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臨床心理士への随録

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大学院入学から臨床心理士になるまで/2018.3-2020.12/心理学/臨床心理学/臨床心理/臨床心理士/公認心理師/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/心理カウンセラー…
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2018年9月の記事一覧

「大学院で半年学んだ感想 〜後期授業始まる」 臨床心理士への随録 心理学

「大学院で半年学んだ感想 〜後期授業始まる」 臨床心理士への随録 心理学

後期が始まりました。前期の概論レベルから専門領域に踏み込んだ講義が増えた印象です。時間割を書いてみます。

1限9:00-10:30/ 2限10:40-12:10/ 3限13:00-14:30/ 4限14:40-16:10/ 5限16:20-17:50/ 6限18:00-19:30/ 7限19:45-21:15

【月】2限 投影法/ 3限 ゼミ/ 4限 家族心理/ 5限 統計学【火】2限 臨床心

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「犯罪人の更生を支援する」 臨床心理士への随録 心理学

「犯罪人の更生を支援する」 臨床心理士への随録 心理学

司法領域の見学実習ということで、ある更生保護施設を訪ねました。

犯罪をした人や非行歴のある少年の中には、身寄りがなかったり本人に社会生活上の問題があるなどの理由で、すぐに自立更生ができない人がいます。更生保護施設はこうした人たちを一定の期間保護し社会復帰を助け、再犯防止により社会の安全を守ることを目的とした施設です。入居者はここで宿泊・食事の供与、就労支援、生活指導、福祉や医療の斡旋を受け、社会

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「メディカルジャパン東京 地域包括ケアEXPOへ行ってきた」 臨床心理士への随録 心理学

「メディカルジャパン東京 地域包括ケアEXPOへ行ってきた」 臨床心理士への随録 心理学

9/12-14で幕張メッセで開催された「医療と介護の総合展 メディカルジャパン東京」へ行ってきました。このエキスポは、医療・介護・地域包括ケアに関する展示会とセミナーで構成されています。リクルートライフスタイルのブースでは順番待ち管理システムAirWAITが出展されており、病院やクリニックの運営関係者が興味津々に足を止めていました。エクサウェザーズのブースではR25初代編集長の経歴をもつ私の元上司

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生きることはすばらしい 「死の医学への日記」柳田邦男著 臨床心理士への随録 心理学

生きることはすばらしい 「死の医学への日記」柳田邦男著 臨床心理士への随録 心理学

あなたは今どのような死生観をもっていますか。余命宣告を受けたがん患者さん達の死を前提とした終末期の生(せい)を通じて、ターミナルケアや在宅医療の在り方、クオリティオブライフなどについて考えさせられます。修士論文研究のテーマを、老成自覚×死への態度×健康度×中年期に定めたので、参考図書として手に取りました。この本に出会うまでは、自分の死因は痛みや苦しみのない突然死がいいと思っていましたが、死ぬ準備期

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愛着障害の子どもが回復する家で考えた大人の役割について|臨床心理士への随録 心理学

愛着障害の子どもが回復する家で考えた大人の役割について|臨床心理士への随録 心理学

先日、関東圏にある児童心理治療施設へ学外実習に行ってきました。入居している6〜15歳の子どもたちは、自閉症スペクトラムや情緒的な問題を抱えており、大多数の子どもが虐待経験からの愛着障害を併有しているとのことでした。

生活風景を見学していて、関わる大人全員が、入居している子ども一人ひとりに、たっぷりの愛情を注いでいるのが伝わってきました。しかしながらこの子たちは、愛情が一番必要だった時期に、一番注

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