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2021年3月の記事一覧
ジョブ・クラフティング研究はここから始まった!:Wrzesniewski and Dutton(2001)論文レビュー
流行りの概念ほど、大元となっている論文で何が書かれているかを把握する必要があります。というのも、流行する過程のなかで、尾ひれがついて拡大解釈される傾向があるからです。今回は、ジョブ・クラフティング研究の萌芽となったと言われる以下の論文を扱います。
Wrzesniewski, A., & Dutton, J. E. (2001). Crafting a job: Revisioning emplo
ハイブランドがBTSを好きなのはきっと「authentic」だから〜BTSって全ての変化のシンボルな気がする・その2
まもなくグラミー賞。ついにBTS念願のライブ出演が決定!
あの保守的だった米音楽の殿堂グラミー賞に、英語を話せないメンバーが大半を占めるBTSがノミネートされ、さらにライブ演奏もするなんて。世界中のARMY(BTSファンの呼称)が見るに違いない。私も気になって仕方ありません。
そんな大人気のBTSは世界のハイブランドをすごい勢いで着こなしています。(購入も提供も両方あるらしく、どの衣装がどうな
個人と組織を活性化させるジョブ・クラフティング(4)
※2018年7月~2019年4月に『地方公務員 安全と健康フォーラム』に掲載したジョブ・クラフティングに関する連載を転載します(全4回)。なお,同誌発行元の地方公務員安全衛生推進協会より転載許可を得ています。同協会のご厚意に感謝いたします。
第4回:JCのマネジメントの注意点とキャリアステージに応じたJCの必要性について
連載最終回である今回は、ジョブ・クラフティング(JC)のマネジメントにつ
個人と組織を活性化させるジョブ・クラフティング(3)
※2018年7月~2019年4月に『地方公務員 安全と健康フォーラム』に掲載したジョブ・クラフティングに関する連載を転載します(全4回)。なお,同誌発行元の地方公務員安全衛生推進協会より転載許可を得ています。同協会のご厚意に感謝いたします。
第3回:さまざまな機会をとらえ自分らしさが発揮できるよう部下を促し、変化を観察しよう
今回は、「仕事やそこでの人間関係に小さな変化を加えることで自らの仕事
リアリテイ・ショックと組織社会化:小山(2014)論文レビュー
本棚を眺めていると、たまに幸運な発見があります。
最近は組織文化や組織社会化に関心があって論文を渉猟しているのですが、何かの弾みでリアリティ・ショックも調べないとなと思い出しました。リアリティ・ショックと言えば、私の頭の中では修士時代にお世話になった小山健太さんです。本棚から小山さんの論文を探し出して読んでみると、そもそも組織社会化が題目になっているではありませんか!
小山健太(2014)「組
デジタル庁を垣間見て
3週間限定で虎ノ門のIT室に勤務しました。
たったの3週間しかいませんでしたが、システム(制度)を作る過程とはこういうものか、という貴重な経験ができました。関わったのはワクチン接種記録システムです。
運用とセットで考える我々自治体職員がなにかしらシステムを構築しようとするとき、そこには必ず運用があって、常に運用を見据えた開発となります。
しかし国では違うのです。システムは解決すべき課題とのみ直結