芥川賞作家

芥川賞受賞者と最終学歴⑧

① 第123回~第142回(2000年~2009年)  第123回(2000上) 『きれぎれ』 町田康→大阪府立今宮高等学校卒業             『花腐し』 松浦寿輝→東京大学教養学部教養学科仏文科卒業、同大学院人文科学研究科仏文学専攻博士課程単位取得満期退学  第124回(2000下) 『聖水』 …

あなただって変な人:今村夏子論(拡張版)

書評:今村夏子『父と私の桜尾通り商店街』(KADOKAWA) 本書『父と私の桜尾通り商店街』には、表題作の他「白いセーター」「ルルちゃん」「ひょうたんの精」「せとのママの誕生日」「モグラハウスの扉」が収められている。 現時点での最新作である『むらさきのスカートの女』から読み始めて、『こち…

ドラマ性の偏見を突く:今村夏子論

書評:今村夏子『あひる』(角川文庫) 今村作品は『むらさきのスカートの女』『こちらあみ子』『星の子』に続いて4冊目だが、今村夏子の実像が、かなり見えてきたように思う。 本作には、表題作「あひる」のほかに「おばあちゃんの家」「森の兄妹」が収録されているが、他の長編や作品集にくらべる…

〈普通の人々〉の生活世界

書評:今村夏子『星の子』(朝日文庫) 今村作品は、『むらさきのスカートの女』『こちらあみ子』に続いて3冊目。 本書『星の子』は、芥川賞候補作になった作品だが、前の2冊に比べると、しごく真っ当な小説に仕上がっていて、若干の物足りなさを感じた。 題材的には「新興宗教」を扱っており、語…

コミュニケーションの不思議

書評:今村夏子『こちらあみ子』(ちくま文庫) 現時点での最新作『むらさきのスカートの女』を読んで、とても面白かったので、第一作品集『こちらあみ子』に戻って読んでみた。 本作には、表題中編のデビュー作「こちらあみ子」と、同じく中編の「ピクニック」、短編の「チズさん」の、3編が収めら…

芥川賞受賞者と最終学歴⑦

⑦ 第103回~第122回(1990年~1999年)  第103回(1990上) 『村の名前』 辻原登→文化学院専門課程卒業  第104回(1990下) 『妊娠カレンダー』 小川洋子→早稲田大学第一文学部文芸専修卒業  第105回(1991上) 『自動起床装置』 辺見庸→早稲田大学第二文学部社会専修卒業(Wikipedia…

『ウィステリアと三人の女たち』芥川賞作家、川上未映子の短編小説集。人生のありふれた…

ありふれた発想だからって、それがいつだって本当のことからいちばん遠いとはかぎらない。だってわたしたちは多かれ少なかれ、ありふれた顔と体をもって生まれてきて、ありふれた人たちと出会ったり別れたりしてそのつどありふれた問題を抱え込んで、さらにありふれた疲弊をくっつけながら生きていて、…

芥川賞受賞者と最終学歴⑥

⑥ 第83回~第102回(1980年~1989年)  第83回(1980上) 該当作なし  第84回(1980下) 『父が消えた』 尾辻克彦→武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)油絵学科中退  第85回(1981上) 『小さな貴婦人』 吉行理恵→早稲田大学第二文学部日本文学専修卒業(Wikipedia)  第86回(1981…

政治家の履歴書・大臣列伝 ~石原慎太郎~

・生没年月日 1932年(昭和7年)9月30日 ー 存命中 ・出身地 兵庫県神戸市須磨区 ・学歴 小樽市立稲穂小学校 神奈川県立湘南中学校 (現:神奈川県立湘南高等学校) 一橋大学法学部 ・略歴 1932年(昭和7年)9月30日 会社員を務める石原家に生まれる。 旧制小樽市立稲穂小学校、旧制神…

芥川賞受賞者と最終学歴⑤

⑤ 第63回~第82回(1970年~1979年)  第63回(1970上) 『無明長夜』 吉田知子→名古屋市立女子短期大学経済科卒業           『プレオー8の夜明け』 古山高麗雄→第三高等学校文科丙類入学。成績劣等と出席日数不足のため進級試験に落第し、同校退学。(Wikipedia)  第64回(197…