CONCIO Academy

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● よくわからない成分名やイメージに惑わされず、安全安心に化粧品を選択できるように情報発信しています。 ● 人気コスメの要注意な成分解説を毎週日曜日にLINEでお届け中→登録は https://lin.ee/dp3T3cT から

マガジン

  • 化粧品の要注意な成分

    多くの化粧品に入っている要注意な成分に関する記事をまとめています。 健やかな肌と健康を守るため、化粧品を選ぶときに参考にもらいたいです。

  • マイクロプラスチックのこと

    たくさんの化粧品に入っているマイクロプラスチックのこととその影響について書いた記事をまとめています。

  • 本当のクリーンビューティー

    オーガニックコスメな無添加コスメ、ナチュラルコスメなど、たくさんの種類の化粧品がありますが、本当にクリーンな化粧品ってどういうことかについて書いた記事をまとめています。

最近の記事

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マイクロプラフリーのスキンケアブランド「CONCIO」誕生

情報発信から誕生したマイクロプラフリーのスキンケア CONCIO Academyでは、化粧品に入っているマイクロプラスチックや要注意成分について、情報を発信してきました(noteだけではなく、Instagramもやっています)。 LINEでは、使っている化粧品の成分に関する質問にも答えたり、相談にのったりしています。そんなとき、「おすすめは何ですか?」と聞かれることもよくあります。 でも、「これがおすすめです!」と心から言える商品やブランドの数があまりに少なくて、いつも

    • おむつかぶれのケアで知っておきたいこと

      おむつかぶれとはおむつかぶれは、乳幼児によく見られる皮膚のトラブル。性器やお尻に赤い発疹や炎症が生じます。どんな赤ちゃんにでも起こる可能性があるので、慌てたり過剰に心配する必要はありません。 特に、初めての子育てだと、どうすればいいかわからないママもいるのでは?また、病院へ連れて行こうと思っても、小さな赤ちゃんを連れて行くのは大変です。 まずはこの記事で紹介しているような、家庭でできる対策とケアを試してみましょう。 おむつかぶれの原因皮膚かぶれは、水分や摩擦が皮膚を刺激

      • アトピー性皮膚炎について知っておきたいこと

        アトピー性皮膚炎とは近年、アレルギー疾患全般が増加していますが、同じ傾向がアトピー性皮膚炎にも見られます。 アトピー性皮膚炎は、乾燥、炎症、かゆみを伴う慢性の皮膚疾患。 正確な原因はよくわかっていません。しかし、炎症を促進する免疫系細胞の過剰産生が一つの要因と考えられています。 厚生労働省が発表している患者調査では、過去30年にアトピー性皮膚炎の患者数は増加。日本皮膚科学会のガイドラインでは20代で10.2%、 30 代で8.3%、40 代で 4.1%、50代と60 代

        • 乾燥肌へのエモリエント効果とは?

          エモリエント成分とはエモリエント成分は乾燥肌、荒れた肌、カサカサした肌をやわらかくする成分。また、使い心地もよくする役割もあります。 肌の表皮に十分な水分がないと乾燥します。その結果、皮膚がひび割れたり剥がれたり。そうなると、皮膚細胞の間に隙間ができてしまいます。 エモリエント成分は、その隙間を油分や脂肪性成分で満たし、肌をなめらかに柔らかくします。 エモリエントと保湿は同じ?正確には、エモリエント成分と保湿成分は同じものではありません。保湿成分は肌に水分を与える水溶性

        • 固定された記事

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        • 化粧品の要注意な成分
          47本
        • マイクロプラスチックのこと
          13本
        • 本当のクリーンビューティー
          9本

        記事

          化粧品成分:プロパンジオールは肌が弱くても使える?

