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コミュニティ構築ノウハウ

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コミュニティづくりに関する記事をまとめました。
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#イベント

"軽い"セミナーの作成プロセス

"軽い"セミナーの作成プロセス

最近、イベントの作り方が分からないので教えてほしいという相談がちょいちょいあります。

そこで、これまで17年にわたり複数コミュニティを運営し、年間最多で200件、延べで1,000件以上のイベントやセミナーを企画してきたノウハウを簡単に説明します。

今回は、セミナーを例に具体的なプロセスを考えてみます。

ここでは、直近に私が実施したイベントを具体例として説明します。

何のためにやるのか(目的

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イベントページ「備考」の機能と内容

イベントページ「備考」の機能と内容

最近、イベントの作り方が分からないので教えてほしいという相談がちょいちょいあります。

そこで、これまで17年にわたり複数コミュニティを運営し、年間最多で200件、延べで1,000件以上のイベントやセミナーを企画してきたノウハウを簡単に説明します。

今回はイベントページの備考欄に書く主な要素とその考え方です。

機能案内文や開催概要は、読み手に内容とその価値を理解してもらい、狙ったターゲットに「

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オンラインセミナーの変調 〜コロナ明けで変わる人の動き-2

オンラインセミナーの変調 〜コロナ明けで変わる人の動き-2

コロナが明けて、イベントへのニーズが根本的に変化しつつある気がします。私含め、周りの主催者がそんなことを感じているようです。

それが何なのか、何人かに話を聞きながら、理由を考えてみました。あくまで一部の人の感じていることに基づく仮説なので、皆さんの意見も伺いたいと考えております。

今回は、オンラインセミナーのニーズが変わっている、という話。

対象:ビジネス目的のリアルタイムの単発オンラインセ

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単なる交流会に人が来ない 〜コロナ明けで変わる人の動き-1

単なる交流会に人が来ない 〜コロナ明けで変わる人の動き-1

コロナが明けて、イベントへのニーズが根本的に変化しつつある気がします。私含め、周りの主催者がそんなことを感じているようです。

それが何なのか、何人かに話を聞きながら、理由を考えてみました。あくまで一部の人の感じていることに基づく仮説なので、皆さんの意見も伺いたいと考えております。

今回は、単なる交流会に人が集まらなくなった、という話。

原因-1:時間が減ったのに、イベントは増えているイベント

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コミュニティ・コラボのススメ

コミュニティ・コラボのススメ

今日は早慶の交流会に行ってみた。母校万歳でもないが、誘われたら断らない方針で、先日会った人に声をかけられたので、行ってみた。

「三田倶楽部」という慶應の会員制サロンが帝国ホテルの地下にあり、そこが会場だった。大学時代、2年ほど帝国ホテルの宴会場でバイトをしていたが、こんなものがあるとは知らなかった。ちなみに、「政経同志会」という右翼団体みたいな名前の(実際、同じ名前の右翼団体があったらしい)、政

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定例イベントの立ち上げ事例

定例イベントの立ち上げ事例

私が立ち上げたソニーの有志アルムナイで「100人カイギ」という、シンプルな定例イベント運営フォーマットを導入し、次回がちょうど10回目となります。

そこで、定例イベントの立ち上げ方について簡単に説明します。

定例化の目的とメリットそもそも、なぜ定例でイベントを実施するのでしょうか。

コミュニティでは、参加者が横につながり、自主的に場に参加や貢献をして、場を活性化して価値あるものにするサイクル

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「場づくり」自走のはじめ方

「場づくり」自走のはじめ方

最初の試行イベントを終えた主催者が、自ら歩みを進める方法を整理します。

本稿は、私が講師を務める自由大学の講座「場の主催学」のテキストとして作成しました。

「ゴール」の解像度を上げるどこかに向かって歩き続けるには、行き先が明らかでなければなりません。

実際に人を呼んで活動をしてみると、人の顔ややることのイメージもリアルなものになっていきます。持続可能な場づくりに欠かせない、参加者と場とが互い

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試行イベント「ふり返り」のやり方

試行イベント「ふり返り」のやり方

自身のイベントやコミュニティを形にするために、仮説検証と課題出しを目的としたイベントを、小さく試すやり方と考え方をお伝えします。

本稿は、私が講師を務める自由大学の講座「場の主催学」のテキストとして書きました。

試行してふり返る理由頭で考えるだけでは、参加者ニーズは分からず、コンテンツもまとまりません。仮説を立ててイベントを試行すると、ターゲットやニーズ、目指す姿がクリアになり、軌道修正や改善

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セミナー案内文を作る〜素材をそろえる

セミナー案内文を作る〜素材をそろえる

セミナーの案内文は企画そのものですが、案外事細かに説明しているものが世にないので、書いてみます。

第1回は「素材の整備」。

要素が明確でないまま文章にまとめようとすると、読み手にとって分かりにくい案内文になります。見た瞬間に反応するような案内でないと、申し込みにはつながりません。

本稿では、書く前段の素材整理の枠組みや手順をお伝えします。

動機を見出す取り組みを継続するには「原動力」が必要

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4/12開講・新講義「場の主催学」の魅力を知るトーク

4/12開講・新講義「場の主催学」の魅力を知るトーク

2021年4月12日に開講する新講義「場の主催学」について、自由大学学長の深井次郎さんが、教授の高橋龍征さんとキュレーターの庄司弥寿彦さんに伺いました。

受講を検討している方の参考に、講座案内に書ききれなかったねらいや想いを深堀りします。

「場づくり」がライフワークになった2人がつくる講義高橋:「場の主催学」教授の高橋です。conecuriという会社を経営し、企業や大学のセミナー企画やコミュニ

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ハウツーは、裏を読まないと役に立たない

ハウツーは、裏を読まないと役に立たない

コミュニティや継続イベントを立ち上げる相談を受ける際によく感じるのは、「大して努力せずに、自分の取り組みが多くの人に知られ、集まってほしい人々がどんどん集まる、誰でもできるやり方」を教えて欲しがる人が多いことです。

もちろん、そんなことをストレートに考えている人はいませんが、掘り下げていくと、要はそういった「正解」がどこかに存在していて、誰か教えてくれるのではないかと、無意識で考えていることに気

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