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20年ほど、何箇所か引越ししながらblogを書いてきました。何年かお休みしていましたが…

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20年ほど、何箇所か引越ししながらblogを書いてきました。何年かお休みしていましたが、こちらに引越し、心機一転ポツポツ書いてみようと思います(^^)

記事一覧

嘆きの泉

8月が終わった。 生徒達の夏休みも終わった。 2学期が始まる。 ということは、夏休みで生活リズム崩れた生徒達が、規則正しいリズムに戻す時がやってきたということ。大…

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1か月前
16

小さな花丸

梅雨のシーズンに入り、蒸し暑さが増していく季節となった。小学校では、プールの授業も始まり…蒸し暑さと日々の疲れが積み重なり、来るのがやっとという生徒もいる。 集…

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3か月前
15

褒めるタイミング

生徒によって、自分のアピールの仕方は違う。 今日は間違えずにできたと言葉で伝える子、言葉なく笑顔などの表情で表現する子。 こういった分かりやすい子は、そのまま一…

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4か月前
13

石を穿つ

今朝の虎に翼を見ていたら、自分の子供の頃のことを思い出した。 子供の頃から、長とつくものになることが多かった。小2の時の通学班の班長に始まり…委員会の委員長、学…

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4か月前
15

仕事の一コマ

threadsに仕事の一コマという、不定期であるが、生徒達との心に残った日常を切り取った話を書いている。その仕事の一コマの小話が、この半年余りで、その25まできた。(拙…

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5か月前
23

仕事における余白

3年9ヶ月余り、朝活書写という書写お題を毎日書いている。私が書く時に一番気をつけてているのが、紙に対する余白。 朝活書写のお題は、著作権切れの小説などの文章のひ…

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5か月前
26

春が来ると思い出す

春は、新年度、新学期、進級… と、季節の変わり目で、なんとなく気忙しい。 そして…4月になると、思い出してしまうのが亡くなった親友のことだ。 それは、連絡が途絶え…

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5か月前
30

出る杭は打たれる

子供の頃から、誰かと群れるのが苦手で ここで手を挙げずに、自分の意見言わなければ、いい人で終わるのに…言わずにはいられない。 仕事のミィーティングで、改善点があ…

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7か月前
25

バージョンアップ

英語の勉強をやり直し始めた時… 実家や友人が誰もいない辺境の西の地で、1人子育てを奮闘していた頃。小さな2人の子がいて、何かをするといっても、家で出来て、お金があ…

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7か月前
21

早さの呪縛

世の中、みんな忙しい。 大人も子供も。 何でも効率化が求められて… ゆっくり何かをするという心の余裕がない。 教室の生徒たちを見ても… 教室に来る前に、部活だった…

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9か月前
22

勝負所

10月から前にいた教室に戻って2ヶ月余り… 前からいた生徒も、そうでなかった生徒とも、やっとお互い慣れてきた。 2つの教室とも(一つの教室は変わらずそのまま)教室が…

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10か月前
9

真剣勝負

教室に来る幼児の年中さんのある2人の女の子。 どちらも、自己主張が強く… 自分のやり方を譲らない(笑)。 算数の計算プリントを2人がする時… 同時に見るわけだけど(…

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10か月前
15

心の支えになるもの

晩秋を迎え、そろそろ受験シーズンに入る頃。 先日、教室に送迎に来る親御さんが、疲れが見えているように感じたので、それとなく聞いてみたら…中学受験のお兄ちゃんのこ…

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10か月前
22

心の声

文字以上に伝わるのが、声... 文字からでも相手の感情を汲み取ることが出来るけれど、ある程度はごまかしもきく。 でも、声は、そうはいかない。言葉では「大丈夫、元気だ…

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10か月前
12

一人反省会

仕事終わっての帰り道 いつも一人反省会しながら帰る🚃 出来ない わからない 無理と言える子はいい。 そう言えない子も沢山いる。 口に出せない生徒の心の叫びを察し 少…

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10か月前
15

立場逆転

15年前、1人で子供2人を育てなくてはいけない状況になった時(その前からワンオペではあったけど。)私のプライオリティの第一位は、子供のこととなった。 兵糧攻めに遭お…