          プロパンジオールとはプロパンジオールは化粧水や乳液、クレンジングなどのスキンケア製品でよく使われる成分。とうもろこしの糖が由来です。 保湿剤や肌を柔らかくするエモリエント剤として配合されています。また、他の成分を溶かす役割も。 PGに似ている?プロパンジオールが登場する前に、多くの化粧品で使われていたPG(プロピレングリコール)という成分があります。 PGは、一般的に安全な成分だとされていました。しかし、接触性皮膚炎の原因となる事例が頻発。また、一部の人にはアレルゲンと

          化粧品成分:プロパンジオールは肌が弱くても使える?

          ヒアルロン酸Naとヒアルロン酸は違うの?

          ヒアルロン酸Naとはヒアルロン酸は人間の細胞と細胞の間に多く存在します。水分をキープしたりクッションのような役割で細胞を守っています。 関節や軟骨、眼球のほか、もちろん皮膚にも存在しています。真皮に多く含まれていて、肌のうるおいには欠かせません。優れた保水機能があるため、多くの化粧品でも配合されています。 ちなみに、化粧品に配合される場合、ヒアルロン酸には由来が異なる2種類があります。一つは、動物から採取された動物由来。もう一つが、微生物などを発酵させて作られた非動物由

          ヒアルロン酸Naとヒアルロン酸は違うの?

          マイクロプラスチックが心臓から検出

          広がるマイクロプラスチック汚染今や、マイクロプラスチックは世界中どこでも検出されるようになりました。海の中、空気中、土壌だけではありません。水道水やミネラルウォーターからも見つかっています。そして、野菜や果物など、私たちが口にする食物にも含まれているのです。 様々な経路を介して、マイクロプラスチックは人間の体内に侵入。マイクロプラスチック汚染は自然環境だけではなく、人間の体内にも広がっています。 * 化粧品成分にマイクロプラスチックも!? 毎週日曜日、化粧品選びの役に立

          マイクロプラスチックが心臓から検出

          化粧品の防腐剤:クロルフェネシンによるアレルギーリスク

          クロルフェネシンとはクロルフェネシンは合成の防腐剤。日本だけではなく、外国製の化粧品でもよく配合されています。次のような幅広い製品で使用されます。 ファンデーション アイシャドウ シートマスク ヘアケア製品 化粧水・乳液 フェイスクリーム マスカラ クロルフェネシンには真菌や微生物の増殖を防ぐ作用があります。他にも、色の変化の防止や、pH値の安定、成分の分離を防ぐ効果もあります。 クロルフェネシンの安全性について敏感肌や乾燥肌の人には皮膚炎、特に湿疹を引き

          化粧品の防腐剤:クロルフェネシンによるアレルギーリスク

          化粧品成分:肌が弱い人は気をつけたいベンザルコニウムクロリド

          ベンザルコニウムクロリドとはベンザルコニウムクロリドは、防腐・殺菌効果がある成分。泡立ちをよくしたり、汚れや皮脂を浮かせて洗い流す役割もあります。 そのため、シャンプーやボディソープでの使用が多め。また、アイメイク、メイクアップリムーバー、スキンケア製品などにも防腐剤として配合されています。 また、バクテリアの繁殖を防ぐ力が強いため、次のような製品にも配合されています。 手指の消毒ジェル コンタクトレンズの洗浄液 抗菌石鹸 殺菌剤 殺精子剤の防腐剤 * 毎週

          化粧品成分:肌が弱い人は気をつけたいベンザルコニウムクロリド

          シャンプーにも入ってるDEAに発がん性?

          海外では避けられがちな成分化粧品の成分に「DEA」と書かれていても、「それが一体何なのかわからない」という人も多いのでは? 実は、海外では避ける人も多い「DEA」。この記事では、DEAがどんな成分で、なぜ避ける人が多いのかを解説します。 DEAとはDEAの正式名称は「ジエタノールアミン」。アミノ酸とアルコールで構成される「エタノールアミン」という化学物質のひとつです。 エタノールアミンは無色透明でねっとりした液体。アンモニアに似た臭いがあります。TEAやMEAという成

          シャンプーにも入ってるDEAに発がん性?

