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飲食業に関わる全ての方へのエールになれば

ー 守りたいものは、守りたいんだ ー


ああまた時短要請か。


正直もう限界、というお店がほとんどなはずだ。


好きだったお店の閉店の知らせを聞くたびに胸が締め付けられる。


そしてそれをただただ見ていることしかできなかった自分がものすごく悔しい。


だから今日は、飲食業に関わる1人でも多くの方に今想っていることを届けるために、全てをここに記すことにした。


まずは自己紹介から、、、

ちゃんめの食生活・・・noteで食エッセイを書く大学生。食について考えることが大好き。


コロナが始まってもうすぐ一年。


私は自分の好きだったお店が閉店していくところを何度も何度も目にした。


毎日のように前を通り過ぎていたラーメン屋さん、一回の沖縄旅行で二度も訪れたパン屋さん、誕生日をお祝いしてもらったことがある渋谷のレストラン、井の頭線沿いに用があるたびにわざわざ訪れていた吉祥寺の生パスタ屋・スパ吉。



コロナ禍において、飲食店はお客さんになかなか助けを求められないでいたんだと思う。


外出自粛要請が出ているのに「来てください」とも言えない飲食店は、最初の頃はただ「落ち着いたらまた来てください」と言うしかなかった。


でもその「また」がある保証なんてどこにもなかったんだろうな。


・・・


昨年9月に静岡の居酒屋さんを訪れた。そのときすでに、その店の扉には「本当に厳しいです。お支払いは現金がありがたいです。」のような張り紙がされていた。


最近どうしているんだろうと思って、食べログを見たら【閉店】というマークがついていた。


あそこで食べた〆さば、脂がのっていておいしかったのになあ。


ショックだった。


・・・


コロナ禍での閉店は、普通の時の閉店とは根本的にわけが違う。


コロナが始まって、今まで地元の人や旅人から愛されてきたはずの飲食店が、いきなり諸悪の根源として不当な悪者扱いを受け始めた。


本当に飲食店のせいで、酒類の提供のせいで、営業時間が長いせいで、感染は増えているのだろうか?


・・・


そして補償はどうだろう。


本当に、時短した分や市民に外出自粛を求めた反動で売り上げが落ち込んだ分、全てを補える額が支払われているのだろうか?


なんで何も悪いことをしていない飲食店が、閉店という苦渋の決断をせざるを得ないのか?


考えれば考えるほど、心が痛んでしょうがない。


・・・


何か自分にできることはないかとずっと考えていたけれど、ただの学生の身分である自分には、数百円のごはんをちょっと注文することしかできない。


こんなんじゃピンチを救えないのに。


そんなことしかできない私をお店の人が暖かく迎え入れてくれる度、私はやるせない気持ちでいっぱいになった。


もし自分が富豪だったら、自分の好きなお店1つ1つに間違えたふりして札束を置いて行くくらいのことができるのに。


いろんなことを考えれば考えるほど、自分のちっぽけさを思い知らされた。


・・・


このままじゃいけない、と思った。


「驚いたり、嘆いたりなら誰にでもできる。」(辺見庸著「もの食う人びと」)


この言葉にあるように、私は何かアクションを起こさなきゃだめだと思った。


「困っている人がいて、助けたいと思っているのに助けられない自分にはなりたくない。」


そう強く思った私はとりあえずできる限りのことをしようと思って、この前街に出た。


大好きなお店、吉祥寺の井の頭公園内にあるタイ料理屋さんの「ペパカフェフォレスト」を訪れた。


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(私のnoteにも度々登場していたオムレツごはんプレート。)


この一年間で多分5回は食べた大好きなプレート。


この日はすごく切なかった。


閉店するわけでもないけど、みんな必死に頑張っているのかなって思ったら、食べながら涙が出そうになった。


小学生の頃から大好きだったメニューで、おいしくておいしくて。


「この味を守りたい」と思ったらすごくいろんな感情がこみ上げてきた。


おいしくて幸せなはずなのに、私はあまりの切なさに笑顔で食べることができなかった。


・・・


でもお店の人の辛さって、収入面だけじゃなくて、メンタル面にもかなりきていると思う。


さっきも書いたように、毎日のようにメディアからは悪者扱いをされている。


お客さんに来てとも言えなくて、都会でポツンとひとりきりの気分で孤独を感じているのだろうか。


・・・


私はそんな飲食店の方に、「いつも想っています」と伝えたい。


「ずっと応援しています」と伝えたい。


こういう気持ちを持っている人がたくさんいるということを伝えたい。


こんなことをただ想っていても、お店にはなんの足しにもならないかもしれないけれど、お金のない私には、この想いがいつかきっと届くと信じることしかできない。


・・・


食が好きな私は、今までに数々の飲食店から恩恵を受けてきた。


今度は私がその恩返しをする番だ。


テイクアウトももっと利用したい。


お店の方の力になれることがあればいつでもなんでもしたい。

(就活が終わったらなんらかのアクションを起こしたい。今にでも始めたい気持ちでいっぱいだけど。)


私のこの気持ちが、このnoteを読んでくださった方を通して、いつか飲食業に関わっている方のところに届きますように。


・・・


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