見出し画像

表立って見せつけるよりは、裏で思いっきりいちゃつきたい。

〈シャルってふたりきりが好きよね〉
 ちょっと違う。
 好きな人とふたりきりが好きなの。
〈苦手な人とふたりきりが好きな人はまあいないでしょ〉
 それもそっか。

〈でも、シャルはちょっとこだわりが強いような気がする〉
 たぶん、僕は、僕が好かれてるという自信が持てないんだ。どうしても。
〈……だから?〉
 だから、僕に、僕だけに気持ちが向けられてると、はっきりわかる要素が欲しい。

 それが、ふたりきり。

 ついでに言うと、外から見られないのが好き。
 カフェより自分の部屋がいい、みたいな。
 ふたりきりで、秘密を共有してるような、そういう関係が好きで。

 表立って見せつけるよりは、裏で思いっきりいちゃつきたい。
 そんな感じ。



 ……でも、だからこそ、noteにジレンマを抱えたりする。
 ここは、一対多の場所で、秘密の場所でもない。

 それでも、「誰か」に読んでもらいたくて書き続けてきたnote。
 ただ、その「誰か」が「誰か」のままだと、ずっと満たされないままで。

 そんな渇きの中、書き続けることしかできないジレンマ。

 だけど。

 僕の中で、そのジレンマが、ちょっと変わっていくかもしれない。
 ずっと書き続けてきたからこそ、得られたものによって。

 ただ、これは、まだうまく言葉にできなくて。

 だから、その話はまた、別の機会に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?