マガジンのカバー画像

本当のクリーンビューティー

9
オーガニックコスメな無添加コスメ、ナチュラルコスメなど、たくさんの種類の化粧品がありますが、本当にクリーンな化粧品ってどういうことかについて書いた記事をまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

シリコンフリーのスキンケアを選ぶべき理由

シリコンフリーのスキンケアを選ぶべき理由


シリコン成分への賛否両論化粧品成分のシリコン。とても多くの化粧品に配合されていますが、成分に対しては賛否両論があります。

賛成派は、シリコンは人間にとって有害性はなく、スキンケアでの使用は問題ないという意見。
肌を美しく見せ、化粧品の使用感も向上させる優秀な成分というものです。

一方、反対派の意見は、シリコンによる美肌効果は表面的というもの。
実際は肌全体の健康には寄与していないという意見で

もっとみる
全成分表を見て化粧品を賢く選ぶ

全成分表を見て化粧品を賢く選ぶ


イメージだけで判断する危うさおしゃれなデザインや「よさそう」なうたい文句。洋服を選ぶときにはそれでもいいのかもしれません。
でも、毎日肌に塗る化粧品をイメージだけで選ぶのは、賢い選択とは言えません。

容器がおしゃれ。有名なインフルエンサーが使っている。話題の成分が入っている。
どれも魅力的に見えます。でも、その化粧品の安全性を保証するものではありません。

日本では安全な化粧品しか売られていな

もっとみる
オーガニックコスメの正しい見分け方

オーガニックコスメの正しい見分け方


2,300以上あるコスメブランドから見分けるには

日本には、2,300以上の化粧品ブランドがあります。
そして、近年のオーガニック意識の高まりによりオーガニックコスメを販売するブランドも増えています。
でも、どんな化粧品を「オーガニックコスメ」と呼ぶかという基準は明確ではなく、国によって定められているわけでもありません。

そのため、1%でも、ほんのわずかにオーガニックな自然由来成分を配合して

もっとみる
つまり、ヴィーガンコスメってどういう化粧品?

つまり、ヴィーガンコスメってどういう化粧品?

ナチュラルコスメ、オーガニックコスメ、無添加コスメ、クリーンビューティー。ヴィーガンコスメとこれらの違い、説明できますか?

ヴィーガンコスメってなに?

日本でも少しずつ「ヴィーガン」を謳った化粧品が増えてきています。世界的には過去5年間で175%も増えたそう。
でも、そもそもヴィーガンコスメってなんでしょうか?

ヴィーガンとは、卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者

もっとみる
保湿成分「ラノリン」のために犠牲になっているヒツジ

保湿成分「ラノリン」のために犠牲になっているヒツジ

ラノリンってなに?

お使いの保湿クリームやリップに「ラノリン」という成分が入っていませんか?
ラノリンはヒツジの羊毛から採取される皮脂分泌物を精製して作られます。保湿効果に優れるため、乳液や保湿クリーム、リップクリームなどでよく配合されています。

人間の肌を保湿する代わりに、犠牲になる動物

羊毛から採取されているからという理由で、ヴィーガンの人がラノリン配合の化粧品を避けることがあります。

もっとみる
ベビー用スキンケア製品は大人用と同じ?

ベビー用スキンケア製品は大人用と同じ?

赤ちゃんの肌の保湿

赤ちゃんの肌はとても柔らかくて繊細。だからこそ、少しのことで肌荒れやかぶれを起こすことがあります。
肌の水分量が多い分、乾燥もしやすいため、保湿ケアが必要な時も多いですね。そんな時、「ベビー用なら大丈夫」と全成分表を確認せずに選んだ保湿剤を使っていませんか?

「ベビー用」「キッズ用」「大人用」に明確な基準はない

ベビー用スキンケア製品にも「新生児から使えます」というものや

もっとみる
「低刺激」化粧品の条件、実はちょっと曖昧?

「低刺激」化粧品の条件、実はちょっと曖昧?

低刺激性の化粧品なら肌荒れしない?

肌が弱い人は、「低刺激」と書かれた化粧品を使う人も多いでしょう。
でも、いざ使ってみると肌が荒れたりして、「低刺激でもダメなんて私の肌はどれだけ弱いんだ」と思ったことはないですか?

もしかするとその原因は、あなたの肌ではなく、低刺激化粧品にあるかもしれません。

どんな化粧品が「低刺激」と謳えるか

「スティンギングテスト」という化粧品のテストがあります。

もっとみる
クリーンビューティーって何?

クリーンビューティーって何?

すごく曖昧な定義

クリーンビューティーの定義は何かで決められているわけではありません。商品やブランドを「クリーンビューティー」とアピールするための規制もありません。
そのため、環境に配慮したパッケージを使っているだけでも「クリーンビューティー」とアピールすることができます。
化粧品の中身は従来と同じでも。

クリーンビューティーが生まれた理由

「化粧品で使用される原料における規制のゆるさ・曖昧

もっとみる
パッケージがエコでも「やさしい化粧品」とは限らない

パッケージがエコでも「やさしい化粧品」とは限らない

気にするのは容器だけですか?

化粧品の容器が環境にやさしい素材でできているか、を気にする人は多いと思います。
でも、化粧品の原料に何が入っているかは気になりませんか?

化粧水、乳液、クリーム、美容液、美容パック、ボディクリーム、ハンドクリーム。

私たちが健やかな肌を維持するために必要だと信じて使っているそれらに、「マイクロプラスチックが入っているかもしれない」と考えたことはありますか?

もっとみる