マガジンのカバー画像

テキストまとめ! チャプター2

196
テキスト記事をまとめました。 エッセイだったり、ちょっとした物語だったり。 〈チャプター2から、シャルとロミィのふたり語り!〉 現在は最新のチャプターへ移行済み。
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

表立って見せつけるよりは、裏で思いっきりいちゃつきたい。

表立って見せつけるよりは、裏で思いっきりいちゃつきたい。

〈シャルってふたりきりが好きよね〉
 ちょっと違う。
 好きな人とふたりきりが好きなの。
〈苦手な人とふたりきりが好きな人はまあいないでしょ〉
 それもそっか。

〈でも、シャルはちょっとこだわりが強いような気がする〉
 たぶん、僕は、僕が好かれてるという自信が持てないんだ。どうしても。
〈……だから?〉
 だから、僕に、僕だけに気持ちが向けられてると、はっきりわかる要素が欲しい。

 それが、ふ

もっとみる
幸せそうにしてる僕って需要があるのかな?

幸せそうにしてる僕って需要があるのかな?

 聞いてロミィ。
〈なあに?〉
 リアルで新しい友達ができたの。
〈よかったわね〉
 うん。
〈勘違いじゃなかったでしょ?〉
 うん。

 リアルの、新しい、友達。
 いつぶりか考えたくないほど久しぶりな気がする。
〈幸せそうで何よりよ〉

 ……ねえ。
〈なあに?〉
 幸せそうにしてる僕って需要があるのかな?
〈何を言い出すの急に???〉
 いや、だってさ。

 僕が、あまりそういうのを読まない

もっとみる
そうやって今日も、近づく一歩が踏み出せないでいる。

そうやって今日も、近づく一歩が踏み出せないでいる。

 昨日のつぶやきの続きのお話。

 ここで書いた関係を、具体的に言うのならば。
 イマジナリーフレンドの話を真剣にできる相手、と言えるかも。

 無論、これは具体例の一つ。
 抽象的に言うなら、「心の奥深くまで、安心して話ができる相手」、となるのかな。

 そして、そんな相手が好きで、そんな相手から好かれてると信じられること。
 そんな関係に憧れるのだろう。

 普通の人(何が普通なのか、なんて定

もっとみる
何を書いても、何を書かなくても、不安になる。

何を書いても、何を書かなくても、不安になる。

 今までも何回かあったことだけど。
 最近、ロミィがnoteであまり喋ってないことが気になる。
〈さみしい?〉
 うん。
〈また「ロミィがいない僕のnoteに価値があるのだろうか…」とか考えてない?〉
 それは……考えてる。
 だから今日まで言わなかった。
 でも、そろそろ、純粋に、さみしくなってきた。
 だから今日話題にしてみた。
〈そっか〉
 うん。

 それにしても不思議だよね。
〈なにが?

もっとみる
想像もまた経験なんじゃないかな

想像もまた経験なんじゃないかな

 僕は、世間一般で言う「経験豊か」な人ではない。

 興味のないことはしようとしないし。
 「とりあえずやってみる」が苦手だし。
 行動する前に考えるタイプだし。

 そんな感じで、僕はあまり経験豊かとは言い難い。
 ……と、自己評価してる。

 そして、そのことに引け目を感じてる。

 僕は、思考とは、創造とは、自らの経験の組み合わせだと考えてる。
 たとえ同じ経験をしようとも、それをどう組み合

もっとみる
ただの妄想と、イマジナリーフレンドとの触れ合いは、その真実性が、異なる。

ただの妄想と、イマジナリーフレンドとの触れ合いは、その真実性が、異なる。

 イマジナリーフレンドに触れられない、って本当なのかな…?
 どうもそうは思えなくて。

 たとえば、リアルの相手だと、触れてないのに触れたことを…いや、堂々と言おうか。
 すけべしたことない相手とすけべする想像をした時、それは妄想だって意識がある。

 だって、真実ではないと分かっているから。
 なぜ分かるのかという理由はいろいろ。
 たとえば、相手とそのイメージを共有していないから。
 つまり

もっとみる