          化粧品に入っている液体マイクロプラスチック

          化粧品成分による環境への影響多くの化粧品にはマイクロプラスチック成分が意図的に添加されています。 よく知られているのはマイクロビーズ。水に溶解しない固形のマイクロプラスチックです。 マイクロビーズは洗い流された後、環境に蓄積するなどの懸念があります。そのため、シャンプーやボディソープなど洗い流す製品への配合を禁止している国もあります。 しかし、化粧品に使用されるマイクロプラスチックはマイクロビーズだけではありません。 水に溶解する液体マイクロプラスチックにも同じ環境リ

          化粧品に入っている液体マイクロプラスチック

          化粧品に入っているカルボマーは肌にも地球にもやさしい?

          カルボマーとはメイクアップからスキンケア、ヘアケアまで。カルボマーは、ほとんどの化粧品に入っているのではないかと思うほど人気の成分です。 正式名称は「カルボキシビニルポリマー」。医薬部外品や薬用化粧品ではこちらの名前で記載されます。 カルボマーを配合する目的カルボマーには優れた増粘効果があります。つまり、粘り気を出すのが得意ということ。そのため、水っぽいものをゲル状やクリーム状にする目的で化粧品に配合されます。 また、他の成分との相性も良好。その上、時間が経っても変質し

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          皮膚感作とは:化粧品による肌刺激との違い

          感作とは感作とは、人が食物や物質に対してアレルギー反応を出すようになる過程の始まり。人の免疫系が、その食物や物質を「怖いもの」と間違って認識することで起こります。 一度「怖いもの」として認識してしまうと、その後、その食物や物質に接触するたびにアレルギー反応が出るようになります。 同じアレルゲンに触れても、すべての人がアレルギーを発症するわけではありません。同じように触れていても、まったくアレルギー反応が出ない人もいます。 しかし化粧品でアレルギーを発症する場合、皮膚感

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          Interview #3(後編):みんなが幸せになる場所、サステナブルサロン

          ヘアサロンとして日本で初めて「BIO HOTELS JAPAN認証」を受けたTHE ORIENTAL JOURNEYのオーナー、猿田哲也さん。現在は日本サステナブルサロン協会の代表理事も務めています。 THE ORIENTAL JOURNEYは、来店するお客様だけではなく美容師自身の健康や地球環境への配慮など、従来のヘアサロンでは蔑ろにされがちなところにまで寄りそうサステナブルなヘアサロン。多方面から注目を集め、全国にファンを抱えています。 後編では、日本サステナブルサ

          Interview #3(後編):みんなが幸せになる場所、サステナブルサロン

          Interview #3(前編):人を喜ばせたい想いが生んだ、人にも地球にもやさしいヘアサロン

          ヘアサロンとして日本で初めて「BIO HOTELS JAPAN認証」を受けたTHE ORIENTAL JOURNEYのオーナー、猿田哲也さん。現在は日本サステナブルサロン協会の代表理事も務めています。 THE ORIENTAL JOURNEYは、来店するお客様だけではなく美容師自身の健康や地球環境への配慮など、従来のヘアサロンでは蔑ろにされがちなところにまで寄りそうサステナブルなヘアサロン。多方面から注目を集め、全国にファンを抱えています。 前編では、生い立ちからTHE

          Interview #3(前編):人を喜ばせたい想いが生んだ、人にも地球にもやさしいヘアサロン

          化粧品に入っているベンジルアルコールは安全?肌に悪い?

          ベンジルアルコールとは?ベンジルアルコールは、ほのかに甘い香りがする芳香族アルコール。微生物が過剰に繁殖するのを防ぐので、主に防腐剤として化粧品に配合されます。 クランベリーやアプリコットなどの果実から抽出される無色の液体。その甘い香りから、香料として使用されることもあります。 化粧水や乳液などの保湿剤、リップクリーム、洗顔料、化粧品など、さまざまな製品で配合される多機能な成分です。 パラベンの代わりの防腐剤化粧品の防腐剤としてはパラベンがよく配合されます。 ただ、パラ

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