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心理屋として世のため人のため自分のために生きる1976年生まれ男。臨床心理士。公認心理師。キャリアコンサルタントと産業カウンセラーは失効。メンタルヘルスに関わる日々の所感を心理学に絡めて書き留めています。

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    • ココカリ心理学コラム

      心理屋としての考え、私見も混じります。自分自身の整理と、人々のメンタルヘルス保全のために。/心理学/臨床心理学/臨床心理士/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/公認心理師/心理カウンセラー/セラピスト/エッセイ/随筆/本/コラム

    • 日々乃心随筆

      心理屋が綴る日々の随筆エッセイ/本/コラム/心理学/臨床心理学/臨床心理士/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/公認心理師/心理カウンセラー/セラピスト/

    • 臨床心理士への随録

      大学院入学から臨床心理士になるまで/2018.3-2020.12/心理学/臨床心理学/臨床心理/公認心理師/臨床心理士/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/心理カウンセラー/セラピスト/大学院/随筆/本/コラム

    最近の記事

    法律の枠で守られる|ココカリ心理学コラム

    心理職は法律を把握しておく必要がある。公認心理師や臨床心理士の資格試験テキストでもその重要性は明記されているし、大学院でも教授から力説された。心理屋として臨床現場に立つようになってから、殊更その意味を痛感するようになった。 「法律」を辞書で引くと、「社会生活を保つために定めた支配的な規範」と定義されている。柔らかい言い方をすれば、つまり法律とは枠である。 何事に対しても枠は大切である。例えば「自由」を考えた時、枠があるから自由を感じられるのであって、枠がなければ自由という

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      • 就寝前に仕事をしてはいけない|ココカリ心理学コラム

        すべての人間活動の基盤になるのは「健康」です。元気があればなんでもできるけど、元気がなければできることもできなくなります。健康をつくり維持するために必要なことのひとつに「睡眠」があります。 睡眠は、心身の疲労を回復させてくれます。睡眠のリズムの中で、深い睡眠つまりノンレム睡眠が得られるほど、体内の修復・回復を促す成長ホルモンが多く分泌され、体内での代謝活動が促進されます。脳が休まり自律神経の働きが整うため、ストレスからの回復・耐性も向上します。身体の一部だけを休ませるのでは

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        • 臨床心理士が星野道夫LOVEを語る|ココカリ心理学コラム

          出会いは私が21歳のとき。書店で何気に手に取ったSWITCH「星野道夫 FORGET ME NOT」(1999年1月 Vol.17 No.1)でした。 一目ぼれです。惚れるというか、写真が放つエネルギーに圧倒され、彼の才能や熱量に対する嫉妬だったり、打ちのめされました。否が応でもアラスカの壮大な写真が脳裏に貼りつき、綴られた文章が心を刺してきたのです。コンプレックスな感情はやがて散霧し、以来、私は彼を河合隼雄と二大巨頭として崇めています。 先日、勤務する心療内科のカンファ

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          • 耐性の窓はストレスを抱える容量|ココカリ心理学コラム

            耐性の窓とは、ストレス耐性の容量、つまりストレスを許容できる範囲を表した言葉である。愛着の型やトラウマ体験の文脈に用いられる概念だ。少し前に参加した勉強会で恥ずかしながら初めて知った理論で、こういう考え方もあるかと興味をそそられたので考察してみる。 人はストレスを感じると、それに対処しようとする。刺激-反応の自然な営みだ。対処法としては「受け流す」「問題解決しようとする」「否認する」などいくつもあるが、そのうちの一つに「耐えようとする」ことがある。 耐えられる時と、耐えら

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            臨床心理士になりたい人へ|ココカリ心理学コラム

            「臨床心理士に興味あるんです」と相談される機会が増えました。同業者が増えるのはとても嬉しいです。ただ、私はあえてこんな言葉で返答しています。 「臨床心理士じゃなきゃ、ダメですか?」 ほぼ、2009年の議員さんの言葉ですね。臨床心理士になるには、お金も時間もべらぼうにかかります。その対価は、心理士としての強固な論理と、気品ともいえる業務に対する姿勢の獲得。学びと訓練の場である大学院では、こうした土台づくりの機会は提供してくれるけど、それを生かすかどうかは本人の意識次第になり

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            心理検査では見えないもの、高齢者デイケアで見えてくるもの|ココカリ心理学コラム

            認知症疾患医療センターの指名を受けている心療内科で、私は心理士として働いている。業務内容は心理検査に留まらず、高齢者デイケアの企画運営や、利用者さんの車の送迎運転手も担っている。 今日言いたいことは2つで、1つは、高齢者の認知機能や生活模様は、検査だけではわからないことがたくさんある、ということ。2つ目は、専門職は専門以外もやったほうがいい、ということだ。 高齢者の認知機能と生活 当院のデイケアは3時間のショートケアということもあり、利用者は認知症であれば軽度の方、また認

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            「イメージの心理学」河合隼雄著|ココカリ心理学コラム

            知人によく質問されるのは、「カウンセリングの場面でネガティブをもらって、カウンセラー自身が病むことはないのか?」カウンセリングの瞬間ばかりに気を取られていると食らってしまうかもしれない。全体の中でその言動現象は何を示唆しているのかという間主観の態度でいれば、当然多少は食らうものの、カウンセラーの内的世界まで侵されることはない。「強いですね」と言われるが、強さではない。理論であり、技術であり、経験からそれができるようになっただけだ。私は世の中で人間以上に面白くて飽きない対象物は

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            「ともにあるⅡ 湯布院・緩和ケアの集い」神田橋條治著|ココカリ心理学コラム

