中に、絶対入ってくる「マジかっ!」の演出。クセになる。うん、クセになる。たまらんね。たのしゅうございました!
あと、アレですね。公演というか、もはや体験型アトラクションですね。おもしろい。JAM SESSION.13「ヴェニスの商人」
一日経って。好みだったと再確認。なんだかんだとすべてが好み。もう一度観たい。愛おしい。人間、その滑稽さ。JAM SESSION.13「ヴェニスの商人」
この数年でようやく「シェイクスピアはおもしろい」と言われる、その理由や魅力の端っこを見つけた。観たり、作ったり。触れる機会が増えたからすこし勉強した。そこが境界線なのだと思う。みせる側とみる側。おもしろいと思うか、むずかしそうと思うか。
「原文で読めたら尚おもしろいのだろうな」と思うし、「シェイクスピアの何が魅力なの?」という感覚も忘れたくないし。勉強し経験を積んだ多くの表現者は、追及や探究の方へ意識が向くのかもしれないけれど。私は「知るもの」と「知らぬもの」の間、繋ぐものでありたいなぁと。


舞台『99才まで生きたあかんぼう』

3/3 12:30 よみうり大手町ホール

原作・脚本・演出が辻仁成さん、音楽がSUGIZOさんという、ね。そりゃあ観に行きますわよね。辻さんにせよSUGIZOさん(というかLUNA SEA)も、ガッツリ通ってきたというタイプではないのですけれどもね。これもう、本当に世代だなぁと思った。案の定「あ、あああ!知ってる、この感じ知ってる!」となりました、世界観にしても音にしても。出演者の顔ぶれがそりゃもうキラキラしておりましたので、どことなく気後れするようなところも抱えて会場へ向かったのですけれど。結果、作・演出家と音楽家が一番キラキラしてたよ……。作品自体の透明感もものすんごかったです、辻ワールド。作品自体は「余白が多い舞台」という印象でした。脚本も演出も、作中で描かれる時間の流れも、会場に流れる時間も。晒しの白色をいかした余白のデザイン、みたいな感じ。シンプルでストレートな分ストーリーを追いかけながらも観客が様々なイメージを膨らませることができる、そういう舞台。おそらく観るタイミングやその日のコンディションによって見え方やグッとくる箇所・印象がまるで変わる作品。ソーダ水のような爽やかさ。


7millions-ナナミリオンズ-『ナカヨクヤリナ』

4/20 19:30 下北沢「劇」小劇場


一人芝居ミュージカル短編集vol.5

4/22 18:00、5/5 18:00 高円寺K'sスタジオ

※4/22のプレビュー公演・5/5の本公演、2日間で以下の5作品を観劇。

◎梶原航さん「Solitude Gangsta」(アル・カポネ)
◎塚越健一さん「この哀しきホテル」(テネシィ・ウィリアムズ)
◎金子大介さん「絞首台の上のジャーナリスト『絞首台からのレポート』より ユリウス・フチーク」(ユリウス・フチーク)
◎藤尾勘太郎さん「foufou」(藤田嗣治)
◎伊藤靖浩さん「千年の約束」(伊藤若冲)


少年社中『MAPS』

6/8 14:00 紀伊國屋ホール


雑感

作品そのものではなく感想文・ログについて。上演期間中の感想アップがデフォルトであるため、ネタバレに繋がるような記載を避けていることは感想として吉か凶か、販促として吉か凶か。作品とセレクト基準について。上半期は自分の好きな団体・役者・スタッフ関連が多かった。もっと多くの作品に触れたい。ジャンルも雑多に数も観たい。時間とお金の都合をどうつけるか考えどころ。悩めるところも多いけど演劇たのしい……。

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

サポートありがとうございます。いただいたサポートは創作活動にあてさせていただきます。