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30年後に生まれていれば~ニガテの言い訳~

こんばんは。
ちっちょ@OIです。

今日のお話をしようとした時点で、私はさっきレコーダーの整理をした時に消してしまった『とある番組』を振り返りたくなり、ちょっと後悔しています(苦笑)

先日、第169回芥川賞を受賞した市川沙央さんがフジテレビの「Mr.サンデー」にVTR出演をされていました。

市川沙央さんは、芥川賞始まって以来初めて障害を持った方として芥川賞を受賞しました。

私の友人も市川さんと似た疾患を持っている為、私も自宅でビデオ録画し、先日視聴しました。
(さっき消してしまったけども・・・)

その時に、障害を理由に本が読めない事に対するご自身の思い、健常者への妬み?嫉み?のお話しがあり、一定の共感をしつつも、私自身の本質に向き合いながら、色々と考えさせられる機会を頂きました。

今日は、子ども時代に置かれていた環境についてのお話と、デジタル文化が進歩した現代に生きる40歳の私が思う「タラレバ論(笑)」のお話です。



私の勉強ギライの原因?

私は、養護学校時代はとにかく勉強がキライな子供でした。

宿題をサボる事も多々あり、先生にもよく注意を受けていました。

でも、私は私なりに勉強がキライになってしまう理由があったのです。


こちらを読んで下さっている方にも想像してみて頂きたいのですが、小学生の時に使っていた教科書、ありますよね。

教科書は分厚い物から薄いものまで様々ですが、あれを乳児サイズの人間が寝たきりの姿勢で読もうとした時に、どんな状態になるか想像できますか・・・?

少しイメージが湧きにくいと思うので、さらに前提を追加します。

ちっちょは力が弱いので、本の状態がまだ新品で、折り癖がついていない物と対峙すると、閉じようとする本を抑えるのも一苦労する有様です。
薄い教科書ならまだ両腕を上げながら読むことは可能ですが、腕のリーチが10cm程度なので、もの凄い至近距離で読むことになります。
寝たきりの私がそんな体勢で教科書を読んでいる姿を上から見下ろすと、大人が新聞を読んでいる時くらいの対比になり、教科書が覆い被って体の3分の1は見えなくなります(笑)

薄い教科書ならまだ持ててたかな・・・?

仮に持てたとしても、腕の力が皆無なので薄い本でも数分も体制がキープ出来ない為、結局は床に教科書を置き、本の真ん中の継ぎ目部分を頭の重みで折り癖を付けながら、やっとの思いで教科書を開いて読んでいました。

これが本を読むハードルで、もう一つ紙に字を書くハードルもありました。

シューカツ時代の話を記事にした時にもお話しましたが、私は手書きで字を書くことに対しても、人よりは負荷がかかります。
それと、紙が大きいと腕のリーチが10cm程度の私には何かと苦労があり、体の下に紙を巻き込ませながら書いていると、紙が汗でしっとり染み込んじゃったり・・・💦


色々な事が募り募った結果、私は勉強も宿題もとにかくキライでした。


所詮ただの言い訳

本を読むのが苦手な事も、字を書くことが苦手なのも、もっと努力すればどうにかなっていたのかも知れません。

所詮は、勉強嫌いのただの言い訳。

「そんなのもっと頑張れば出来ることじゃない」とか「もっと工夫すれば」と、学校の先生からも言われていたような気もします。

でも頑張れる事って、自分が頑張りたいと思えないと頑張れなくないです?