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11か月前
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嘆きの泉

嘆きの泉

8月が終わった。
生徒達の夏休みも終わった。
2学期が始まる。

ということは、夏休みで生活リズム崩れた生徒達が、規則正しいリズムに戻す時がやってきたということ。大人でも、一度崩れた生活リズムを戻すのは難しい。ましてや、子供達なら、尚のこと。

教室閉める1時間前ぐらいに来る生徒達は、特に忙しい子達が来る。つまり、疲れがピークで、お腹も空いてイライラした状態で来る。

この前、そんな生徒が2人来た

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小さな花丸

小さな花丸

梅雨のシーズンに入り、蒸し暑さが増していく季節となった。小学校では、プールの授業も始まり…蒸し暑さと日々の疲れが積み重なり、来るのがやっとという生徒もいる。

集中力が他の季節より落ちる時期。
だから、何とか来て良かったと少しでも思って帰ってもらいたい。色々と工夫はすれど、なかなか難しい。

基本的には、プリント全問出来た時に花丸を書くことになっている。でも、私は、たとえ全問正解でなくても、一番上

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褒めるタイミング

褒めるタイミング

生徒によって、自分のアピールの仕方は違う。

今日は間違えずにできたと言葉で伝える子、言葉なく笑顔などの表情で表現する子。

こういった分かりやすい子は、そのまま一緒に喜んであげればよい。

でも、喜びを表に表現出来る子ばかりではない。

ある年長の女の子。
数字を読み、書くから、今年の春から足し算になった。最初は+1、慣れてきたら+2…今月に入ってからは、+3になった。

+2までは、+1の次だ

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石を穿つ

石を穿つ

今朝の虎に翼を見ていたら、自分の子供の頃のことを思い出した。

子供の頃から、長とつくものになることが多かった。小2の時の通学班の班長に始まり…委員会の委員長、学級委員、児童会の副会長…

中学になってからは、生徒会の書記、そして生徒会長に。今の時代では、女子が生徒会会長になることは普通だと思うけど…私は、その中学でも、市内でも…初の女子の生徒会長だった。

当時は子供の多い頃。中学の全校生徒12

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仕事の一コマ

仕事の一コマ

threadsに仕事の一コマという、不定期であるが、生徒達との心に残った日常を切り取った話を書いている。その仕事の一コマの小話が、この半年余りで、その25まできた。(拙い話を読んでくださる数少ないファンの方に感謝している🙇‍♀️)

書く内容は、本当に些細なこと。
例えば、朝7時に家を出て、通勤するサラリーマンのように満員電車に揺られて都心の私立に通う小5の生徒がいる。

疲れてもよっぽどのこと

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仕事における余白

仕事における余白

3年9ヶ月余り、朝活書写という書写お題を毎日書いている。私が書く時に一番気をつけてているのが、紙に対する余白。

朝活書写のお題は、著作権切れの小説などの文章のひと文がお題にとなっているけど、その日によって、短い時、長い時があり…それは本文だけでなく、タイトルなどでも。毎回、どう紙に収めるかを書く前に頭の中で思い描いてから書いている。

余白といえば…仕事でも余白が大事だという話が、先日、私が行っ

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春が来ると思い出す

春が来ると思い出す

春は、新年度、新学期、進級…
と、季節の変わり目で、なんとなく気忙しい。
そして…4月になると、思い出してしまうのが亡くなった親友のことだ。

それは、連絡が途絶えたのが4月だったから。あの時...もっと伝えることがあったはずなのに、本当に他愛のないことだけしか話せなかった。メールでも、電話でも。

それ以来、人生には、突然終わりが来ること。
突然、目の前の人がいなくなること。
それを、頭ではなく

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出る杭は打たれる

出る杭は打たれる

子供の頃から、誰かと群れるのが苦手で
ここで手を挙げずに、自分の意見言わなければ、いい人で終わるのに…言わずにはいられない。

仕事のミィーティングで、改善点があるかと問われた時に、今ある現状を伝え、こうしたら良いのではないかと提案する。

そこで建設的に意見を交わせればいいのだが、初めから出来ないと否定され、感情的に訴えてくる人に、どう対処すれば良いのか。話し合いは平行線のままで終わる。

前回

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バージョンアップ

バージョンアップ

英語の勉強をやり直し始めた時…
実家や友人が誰もいない辺境の西の地で、1人子育てを奮闘していた頃。小さな2人の子がいて、何かをするといっても、家で出来て、お金があまりかからないもの、隙間時間で1人の時間が持てるものはないかと探して…見つけたのが、ラジオ講座だった。