            臨床に向かう朝の通勤電車で読んでいます。「必ず」と言っていいほど、章の途中で降車駅に到着し、歯切れの悪い想いで本を閉じています。ふと「心理カウンセリングとはそういうものなのかもな」という考えが浮かんできました。『すっきり終わる心理カウンセリングなんて、ロクなものじゃないぞ』と言われているような。神田橋先生からのスーパーヴィジョンです。臨床家でなくとも、人のこころや終末期に関心がある方には、おすすめのシリーズです。 「ともにあるⅡ 湯布院・緩和ケアの集い」神田橋條治著 自分

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            身体からこころへ~BCTの感想|ココカリ心理学コラム

            先日はじめてBCT(Body Connect Therapy)を実践した。練習を重ねた甲斐あって、手続き通りに進めることができた。効果の目安であるSUD(Subjective Unit of Distress:不安や不快感の程度)も概ね想定内に低下した。さて、日常生活に戻った後にどうなるか、点から面への波及効果は生じるのか、後日カウンセリングで予後をお聞きする。 人はこころに直接触れることはできない。だから、身体から働きかける。こころと身体は繋がっている。過去に起きた出来事

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            リカレント教育ってどうなの?〜実経験した私の見解|ココカリ心理学コラム

            日経新聞に掲載されたの私の記事は「リカレント教育」が大テーマでした。年を重ねてからの学び直しが当然な時代に移行しています。会社員だった30代に産業カウンセラーとキャリア・コンサルタントの資格を取り、40代で臨床心理士と公認心理師を取りにいった、私の実感を書いてみます。 まずは言葉の整理から。「リカレント教育」とは、義務教育期間や大学で学んだ後に、教育と就労のサイクルを繰り返す教育制度のことを指します。スウェーデンの経済学者・レーンが提唱し、1970年代にOECD(経済協力開

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            時間と銭の天秤|日々乃心随筆

            2022.9.xx 7月にCOVID‑19に感染し、10日間の自宅監禁生活をおくった。幸いにも軽症だったので、外出できない不便さや、治療費やネットスーパーの宅配で出費はかさむものの、不意に訪れたゆとり時間に癒されていた。 休暇中に考えていたのは、時間とお金について。当然お金は欲しいよね。生活費は必要だし、子どもの学費をつくらなくては。自分たちの将来の貯蓄だってしたい。けど、今年から心療内科と産業心理で週6日勤務するようになり、銭よりも時間のほうが尊いと感じるようになった。

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            BCT(Body Connect Therapy)を学ぶ|ココカリ心理学コラム

            トラウマを抱えた方が心理カウンセリングにいらっしゃることがあります。 トラウマとは、過去に受けた外的/内的要因による肉体的及び精神的な衝撃(外傷的な出来事)にながいあいだ囚われてしまう状態を指します。否定的な影響を持っているのが特徴です。 根にトラウマがあって、特に無意識層にトラウマが鎮座していて、その影響もあって症状や病気が発症しているケースの支援の難しさに直面しています。トラウマというとPTSD(心的外傷後ストレス障害)が有名ですが、トラウマ自体が表に出てこずに、うつ

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            臨床心理士と公認心理師、何が違うの?|ココカリ心理学コラム

            まず、臨床心理士とは、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。1988年に免許番号第1号が誕生し、以来、3万人超が認定されています。1995年度からは旧文部省が開始したスクールカウンセラー事業における心理職専門家として規定されました。 ヒトの問題を「生物・心理・社会モデル」と呼ばれる多角的な視点からアプローチする時代に移行するなかで、生物学的観点をもつ「医師」「看護師」、社会学的観点を持つ「精神保険福祉士」「教師」などが国家資格であるのに対し、心理学観

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            合格したよ、「公認心理師」資格試験|ココカリ心理学コラム

            私の受験番号が公式HPに掲載されてました。めでたい!これで一息つけます。 第5回公認心理師試験は、受験者数33,296人に対し、合格者数16,084人、合格率48.3%でした。前回の合格率が53.4%なので、ぼちぼちの難易度だったようです。 合格基準は「総得点の60%程度以上」と試験概要に明記されています。私は71.3%とれていました。準備段階から満点を捨てて、80%目標で、70%得点で合格できればいいやと思っていたので、狙い通りの成果が得られて満足しています。本音いえば

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            心理検査結果を生活につなぐ〜他職種連携|ココカリ心理学コラム

            公認心理師でも臨床心理士でも、包括的な支援を目指すとき、他職種との連携は必須になります。心理学で行える可能性と限界を知っている心理士であれば、この考え方は腑に落ちてると思います。ちなみに、他職種との連携については、公認心理師法第42条で公認心理師の義務として規定されています。義務化するくらい重要であるということです。 心理士の立場からする包括的な支援とは、個人のお困りごとに対して、臨床心理学の視点つまり病理やこころの回復だけにとどまらず、その人の生活がよりよい状況になるよう

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            早め早めに行動する|日々乃心随筆

            2022.8.xx 台風が東京を直撃する。この後19時くらいがピークだろう。 土曜日は勤務先の心療内科で午前から夕方まで心理カウンセリングしている。今日はたまたま午後最後の枠に予約が入らなかった。朝に院長先生に早退を申し出たところ、台風で電車止まったら大変だもんね、と快諾してくれた。 結果的には、通常時間に帰ってきても電車は止まらなかったのだけど、自然現象は人智を超えるわけで、なるべく用心を重ねて、早め早めの行動を心がけたい。 杞憂だったね、といえるくらいが丁度いい。 20

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