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勝負所


10月から前にいた教室に戻って2ヶ月余り…
前からいた生徒も、そうでなかった生徒とも、やっとお互い慣れてきた。

2つの教室とも(一つの教室は変わらずそのまま)教室が閉まる1時間前あたりから来る生徒は、なかなか手強い、一癖も二癖もある生徒が多い(笑)。普通だと、上手くいくやり取りも、全く通用しない😅

その中に1人、親御さんの仕事がとても忙しく…週2回の教室日のうち、週一しか来れない小2の女子がいる。話しかけても、ニコリともせず、淡々とプリントを解く。本当に小2なのかと思うぐらい大人っぽい。でも、どこか寂しげで、本当は色々と言いたいことがあるのに、我慢しているように見えた。 

算数は得意だけど、国語の読解は苦手…
最近の生徒にありがちな、読みが浅く、きちんと読めてない、問題文と本文をちゃんと読み込んでない。なので、一度間違うと、それで心折れてしまう。

でも、国語…読解力は、その後習う英語においても、何においても使う必要なもの。大人もそうだけど、ネットでググってしまえば、答えが、瞬時に出てしまう今の世の中で、じっくり読んで、考えて、答えを導くというのは、なかなか骨の折れることなのかもしれない。

そこをキッチリ読ませて、解かせるように仕向けるのが、私の仕事だけど…普通の生徒でも、それをするのが難しいのに、さらに手強い生徒にそれをさせるのは、なかなかの難題😌

どう導いていけばいいのか…試行錯誤を続けていた。その生徒を託されてから3週間ほど経った、先日の教室日。

相変わらずニコリともせず、淡々と解いている。でも、ほんの少しだけ目の輝きが見えたのが分かった私はすかさず…

「〇〇ちゃんが、算数は得意なのは知ってる。国語解く時になると、萎えているのも知ってる(笑)。でも、最初の頃よりも、粘り強く解けるようになってきてるから…必ず出来るようになるから、一緒に頑張っていこう。次も待ってるから。」と声をかけた。

満面の笑みとはいかなかったが…
口角が少しだけ上がったのは分かり、嬉しかった。

でも、ここからが、勝負。
少し得た彼女からの信用を大切にしならがら、彼女の持ってる能力を少しずつでも、引き上げたい。

出来るかな…
自信はあるわけではないけど
任されたからには、頑張らねば。

—-
【編集後記(笑)】

久しぶりの更新になりました😅
今日の仕事の一コマ、シリーズ化かな…
(こんな話でも良いですか😆)

書きたいことあれど、なかなか書こうと思った時に書けなくて。タイミング逸して、お蔵入り話もいくつかあります。

急に冬模様になりましたね❄️
師走で、忙しい日々となりますが、
お互い体調に気をつけて。
今月もよろしくお願いします☕️

pekoe

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