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● よくわからない成分名やイメージに惑わされず、安全安心に化粧品を選択できるように情報発信しています。 ● 人気コスメの要注意な成分解説を毎週日曜日にLINEでお届け中→登録は https://lin.ee/dp3T3cT から

マガジン

  • 化粧品の要注意な成分

    多くの化粧品に入っている要注意な成分に関する記事をまとめています。 健やかな肌と健康を守るため、化粧品を選ぶときに参考にもらいたいです。

  • マイクロプラスチックのこと

    たくさんの化粧品に入っているマイクロプラスチックのこととその影響について書いた記事をまとめています。

  • 本当のクリーンビューティー

    オーガニックコスメな無添加コスメ、ナチュラルコスメなど、たくさんの種類の化粧品がありますが、本当にクリーンな化粧品ってどういうことかについて書いた記事をまとめています。

記事一覧

固定された記事

マイクロプラフリーのスキンケアブランド「CONCIO」誕生

情報発信から誕生したマイクロプラフリーのスキンケア CONCIO Academyでは、化粧品に入っているマイクロプラスチックや要注意成分について、情報を発信してきました(not…

CONCIO Academy
9か月前
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ジメチコン:肌と髪に使うメリットとデメリット

ジメチコンとは化粧品やヘアケア製品の成分にジメチコンという名前を見たことはありますか? 基礎化粧品やメイクアップ、ヘアケア製品で非常によく使われています。その…

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化粧品成分:ラノリンの保湿力とアレルギーリスク

ラノリンとはラノリンは羊毛から抽出された油が由来。 羊毛は、羊が自然に分泌する油で防水・防臭力を保っています。その油を羊毛が刈り取られる際に採取。精製されて、化…

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13日前

おむつかぶれのケアで知っておきたいこと

おむつかぶれとはおむつかぶれは、乳幼児によく見られる皮膚のトラブル。性器やお尻に赤い発疹や炎症が生じます。どんな赤ちゃんにでも起こる可能性があるので、慌てたり…

CONCIO Academy
2週間前
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アトピー性皮膚炎について知っておきたいこと

アトピー性皮膚炎とは近年、アレルギー疾患全般が増加していますが、同じ傾向がアトピー性皮膚炎にも見られます。 アトピー性皮膚炎は、乾燥、炎症、かゆみを伴う慢性の…

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3週間前
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乾燥肌へのエモリエント効果とは?

エモリエント成分とはエモリエント成分は乾燥肌、荒れた肌、カサカサした肌をやわらかくする成分。また、使い心地もよくする役割もあります。 肌の表皮に十分な水分がな…

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3週間前
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化粧品成分:プロパンジオールは肌が弱くても使える?

プロパンジオールとはプロパンジオールは化粧水や乳液、クレンジングなどのスキンケア製品でよく使われる成分。とうもろこしの糖が由来です。 保湿剤や肌を柔らかくするエ…

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4週間前
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ヒアルロン酸Naとヒアルロン酸は違うの?

ヒアルロン酸Naとはヒアルロン酸は人間の細胞と細胞の間に多く存在します。水分をキープしたりクッションのような役割で細胞を守っています。 関節や軟骨、眼球のほか、…

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4週間前

マイクロプラスチックが心臓から検出

広がるマイクロプラスチック汚染今や、マイクロプラスチックは世界中どこでも検出されるようになりました。海の中、空気中、土壌だけではありません。水道水やミネラルウ…

CONCIO Academy
1か月前
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化粧品の防腐剤:クロルフェネシンによるアレルギーリスク

クロルフェネシンとはクロルフェネシンは合成の防腐剤。日本だけではなく、外国製の化粧品でもよく配合されています。次のような幅広い製品で使用されます。 ファンデー…

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1か月前
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化粧品成分:肌が弱い人は気をつけたいベンザルコニウムクロリド

ベンザルコニウムクロリドとはベンザルコニウムクロリドは、防腐・殺菌効果がある成分。泡立ちをよくしたり、汚れや皮脂を浮かせて洗い流す役割もあります。 そのため、…

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1か月前
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シャンプーにも入ってるDEAに発がん性?

海外では避けられがちな成分化粧品の成分に「DEA」と書かれていても、「それが一体何なのかわからない」という人も多いのでは? 実は、海外では避ける人も多い「DEA」。…

CONCIO Academy
1か月前
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化粧品に入っている液体マイクロプラスチック

化粧品成分による環境への影響多くの化粧品にはマイクロプラスチック成分が意図的に添加されています。 よく知られているのはマイクロビーズ。水に溶解しない固形のマイク…

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1か月前
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化粧品に入っているカルボマーは肌にも地球にもやさしい?