私は「勉強を頑張りたい!」とは思えませんでした。

私にとって「勉強」や「学習」は、怠惰な自分の姿勢が否定される要素の一つでしか無く、それを楽しんで取り組めるような要素は何一つとしてありませんでした。


いいよね、健常者は。
本だって何の苦も無く読めるんだから。


そんな捻くれた感情しか持っていなかったでしょうし、頑張れるはずもありませんでした。


夏休みの読書感想文を『勢い』だけで書いたら・・・

そんな私でしたので、夏休みの読書感想文にも悩まされていました。

本を読んで、原稿用紙に大量の字を書く・・・。

私にとっては、ただただ地獄のミッションでした(笑)


中学生時代のある年。(25年以上も前ですね・・・笑)

夏休みの課題に読書感想文があり、地獄のミッションと容易に想像がついていた為か、夏休み終了ギリギリまで放置していました。

それから慌てて本を読み、物凄い勢いで感想文を書き殴るように書いて提出したら、学校で「これコンクールに出そう!」という事態に発展してしまった・・・というエピソードがあります(笑)

でも、この功績については選んだ本に救われたとしか言いようがありません。

さくらももこ先生の「もものかんづめ」。

初版から30年以上も経つ今でもエッセイの金字塔と名高いこちらの作品を読みました。

すごく読みやすかったし、面白かったです。
(中身についてはもう思い出す事も出来ませんけど・・・)

そして、この本を読み切った後、ただの勢いで書いた私の感想文の文体は、さくらももこ先生のワードセンスにだいぶ感化されていました(笑)

何と言うか・・・

その時の私にはさくらももこ先生が降りてきてたんじゃないかな?と錯覚してしまうくらいその個性的な文体に感化されて、おかげで書くネタに詰まることも無く「先生が降臨した私は無敵だ!!」と言わんばかりに書き殴った記憶があります(笑)

でも「コンクールに出す」と校内で決まった時、学校が終わってから居残りで国語の先生とタイマンで校正と加筆の話し合いをする機会を何度か作られて・・・。

自分の文章を細かく分析されて、ダメ出しされて、その上で「こことここ書き直して、また持ってきて」と言われる事がどれだけ心理的ストレスがかかるかという事をその時に学びました(笑)

大変貴重な経験でございました・・・。


楽しかったから頑張れた

先ほど「選んだ本に救われた」とお話しした通り、この本に関しては読む事がとても楽しかったです。

本を読む事が楽しかった
本を読む事は苦手だけれども、楽しみながら読む事が出来たんです。

だからこそ、読書感想文も宿題としての義務感はありつつも、言葉にしたいという気持ちが強かったからか、原稿用紙にもスラスラと書く事が出来たように思います。

楽しいことなら頑張れる!

このロジックさえ分かっているなら、勉強もそれに応用すれば・・・?という発想になるかも知れませんが、こればかりはなかなか難しい(笑)

思い返せば、大学での経営学の授業はめちゃめちゃ面白かったですね。
企業の成功事例の分析などを聴講していると、自分の身近にある会社やモノまでも勉強の一部になるんだ!という面白みを感じて、とても好きでした。

あ、でも「SWOT分析って何ですか?」とか、私に聞かないでくださいね。
もうとっくの昔に忘れてるので🤣


30年後に生まれていれば

去年、ITパスポートという国家資格を取った際、その一年前に資格勉強の為に試験対策向けの参考書を購入する事にしました。

ただ、紙の本はやはり扱いづらい為、参考書を買うにあたっては満を持して電子書籍リーダーを購入し、電子書籍として参考書を入手しました。

電子書籍リーダーは私にとっては割と扱いやすいツールであった為「これが子供時代にあったらな・・・」と思うと、何とも言えない気持ちになりました(笑)

結局、ITパスポートに合格したあと電子書籍リーダーは殆ど使う事もなく、宝の持ち腐れとなってしまっています。

子供時代から本を読む習慣が身に付けられなかったからなのか、或いはそもそも学習意欲の足りないあん○んちんな本質なのか・・・😂


まぁでも、あれですよね。

30年後に生まれていたら、今こうしてnoteを読んで下さっているフォロワの皆さまと出会う事も無かったですからね!


・・・と、ちょっとイイこと言った感を出した所で、そろそろ失礼させて頂きます😂

あ、ちなみに。

本を読むのはニガテですけど、私にとっての情報源と心の栄養補給は、皆さまのnote記事です!!!

これだけは断言できます、ハイ。

皆さんの記事、これからも楽しみにしているので何卒ヨロシクです💕


今日も読んで頂き、ありがとうございました!✨

明日もどうぞよろしくお願いします🍀

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