まさか、そうして始めた英語が、仕事になるとは思ってもみなかった。2人の子育てを1人でしながらの隙間時間なんて、本当に、なかなか作れる

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早さの呪縛

早さの呪縛

世の中、みんな忙しい。
大人も子供も。

何でも効率化が求められて…
ゆっくり何かをするという心の余裕がない。

教室の生徒たちを見ても…
教室に来る前に、部活だったり、学童、習い物だったり行ってから来る子も多く、常に、時間に追われている。

だからなのか、幼稚園や保育園、学校などであったことを、私に話したがる子もいる。仕事一日して、子供のお迎えして、帰宅して夕飯などの家事をする親御さんには、子供

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勝負所

勝負所

10月から前にいた教室に戻って2ヶ月余り…
前からいた生徒も、そうでなかった生徒とも、やっとお互い慣れてきた。

2つの教室とも(一つの教室は変わらずそのまま)教室が閉まる1時間前あたりから来る生徒は、なかなか手強い、一癖も二癖もある生徒が多い(笑)。普通だと、上手くいくやり取りも、全く通用しない😅

その中に1人、親御さんの仕事がとても忙しく…週2回の教室日のうち、週一しか来れない小2の女子が

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真剣勝負

真剣勝負

教室に来る幼児の年中さんのある2人の女の子。
どちらも、自己主張が強く…
自分のやり方を譲らない(笑)。

算数の計算プリントを2人がする時…
同時に見るわけだけど(忙しい時はもう1人同時に見る。)2人の勝気な性格を把握し、上手くのせて、やらせないといけないのだけど…

当然のことながら、片方だけに声かけしてはダメだし、褒めてばかりでもダメ、こうしたらいいよ〜のアドバイスも、この2人は受け付けない

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心の支えになるもの

心の支えになるもの

晩秋を迎え、そろそろ受験シーズンに入る頃。
先日、教室に送迎に来る親御さんが、疲れが見えているように感じたので、それとなく聞いてみたら…中学受験のお兄ちゃんのことで悩んでいると言う。

「先生のお子さんも中学受験されましたか?」
「はい、2人とも受験しました。」
「受験のことで、子供がイラついたりして…それに私もイラついてしまい。どうしたらいいものかと。」
「親が出来ることは、子供の好きなご飯を作

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心の声

心の声

文字以上に伝わるのが、声...
文字からでも相手の感情を汲み取ることが出来るけれど、ある程度はごまかしもきく。

でも、声は、そうはいかない。言葉では「大丈夫、元気だよ。」と発しても、そうじゃないことがすぐ分かってしまう。それは、発している声が、その時の心の想いにのせて発してしまうから。

だから、相手を思いやる言葉を発するときは、特に心をこめて言わなければ、相手の心には響かない。上辺だけの言葉だ

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一人反省会

一人反省会

仕事終わっての帰り道
いつも一人反省会しながら帰る🚃

出来ない
わからない
無理と言える子はいい。
そう言えない子も沢山いる。

口に出せない生徒の心の叫びを察し
少しでも変われるキッカケとなれたら
いいなと思って、接している。

勿論…
そんなの簡単じゃないと分かっている。

でも、やり切った
自分もまんざらじゃないと感じて欲しい。
出来なかったことをアレコレと並べて
否定するばかりではなく

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立場逆転

立場逆転

15年前、1人で子供2人を育てなくてはいけない状況になった時(その前からワンオペではあったけど。)私のプライオリティの第一位は、子供のこととなった。

兵糧攻めに遭おうとも、あちらの両親が色々とあることないことを言って、精神的な攻めをしようとも、そんなのはスルーして、とにかく子供達を守り、独り立ちさせるまで頑張ること。これが、私の親の務めだと思って頑張ってきた。

何があったかなんて、ここに書いた

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