カルボマーとはメイクアップからスキンケア、ヘアケアまで。カルボマーは、ほとんどの化粧品に入っているのではないかと思うほど人気の成分です。 正式名称は「カルボキシ…

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2か月前
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皮膚感作とは:化粧品による肌刺激との違い

感作とは感作とは、人が食物や物質に対してアレルギー反応を出すようになる過程の始まり。人の免疫系が、その食物や物質を「怖いもの」と間違って認識することで起こりま…

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2か月前

Interview #3(後編):みんなが幸せになる場所、サステナブルサロン

ヘアサロンとして日本で初めて「BIO HOTELS JAPAN認証」を受けたTHE ORIENTAL JOURNEYのオーナー、猿田哲也さん。現在は日本サステナブルサロン協会の代表理事も務めてい…

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2か月前
マイクロプラフリーのスキンケアブランド「CONCIO」誕生

マイクロプラフリーのスキンケアブランド「CONCIO」誕生


情報発信から誕生したマイクロプラフリーのスキンケア

CONCIO Academyでは、化粧品に入っているマイクロプラスチックや要注意成分について、情報を発信してきました(noteだけではなく、Instagramもやっています)。

LINEでは、使っている化粧品の成分に関する質問にも答えたり、相談にのったりしています。そんなとき、「おすすめは何ですか?」と聞かれることもよくあります。
でも、「

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ジメチコン:肌と髪に使うメリットとデメリット

ジメチコン:肌と髪に使うメリットとデメリット


ジメチコンとは化粧品やヘアケア製品の成分にジメチコンという名前を見たことはありますか?

基礎化粧品やメイクアップ、ヘアケア製品で非常によく使われています。そのため、一度は見たことがある人がほとんどかもしれませんね。

見たことがない!という人も、今、使っている化粧品の成分を確認してみて。「ほら、入っているでしょう?」と言いたくなるほど、よく見かける成分なのです。

ジメチコンはなぜ人気?ジメチ

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化粧品成分:ラノリンの保湿力とアレルギーリスク

化粧品成分:ラノリンの保湿力とアレルギーリスク


ラノリンとはラノリンは羊毛から抽出された油が由来。
羊毛は、羊が自然に分泌する油で防水・防臭力を保っています。その油を羊毛が刈り取られる際に採取。精製されて、化粧品成分として使用されています。

黄色いロウのような物質で、高い保湿力があります。また、肌の水分が失われないようにするエモリエント効果にも優れています。肌にうるおいを閉じ込めるため、特に乾燥する秋冬には最適な成分です。

なお、羊および

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おむつかぶれのケアで知っておきたいこと

おむつかぶれのケアで知っておきたいこと


おむつかぶれとはおむつかぶれは、乳幼児によく見られる皮膚のトラブル。性器やお尻に赤い発疹や炎症が生じます。どんな赤ちゃんにでも起こる可能性があるので、慌てたり過剰に心配する必要はありません。

特に、初めての子育てだと、どうすればいいかわからないママもいるのでは?また、病院へ連れて行こうと思っても、小さな赤ちゃんを連れて行くのは大変です。
まずはこの記事で紹介しているような、家庭でできる対策とケ

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アトピー性皮膚炎について知っておきたいこと

アトピー性皮膚炎について知っておきたいこと


アトピー性皮膚炎とは近年、アレルギー疾患全般が増加していますが、同じ傾向がアトピー性皮膚炎にも見られます。

アトピー性皮膚炎は、乾燥、炎症、かゆみを伴う慢性の皮膚疾患。
正確な原因はよくわかっていません。しかし、炎症を促進する免疫系細胞の過剰産生が一つの要因と考えられています。

厚生労働省が発表している患者調査では、過去30年にアトピー性皮膚炎の患者数は増加。日本皮膚科学会のガイドラインでは

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乾燥肌へのエモリエント効果とは?

乾燥肌へのエモリエント効果とは?


エモリエント成分とはエモリエント成分は乾燥肌、荒れた肌、カサカサした肌をやわらかくする成分。また、使い心地もよくする役割もあります。

肌の表皮に十分な水分がないと乾燥します。その結果、皮膚がひび割れたり剥がれたり。そうなると、皮膚細胞の間に隙間ができてしまいます。
エモリエント成分は、その隙間を油分や脂肪性成分で満たし、肌をなめらかに柔らかくします。

エモリエントと保湿は同じ?正確には、エモ

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化粧品成分:プロパンジオールは肌が弱くても使える?

化粧品成分:プロパンジオールは肌が弱くても使える?


プロパンジオールとはプロパンジオールは化粧水や乳液、クレンジングなどのスキンケア製品でよく使われる成分。とうもろこしの糖が由来です。
保湿剤や肌を柔らかくするエモリエント剤として配合されています。また、他の成分を溶かす役割も。

PGに似ている?プロパンジオールが登場する前に、多くの化粧品で使われていたPG(プロピレングリコール)という成分があります。

PGは、一般的に安全な成分だとされていま

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ヒアルロン酸Naとヒアルロン酸は違うの?

ヒアルロン酸Naとヒアルロン酸は違うの?


