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どこでも街歩き

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趣味と言うか、生活の一部となっている街歩き。平日のランチタイム後の職場周辺や、休日の地元での街歩き、外出や旅行での駅などを拠点としたウォーキングなど、ちょっとしたきっかけで歩き始…
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2024年1月の記事一覧

▼京都・伏見の鉄分高め散策▼③:伏見区内踏切を愛でる街歩き(後編:京阪電車は踏切天国)

▼京都・伏見の鉄分高め散策▼③:伏見区内踏切を愛でる街歩き(後編:京阪電車は踏切天国)

伏見区内の鉄道街歩き。JR、近鉄、京阪が走るこの街。JR桃山駅から歩き始めたら、踏切を見て歩くのが楽しすぎて・・(笑)。最も踏切が沢山ある、京阪電車は、いわば「踏切天国」なのです。そんな京阪電車沿いに街歩きを楽しみました。(前回の記事はこちら)

■藤森駅からスタート

藤森駅から、ちょっと北側へ。藤森駅付近のすぐ東側には、琵琶湖疎水。そこに架かる橋は、

藤森駅は、実は元々の駅名は、「師団前」。

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▼京都・伏見の鉄分高め散策▼②:伏見区内踏切を愛でる街歩き(前編:JRと近鉄)

▼京都・伏見の鉄分高め散策▼②:伏見区内踏切を愛でる街歩き(前編:JRと近鉄)

お正月の京都帰省の際に歩いた伏見区内。実はあまり行先を決めずに散策していたのですが、今回は踏切を歩くのが楽しくなってしまい、「踏切を愛でる」ことが、一つの目的になってしまいました(笑)。それ以外にも、前回の記事で紹介した、複雑な路線の変遷なども興味深いです。(前回の記事はこちら)
では、踏切を愛でる街歩き、楽しんでいきましょう。

■JR奈良線(桃山→JR藤森間)の踏切を愛でる

【JR-①:大手

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▼京都・伏見の鉄分高め散策▼①:伏見区の鉄道の歴史を訪ねる

▼京都・伏見の鉄分高め散策▼①:伏見区の鉄道の歴史を訪ねる

京都市伏見区は、自身の生まれた町です。自分の住んでいた地区は、伏見区でも西の外れの羽束師という地区ですが、伏見区の真ん中あたりに高校・大学時代に通っていたこともあり、なじみ深い場所でした。

この地区には、
 ①京阪電車
 ②近鉄京都線
 ③JR奈良線
という、3つの鉄道が走り、なかなか面白い場所です。さらにかつては、
 ④京都市電
も走っていました。

これらの鉄道、結構複雑な歴史を辿っていて、

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★乙訓さんぽ★ 大山崎~向日町 JR京都線の線路沿いをめぐる

★乙訓さんぽ★ 大山崎~向日町 JR京都線の線路沿いをめぐる

年末年始に京都の実家に帰省した際、実家付近の激アツスポットを散策しました。前回は、実家のある京都市伏見区羽束師地区を横切る、「久我畷」という古道の跡をたどりました。(前回の記事はこちら)

今回は、久我畷が西国街道と交わる、大山崎町から、JR京都線(東海道本線)の線路沿いに向日町駅方面に向かいたいと思います。

■1 大山崎町内の線路沿いを行く

まずは、大山崎町内の地図を、今昔マップで見てみまし

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東日本大震災の災害遺構を訪れる:旧・仙台市立荒浜小学校へ

東日本大震災の災害遺構を訪れる:旧・仙台市立荒浜小学校へ

今年の元日に能登半島を襲った地震。土木の仕事に従事する身にとっては、地震で壊れない構造物を作ることが使命と思いつつ、地震で壊れてしまったものを見たり、検証したりして、次に同じような災害が起きないように考えることも、また重要な経験だと思っています。

東北地方に行ったときには、もし少しでも時間があるのであれば、被災地に目を向けることを行っています。今回は、仙台市内で津波災害遺構として保存されている、

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さらば・三鷹跨線人道橋

さらば・三鷹跨線人道橋

今回は、昨年の12月に歩道橋としての最後の瞬間を迎えた、三鷹跨線人道橋という古びた人道橋を紹介したいと思います。老朽化のため、撤去されることが決まった人道橋。一般の人が渡ることのできる最後の週末に探訪しましたが、別れを惜しむたくさんの人々で賑わっていました。

■三鷹跨線人道橋とは?

三鷹跨線人道橋とは、1929年(昭和4年)に三鷹電車庫(今の三鷹車両センター)ができた際に完成した跨線橋です。そ

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【ふるさと・京都:乙訓地区初歩き】久我畷という古道を歩く

【ふるさと・京都:乙訓地区初歩き】久我畷という古道を歩く

2024年最初の街歩きは、帰省先の京都市伏見区西部にある、「久我畷(こがなわて)」という名前の古道の散策です。久我畷という道のことを知っている人は、実は地元の人でもあまりいないかもしれません。なぜなら、現代ではほぼ、街道としての機能を失っているから、です。といいつつ、今もこの道の痕跡は断片的ながら残っているのです。今回はこの道を辿ってみましたので探索したいと思います。

■久我畷とは?

久我畷は

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