マガジンのカバー画像

相続

89
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

相続: 「財産目録の内容はどんな項目?」 <ー 財産目録は年齢に関係なく作っておいた方が良いと思います

相続: 「財産目録の内容はどんな項目?」 <ー 財産目録は年齢に関係なく作っておいた方が良いと思います

今回は「財産目録の内容はどんな項目?」について見て行きましょう。

自分の若い方は現在の資産の立ち位置を知る為、ご年配の方は相続の準備の為に財産目録はあった方が良いと記述していますが、どんな内容をまとめればいいかが「?」かもしれないので、今回はそのあたりを見て行きましょう。

_*_*_*_

財産目録の書き方

財産目録とは、被相続人の死亡に伴って作成される、被相続人の財産の概要を記載した書類で

もっとみる
相続: 「どうしても、相続でもめそうなケース」 <ー 気が付いたら争族になるケースの例

相続: 「どうしても、相続でもめそうなケース」 <ー 気が付いたら争族になるケースの例

今回は「どうしても、相続でもめそうなケース」について見て行きましょう。

親、子供たちの意識に関わらずどうしても相続争いが起きてしまう場合は、こんなケースです。

例えば、親が持ち家に住んでいるとします。 子供が三人で長男が親と住んでいたとします。 別の2人は別々に住んでいるとします。

父親が既になくなり、母親と長男が親の持ち家に住み、価値が3000万円あるとします。 ただし、金融財産はほぼ、使

もっとみる

相続: 「パートナーがトランスジェンダーで未婚、相手を介護していた場合、遺産相続権はありますか?」   <ー 法律をかわし、受け取るなら? 法律的考えは、愛人と似ています

今回は「パートナーがトランスジェンダーで未婚、相手を介護していた場合、遺産相続権はありますか?」についてコメントさせていただきます。

「パートナーがトランスジェンダーで未婚、相手を介護していた場合、遺産相続権はありますか?」  

回答:  現在の日本の法律では、トランスジェンダーの方が介護をしても婚姻関係が認められないため法律上の相続権は発生しません。 

ただし、部分的に相続財産を分ける方法

もっとみる
相続: 「財産目録」 <― 実は、日頃から作っておくほうがいいとおもいます

相続: 「財産目録」 <― 実は、日頃から作っておくほうがいいとおもいます

今回は「財産目録」について見て行きましょう。

「財産目録」の意義についてみていきましょう。

ひとことでは: 財産目録とは、一定の時点において、個人または法人が保有するすべての財産(資産・負債)について、その区分、種類ごとに一覧にし、財産の状況を明らかにしたものです。

_*_*_*

財産目録の意義は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

相続対策

相続が発生した場合、相続人は被相続人の

もっとみる

相続: 「遺留分だけ放棄は可能?」

今回は「遺留分だけ放棄は可能?」について見て行きましょう。

「遺留分だけ放棄は可能?」

回答: 可能です。

_*_*_

「遺留分」: 相続人に対して最低限保証される権利です。遺留分を侵害する遺言や生前贈与があった場合、遺留分権利者は遺留分侵害額請求権を行使することで、侵害された遺留分の価額を請求することができます。

遺留分放棄とは、この遺留分侵害額請求権を放棄するものです。遺留分を放棄し

もっとみる
相続: 「公正証書遺言の変更方法」 <ー つまり、公正証書遺言は後日変更できます

相続: 「公正証書遺言の変更方法」 <ー つまり、公正証書遺言は後日変更できます

今回は「公正証書遺言の変更方法」について見て行きましょう。

なお「公正証書遺言」については:↓
人間 最終章: 「遺言: 公正証書遺言」|ひなた (FP) (note.com)

*_*_*_

公正証書遺言の変更方法は、大きく分けて2つあります。

1つは、新しい公正証書遺言を作成する方法です。この方法は、最も確実な変更方法です。新しい公正証書遺言には、変更したい箇所を「撤回する」と明記し、新

もっとみる

相続: 「認知症の人が書いた遺言書の扱いは?」

今回は「認知症の人が書いた遺言書の扱いは?」について見て行きましょう。

かなり、難しい問題です。

回答: 認知症の人が書いた遺言書は、遺言能力があるかどうかによって有効性が判断されます。

もめそうです。

最初に、誰がどう認知症と判断するのか? 医者? でも、この遺書は、認知症になる前に書かれた、じゃ、それを誰がいつ証明するのか? となるとそう簡単に結論はでないとおもわれます。 それどころか

もっとみる
相続: 「相続時に資産が不動産で遺産分割がもめる理由」

相続: 「相続時に資産が不動産で遺産分割がもめる理由」

今回は「相続時に資産が不動産で遺産分割がもめる理由」について見て行きましょう。

もめたくなくとも、残ったものが不動産だともめる可能性が大きいです。

「相続時に資産が不動産で遺産分割がもめる理由」で考えられるのは以下の通りです。

不動産は、現金や預金と比べて評価が難しい

不動産は、その立地や周辺環境などによって価値が大きく異なるため、評価が難しいものです。そのため、相続人同士で不動産の評価額

もっとみる
相続:  「相続法第58条」 <ー なんじゃ、この法律は?

相続:  「相続法第58条」 <ー なんじゃ、この法律は?

今回は「相続法第58条」についてコメントをさせて頂きます。

さて、何でしょう?

一言では: 市町村が、死亡に関する届書を受理した場合、その事項を所轄の税務署長に通知する義務がるという意味です。 そうすれば税金がとりやすくなりますからね~

「相続税法の第58条」: 「市町村長等の通知」という項目で、市町村長および役場の戸籍担当職員が、死亡に関する届書を受理した場合、その事項を所轄の税務署長に通

もっとみる