ヒアルロン酸Naとはヒアルロン酸は人間の細胞と細胞の間に多く存在します。水分をキープしたりクッションのような役割で細胞を守っています。

関節や軟骨、眼球のほか、もちろん皮膚にも存在しています。真皮に多く含まれていて、肌のうるおいには欠かせません。優れた保水機能があるため、多くの化粧品でも配合されています。

ちなみに、化粧品に配合される場合、ヒアルロン酸には由来が異なる2種類があります。一つは

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マイクロプラスチックが心臓から検出

マイクロプラスチックが心臓から検出


広がるマイクロプラスチック汚染今や、マイクロプラスチックは世界中どこでも検出されるようになりました。海の中、空気中、土壌だけではありません。水道水やミネラルウォーターからも見つかっています。そして、野菜や果物など、私たちが口にする食物にも含まれているのです。

様々な経路を介して、マイクロプラスチックは人間の体内に侵入。マイクロプラスチック汚染は自然環境だけではなく、人間の体内にも広がっています

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化粧品の防腐剤:クロルフェネシンによるアレルギーリスク

化粧品の防腐剤:クロルフェネシンによるアレルギーリスク


クロルフェネシンとはクロルフェネシンは合成の防腐剤。日本だけではなく、外国製の化粧品でもよく配合されています。次のような幅広い製品で使用されます。

ファンデーション

アイシャドウ

シートマスク

ヘアケア製品

化粧水・乳液

フェイスクリーム

マスカラ

クロルフェネシンには真菌や微生物の増殖を防ぐ作用があります。他にも、色の変化の防止や、pH値の安定、成分の分離を防ぐ効果もあります。

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化粧品成分:肌が弱い人は気をつけたいベンザルコニウムクロリド

化粧品成分:肌が弱い人は気をつけたいベンザルコニウムクロリド


ベンザルコニウムクロリドとはベンザルコニウムクロリドは、防腐・殺菌効果がある成分。泡立ちをよくしたり、汚れや皮脂を浮かせて洗い流す役割もあります。

そのため、シャンプーやボディソープでの使用が多め。また、アイメイク、メイクアップリムーバー、スキンケア製品などにも防腐剤として配合されています。

また、バクテリアの繁殖を防ぐ力が強いため、次のような製品にも配合されています。

手指の消毒ジェル

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シャンプーにも入ってるDEAに発がん性?

シャンプーにも入ってるDEAに発がん性?


海外では避けられがちな成分化粧品の成分に「DEA」と書かれていても、「それが一体何なのかわからない」という人も多いのでは?

実は、海外では避ける人も多い「DEA」。この記事では、DEAがどんな成分で、なぜ避ける人が多いのかを解説します。

DEAとはDEAの正式名称は「ジエタノールアミン」。アミノ酸とアルコールで構成される「エタノールアミン」という化学物質のひとつです。

エタノールアミンは無

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化粧品に入っている液体マイクロプラスチック

化粧品に入っている液体マイクロプラスチック


化粧品成分による環境への影響多くの化粧品にはマイクロプラスチック成分が意図的に添加されています。
よく知られているのはマイクロビーズ。水に溶解しない固形のマイクロプラスチックです。

マイクロビーズは洗い流された後、環境に蓄積するなどの懸念があります。そのため、シャンプーやボディソープなど洗い流す製品への配合を禁止している国もあります。

しかし、化粧品に使用されるマイクロプラスチックはマイクロ

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化粧品に入っているカルボマーは肌にも地球にもやさしい?

化粧品に入っているカルボマーは肌にも地球にもやさしい?


カルボマーとはメイクアップからスキンケア、ヘアケアまで。カルボマーは、ほとんどの化粧品に入っているのではないかと思うほど人気の成分です。
正式名称は「カルボキシビニルポリマー」。医薬部外品や薬用化粧品ではこちらの名前で記載されます。

カルボマーを配合する目的カルボマーには優れた増粘効果があります。つまり、粘り気を出すのが得意ということ。そのため、水っぽいものをゲル状やクリーム状にする目的で化粧

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皮膚感作とは:化粧品による肌刺激との違い

皮膚感作とは:化粧品による肌刺激との違い


感作とは感作とは、人が食物や物質に対してアレルギー反応を出すようになる過程の始まり。人の免疫系が、その食物や物質を「怖いもの」と間違って認識することで起こります。

一度「怖いもの」として認識してしまうと、その後、その食物や物質に接触するたびにアレルギー反応が出るようになります。

同じアレルゲンに触れても、すべての人がアレルギーを発症するわけではありません。同じように触れていても、まったくアレ

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Interview #3(後編):みんなが幸せになる場所、サステナブルサロン

Interview #3(後編):みんなが幸せになる場所、サステナブルサロン

ヘアサロンとして日本で初めて「BIO HOTELS JAPAN認証」を受けたTHE ORIENTAL JOURNEYのオーナー、猿田哲也さん。現在は日本サステナブルサロン協会の代表理事も務めています。

THE ORIENTAL JOURNEYは、来店するお客様だけではなく美容師自身の健康や地球環境への配慮など、従来のヘアサロンでは蔑ろにされがちなところにまで寄りそうサステナブルなヘアサロン。多

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