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G7首脳宣言: 侵略行為に反対、法に基づく国際秩序を確立し、経済的威圧に対抗


通常、首脳宣言はサミットの最終日に公表されますが、今回は一日前倒しで行われました。ウクライナのゼレンスキー大統領が21日に対面で討議に加わる予定で、ウクライナ情勢に関する協議が中心となるため、G7の討議がおおむね終わったことを受けての発表でした。

首脳宣言はロシアによるウクライナ侵攻や中国の威圧的な行動への反対の意志が強く示され、前文では「G7は世界の課題に対応し、より良い未来への道筋をつける

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シリコンバレーバンク破綻について批判 金融監督の責任を問う声も

シリコンバレーバンク破綻について批判 金融監督の責任を問う声も

2023年3月23日記事

FRB議長パウエル氏、「ひどい経営だった」と批判米銀行のシリコンバレーバンク(SVB)が破綻したことに関して、FRBのパウエル議長は22日の記者会見で、「ひどい経営だった」と厳しい言葉を発した。同行は資産を急速に拡大させ、資金繰りが行き詰まるリスクを高めたと指摘されており、FRBは金融監督の責任を問われる立場にある。

FRB、金融引き締めを続けるなかでも健全な経営を保

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G7、幸福の追求を議題に GDP限界に直面し、新たな経済指標に注目

G7、幸福の追求を議題に GDP限界に直面し、新たな経済指標に注目

G7が「幸福の追求」を議題に掲げるG7は2023年の財務相・中央銀行総裁会議の主要議題に「幸福の追求」を掲げる。これは国内総生産(GDP)よりも、人々の幸せにつながる政策に重点を置くことを意味している。G7は、名目GDPで中国やインドなどの新興国に逆転されたことから、GDPの限界に直面している。

日本が2023年のG7議長国を務めるため財務省は2月に主要議題を公表した。この議題には、ウクライナ支

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日本、新たな制度で準難民受け入れへ 国連条約に該当しない人々も保護広げる

日本、新たな制度で準難民受け入れへ 国連条約に該当しない人々も保護広げる

政府が「準難民」として避難民を受け入れる制度を作る改正案を国会に再提出したことが報じられた。
これまで行政の裁量に委ねられていた対応から転換し、国連の条約に合致しない人々にも保護を広げるため、補完的保護の枠組みを設ける。日本はこれまで難民認定数が極めて少なく、支援団体からも批判を受けていた。

今回の改正案は、認定されなかった人々を定住者として扱い、児童扶養手当なども受け取れる制度を導入するもので

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日銀中川委員、長期金利許容変動幅拡大に「メリットの方が大きい」と評価 新体制の大規模緩和出口への注目も

日銀中川委員、長期金利許容変動幅拡大に「メリットの方が大きい」と評価 新体制の大規模緩和出口への注目も

日銀の中川順子審議委員は、2022年12月に決めた長期金利の許容変動幅拡大について講演した。以下に、彼女の講演内容について詳細に解説する。

【長期金利の許容変動幅拡大のメリット】

中川氏は、長期金利の許容変動幅拡大によるメリットについて、「債券市場の機能度が改善することにより、金融緩和の効果がより円滑に波及していく」と述べた。つまり、この政策によって金融市場の活性化が促進され、金融緩和政策がよ

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政府、自衛隊と英豪軍との「円滑化協定」発効へ 対等な協力関係を前進

政府、自衛隊と英豪軍との「円滑化協定」発効へ 対等な協力関係を前進

28日、日本政府は、自衛隊と英国軍、オーストラリア軍が共同訓練しやすくするための協定を発効させるため、関連する条約と法案を閣議決定しました。この協定により、部隊が国を行き来する際には出入国の手続きが免除になり、共同訓練や災害救援にも適用されます。日本は対中国抑止を念頭に英豪との安全保障の協力を深める方針です。また、岸田首相とスナク英首相が署名した「円滑化協定」は、英豪との「準同盟」と呼ばれる協力関

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