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エッセイ

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記事一覧

早く目を覚ましてくれ

早く目を覚ましてくれ

「学生時代に力を入れたことは?」「なぜそれに力を入れたの?」
面接では、一般にこういった質問が投げかけられる。

上のような質問と答えのラリーから形成された面接は、はっきりいってカスだ。機転の利く嘘吐きが勝ち上がる、欺瞞に満ちた儀式である。
何故カスといえるのか、その理由は星の数ほど存在するが、ここでは「意思決定に明確な理由を求めすぎている」ことを挙げたい。よく意味が分からないと思うが、安心して読

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【短文エッセイ】"知性"について

【短文エッセイ】"知性"について

最初にこんな主張をしたところで僕のお気持ち表明にしかならないことは重々承知しているつもりではあるのですが、人々が知性という言葉を用いて指すものについて、少し具体的に述べようと思います。

端的に結論を述べてしまうと、現在のところ、ぼくは知性について「発する言論に合理性を持たせようとしている態度」のことを指しているのではないかと考えています。要するに、テキトーなことを言わないように注意を払っているか

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汎用ビジネス書 10選

最近のオタクはですね(クソデカ主語)、参考文献の記載・情報の正確性を重要視しすぎていると思うのです。「この記事には情報ソースが記載されていないから信憑性がない」などと嘆き、不正確な情報を伝えたメンタリストを叩き、武勇伝武勇伝で一世を風靡したお笑い芸人を貶す、そういった不届き者が多いのです。確かに不正確な情報を広報することは公益に照らしてみれば望ましくないのかもしれません。しかし、合理性・妥当性が高

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睡眠の質を上げるために試みる価値があること

この記事の大部分はスタンフォード式 最高の睡眠 | 西野精治 |本 | 通販 - Amazon.co.jpを大いに参照しつつ記されています。僕個人がやってよかったな、と思うことも含めています。

※著作権や翻案権には注意したつもりですが、危なそうなら記事を削除します。

1.寝る数時間前から電子機器の操作を控える
難しいですよね、わたしは難しいと思います。ただ、寝る1.5時間前くらいに風呂に入って

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「すべらない話」がすべらない理由

「すべらない話」がすべらない理由

和芸の達人と呼ばれる人は確かに存在しますが、それらの方々が「どう凄いのか」に関しては語られることは少ないのではないでしょうか。

勿論、話し方に関するビジネス書は数多く出版されていますが、それらの多くは「コミュニケーションを円滑に進める」ことに主眼を置いており「人を楽しませる方法」を重点的に解説したものではない、と私は考えています。勘違いされがちなのですが、ビジネス書に対して、私は比較的ニュートラ

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漫才のネタを書いてみた、その振り返り

漫才のネタを書いてみた、その振り返り

Windowsの初期設定の壁紙みたいな画像を上に貼り付けてみました。1限の授業を聴きつつ、このブログを書いています。授業内容が「少し前まで頑張っていた(時間と労力をかけた)テーマに関するもの」であったので授業中に急速に気分が悪くなり、気を紛らわすためにこの記事を書いております。

休養期間中に漫才のネタを書いてみたので、それを作成してみた感想をこの記事にて書いてみようと思います。また同じようにネタ

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"綺麗なTwitter"に拘泥していたときの話

"綺麗なTwitter"に拘泥していたときの話

※今の僕は以下のような面倒な思考体系を有していない、本当に。

数年前までTwitterにのめり込んでいたとき、僕は様々な自制のもとでツイートを投稿していた。当時の僕は、少なくともTwitter上では自分に多くの縛りをかけ、呟く内容に注意していた。このような記事を書くと「周囲の人間はお前に正しさを求めていない」といった意見が投げかけられるかもしれないが、そのような意見は全くもって的外れなものである

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芸術論

芸術論

私は高校まで電車を利用して通学しており、毎月定期を購入していた(金は親からもらっていた)。

特定されない程度に通学路を開示すると、まず自宅から新今宮駅(新世界や西成などと言われてるところ、通天閣がある)まで電車で向かい、新今宮駅から天王寺駅までJR線で向かう、そして天王寺駅から学校まで一駅、といった手筈である。つまり「家→新今宮→天王寺→学校」という手順となるわけだが、当時ライトノベルと漫画に熱

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【エッセイ】過度の自虐に関する一考察

【エッセイ】過度の自虐に関する一考察

0.初めにこんにちは、かてごりです。
この記事では、自虐、それも「根拠のない自虐」「事実に反する過度な自虐」に関する私自身の感想を垂れ流したいと思います。本文の内容に関しては私の推察でしかない故、不正確なものとなっている可能性が高いです。
では、本文に入る前に「根拠のない自虐」や「事実に反する過度な自虐」とは如何なるものであるのか、その例を見ていきましょう。

例1.「俺/僕/私 以外全員○○して

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